川べのお茶

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仕事のこと、暮らしのこと、時々ぼやき(?)

お引渡し

2023-12-16 | 現場のこと
この家の中に初めて入ったのは、
木工事の始めのころ。



ようやくサッシ枠を取付ようかという時期で、
材料や道具が現場に置かれ、
まだまだ工事真っ最中だったのですが、
何というか、不思議な雰囲気を持った建物だなあと思いました。

静寂な、それでいて明るい、
なんだか寺社の神域に踏み込んでいるような、、。
空気までもが清浄な気がしたのを覚えています。
(木くず舞う現場なんですけどね。笑)

その印象は、完成してお引渡しした今も変わりません。







静かな明るさはそのまま、
平面図の「〇帖」では汲取れない、伸びやかな空間の建物です。



毎回どちらの現場でも感じることですが、
同じ設計・施工のスタッフが携わっているのに、
技拓工房の家は1軒として「同じような」家にはなりません。
これはまさしく、
お施主様それぞれの個性が反映されているのでは、と思います。
(施主のM様、終盤は「任せるよ」と言ってくださいました)
お打ち合わせを通じてカタチにならない思いまでも汲取り、
その方だけの家が出来上がってゆく、
これこそが「注文住宅」を建てる醍醐味、というものでしょうか。

多くの方にご見学いただき、入間市M邸完成現場見学会は無事終了いたしました。
ご参加の皆様はもちろん、
大切なお引渡し前の家を快く内覧させてくださったお施主様に、
心からお礼申し上げます。
どうぞこの美しい家を楽しんでお暮しいただけたらと願っております。


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