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アプロン=体のまっすぐな軸。ヨガ&バレエを楽しむサイト♪

ソックツの話 その②

2011-06-24 08:13:18 | Yoga

そう、ヨガのソックツは後屈気味だという話を以前書いたのですが・・・一番特徴的なのは、顔です。

ヨガでは二の腕から天を見上げるようにしています。 

このとき・・・ポーズの作り方にコツがあります。最大のコツは、

後屈してから側屈すること!!!

顔の向き=頚椎。 頚椎の動きには、伸展(伸ばす)と屈曲(曲げる)があるわけですが、どちらの動きにしても、同じ方向に回転(横を向く)するのは易しく、反対は難しい。

つまり右にソックツしているときに右に首を倒すのはカンタンだけど、左上を向くのは難しい・・・。

でも、ヨガのソックツって、右に倒しているときはお顔は左上をむいていますよね? そう顔の向きを最後に作ると、とっても苦しくなってしまうのです!これは頚椎の回旋が起るからです。

一方、胸椎や腰椎は、この方向の制限がないのです。胸椎や腰椎は屈曲(曲げている)している場合は同じ方向への回旋(ねじり)がやりやすい。

でも伸展している場合は反対方向に回旋するほうがお肉がつぶれずに済みます(笑)

《まとめ》 

やりやすい回旋の方向

     屈曲   伸展    
頚椎   同じ   同じ

胸椎   同じ   反対
腰椎   同じ   反対

そこで問題になってくるのが、ヨガのソックツは屈曲なのか、伸展なのか?ということ。

曲げているのか?伸ばしているのか? え、当然曲げているって?でも、ジャーヌシルシャーサナ=前屈は曲げていませんよね?倒している。つまり背骨は伸びているのです。初心者の人は背中を丸めてしまって背骨の高いところが伸びています。

同じことでソックツも、倒している場合は、腰の下のほうが伸び、曲げている場合は体側の高い部分が伸びます。

人間の体は複合的な動きをするので、合わさって起るわけですが、基本的に伸ばしたいのがヨガではないかと?

そして、もうひとつは、首は背骨の延長線という法則。脊椎の流れ(胸椎・腰椎の流れ)と首(頚椎の方向)が違うことはあまりありません。

ということから考えると、ヨガのソックツでお顔が上を向いているのは、胸椎の回旋の結果なのではないか?。

そう考えて、背筋を伸ばし(伸展)、天を見上げ(胸椎の後屈)、左を向き(胸椎の回旋)、右に側屈すると美しいソックツが作れます。

ソックツでお首が苦しくなってしまう人は、ぜひ試してみて!

まぁこう考えると、バレエでプロフィール(横顔)を見せるソックツは背骨の延長線上に素直にお顔があって素直で安全なソックツですね。

(参考:『よくわかる筋肉・関節の動きとしくみ』中村和志 )

自分のバレエ、自分のヨガを実行しよう!

2011-06-07 20:31:57 | Yoga
今日は自分へのご褒美で、久しぶりにマッサージを受けました。うーん、3年ぶりくらい?
全身ローズの香りでとっても癒されています。

マッサージをしてくれたのはヨガの同僚です。同僚はエステシャンでもあるの・・・やっぱり話題はヨガのことに。 

「本物のヨガって何ですかね・・・」 なんて同僚はちょっと迷宮に迷い込んでいるようでした。

■ 「バレエじゃない!」

先日、バレエで新しい友人が出来ました。 都会から越してきた人たちは、地元の人とはなんとなく最初はなじめなくて、少し遠慮がちなもの・・・そんな空気がよそ者同士なんとなく読めて、お近づきになるのはいつも都会からこちらに越してきた人です。

その友人はいわく、その友人と出合ったバレエスタジオは「バレエじゃない!」 
私が行っていた”激しいバレエ”の先生のクラスを勧めたらとっても気に入ってくれたようです。(あれま!)

うーん、バレエ・・・。一口にバレエって言っても、バレエには色々な側面があるんですよね。多面的で奥深い世界なんです。

ピルエットが回れることもバレエだし、音楽が聞こえなくてもまるで音楽が聞こえてくるかのようなダンスが出来ることもバレエだし、バレエレッスンではパ(ステップ)を練習するので足の運動がメインのようにも思えますが、アームスの動きは、足がリズムとすれば、腕はメロディ・・・アームスのないバレエはホント味気ないもの・・・。
強くて細い軸をもつこともバレエだし・・・(だからバーレッスンは重要)。 

すべてを網羅するレッスンというのはあまり見たことがありません。先生たちは長いスパンで考えて、これをできるようになったらアレをマスターさせよう、と耽々と計画を練っているので(笑)、アームスが後になっている先生のクラスでアームスを強調されないだけでやっぱり上達してきたらアームスはかなり直されます。

今のレッスンでピルエットやグランジュッテが出てこなくても、後々出てきます。あるいはリバースのパドブレ、普通のができるようになる前に出てくるのは、そのほうが上達が早いという先生の判断・・・たしかに右足ダンサーって言われるより最初から反対側だってできるように脳トレ、しておくのはいいかもしれません・・・

太っていても踊れます(^^)!でも、踊りはキレイ?キレイでない?で判断されます。それがバレエ。テクだけで判断はされません…ということは太っていること、あるいは姿勢が悪いことは著しく不利ですね(^^;) 太った人が踊りを語っても”?”な顔をされてしまうのは致し方ないところですね… でも、お顔のつくりはそんなに重要でないってのが朗報(笑)?!

というワケでバレエもとっても多面的なのです。 

それを無視して、「バレエじゃない」ってのは、単に今この時点でバレエに求めることを先生のレッスンに見つけられないってだけ。

バレエって誤解が多いんですよね・・・ヨガの同僚と話をしていて、バレエは競争社会であることを説明すると
「だって競技だもんね」と返事をしてくれました・・・(^^;)

いや~バレエは競技ではないんですけどね~。コンクールはありますが…それはフィギュアスケートとは違い、若手を見出すためにやるもの。
バレエは、例えばフルートとかバイオリンとかと同じく、芸術なんです・・・。芸術にコンクールがあるのも変な気もしてきますが、でも、絵画でもありますよね?コンクール・・・。 ま、バレエはカラダという楽器で奏でる音楽、と思ってもいいし、カラダという絵の具で描く絵画と思ってもいいのです。 よく総合芸術といわれますが、カラダを使って何がしかを”表現”するのがバレエです。

だから”表現したいこと”がないと中身が空っぽの踊りになります。

逆に、「バレエってお嬢さんがやっているラクな体操でしょう?」みたいな誤解もありますが・・・(^^;)
バレエはオリンピックの選手並にアスリートな芸術です・・・。 ラクなことは一切ありませーん。

ヌレエフだって「どんなに練習してもやすやすとできるというわけには行かない。けれど出来なかったことが出来るようにはなる」
と言っているそうです(笑)。 カンタンに出来ることは目指せないですね~


■ ホントのヨガ?

ヨガもこれと似ているところがあります・・・ ヨガって女性がやる美容体操のことだと思っていません(笑)?
あるいはヨガって”修行”だと思っていません? 

昔からあるヨガ道場は最近のヨガブームを苦々しく思っているらしく、「あれはホントのヨガじゃない」って言ったりもします。うーむ、ヤマ・ニヤマを知らないのかな??

ヨガは競争ではない…確実にいえることです。けれども進化していくもの…。

ヨガって幸せへの道のりです。そこのところは、最初は分からなくていいのです。

というのも「終末へいたる道は多し」という有名なセリフがあります。
頂上へいくには色々な登山道があってもOK、ってことなんですよね。

美容とか健康とかは、副産物みたいなものです。ヨガの修行という側面もヨガ。
アシュタンガはとってもパワフルですが、ヨガだし、全然パワフルじゃないリストラクティブだってヨガ。 

でも、アサナをとっているときに、「今日の晩御飯何にしようかなー」って考えていたら、ヨガじゃない。

既に出来ている動きを「私なんてまだまだ」と自己否定するのもヨガじゃないし、「あの人と比べて私は・・・」と自分を小さく思うのもヨガじゃない。

自分を他の人と比べて定義しなくていいのがヨガ…

でも、腹筋をつけたい!と思ってナバーサナを頑張ってもいいし、ヒップアップしたいと思って、セツバンガーサナやってもいいんです・・・むしろいいくらい。だって、腹筋と思ってやった人はホントに腹筋に効いているか、カラダから感じようとするでしょう?そうこうしているうちにどういう動きをすれば腹筋に実際効くのか考えるようになります。

入り口は色々でも、アサナをとってくうちに、アサナ自体が気持ちよくなってきて、やがてヨガをすることが好きになってきます。そして、それはなんでかなーなんて考え始めたら、もうヨガの道にしっかりハマッテイマス(笑)

そうこうしているうちにカラダが柔らかくなることや、ウエストが細くなっていくことなどオマケみたいなことで、むしろやっているプロセス自体が気持ちよいこと、幸せの一形態なのだ、と分かるようになります。今日もヨガができる体でいてよかったなー。

イライラしていた心が落ち着き、与えられたものに感謝でき、そして、足るを知り、”もっともっと”とむさぼることが無くなる。

競争を手放して、自分を受け入れる・・・大切なのは人があなたをどう思うかではなく、自分が自分をどう思うか。

下を見ても、上を見てもキリがない。だから人は自分の近くの人をみて、上か下か判断します…けど、そもそもキリがないんだから比べても仕方ないよね?


■ 向上心のアンチテーゼは貪り

今の自分をもっと良くしたいと思うことは、今あるがままの自分を愛してあげることともちゃんと両立します。心配無用!

”もっともっと”いう向上心は素晴らしい心の栄養ですが、副作用もあります。それは今の自分を愛せなくなること。自己満足を否定するからです。

きっと満足してしまったら、それ以上向上できない、という思い込みや、不安、恐怖があるんですね。

自分を愛することが頑張った自分、達成に対しての”交換条件”になってしまい、頑張った自分はさらにそのさらに上を目指すので、いつまでたっても(自分を愛すること)は”お預け”。これでは自分が可哀想です。

小さい頃、お母さんは「100点とったら愛してあげる」なんていいませんでしたよね?
でも人は自分に対してはついうっかりそんなことをしてしまい勝ち。

自分の欠点と長所を数えて欠点を減らして完璧な人間になろうと努力してしまう。
こんな自分なんて嫌、嫌い!って。それでガツガツと欠点を無くす努力をするのです。

カラダが硬い自分は嫌だ、とか、太った自分はいやだとか…ある程度努力で変えれることはいいのですが、努力ですべてが変えられるというのは少々人間のおごりなんですよね。

それより、自分の良さをさらに伸ばし、自分らしさを受け入れて生かしていくほうがどんなにか効率的でしょう。そうすると自分とソックリの友人ではなく、自分の欠点を補うような長所のある友人、つまり正反対の友人、がとても貴重な友人だったのだと気がつきます。

違う自分になるのではなく、今ある自分を生かす、自分らしさを後押しすること。それがヨガが教えてくれる”自分の愛し方”ですね・・・

”好きになれる自分”を作るヨガってステキだなって思うようになります♪

ちなみに、バレエも”好きになれる自分”を作ってくれます☆ 
バレエが好きな自分が好きっていうことなんですけどね(^^;)結局バレエがすきってことか・・・、アハハ(笑) 

ヨガではどんな自分が好きかな…と心に問いかけるプロセスが多くて、心の声が(好きな自分)言い換えれば(なりたい自分)を掘り起こしてくれます。

この場合なりたい自分はあれじゃありませんよ~億万長者とか、どっかの絶世の美女とか…(笑)それはちょっと幼稚な煩悩ってヤツですから…そうではなくて、自分という今の立地点から、どんな自分が好きかな?って考えたときに湧いてくる”自分らしい自分を今やっている自分の姿”ってものです。

バレエでちゃんとアームスつけてエレガントに踊っている自分のほうが、どこ見て良いかわからなくて目が泳いでいる自分より、自分らしい自分でしょう?多分。
ヨガだってお腹と太ももつけて涼しい顔で前屈している自分のほうが、ウエストから曲げて顔をぎゆっとしかめている自分より、きっと自分らしい自分でしょう?

余談ですが、バレエで大成した人はナルシストが多いんですよ~(笑) 行き過ぎはちょっと気持ち悪いけど、良い意味のナルシシズムと向上心は同居できるんですよね!

タダサナの足&脚の研究

2011-06-04 20:33:04 | Yoga
先週、アヌサラのWSに行ってから、タダサナの時の足幅と足の揃え方を見直しています。

カラダは正直ですね、もう脚の形が違ってきました!たった1週間♪

■ 骨が先か?アライメントが先か?

私の足首は実はすこし外側に倒れています(回外足)。後ろからみると顕著で、母親の踵とソックリ。
なので小指側に体重が掛かりやすく、ポアントではよほど気をつけておかないと、外に体重が逃げてアブナイ。

ですが、最近タダサナのスタンスを見直して、もしかして、骨が歪んでいるから足がまっすぐにならないのではなく、まっすぐ地面を踏んでいないから骨が歪んでいるのではないか?と思っています。

まず、まっすぐ、を作る。すると足首の骨の位置も正常化してきたような気がするからです。

もしかして、重心の流れが先で骨が後なのかも???

■ まっすぐの作り方 - 骨模型をまねる 

そうなると、重要なのは、まっすぐをまず作ること。 タダサナの足(脚)はバレエの6番。つまり、足と脚をパラレル(平行)。 

このパラレルが奥が深いんですよね~。足は言うまでも無く、かかとで細く、つま先側に行くにつれて広がり、また指の生え方は色々です。

靴業界では、足の形を分類しています。バレエではこの知識は有名ですがヨガではあまり言いませんね。

①エジプト型、②ギリシャ型、③スクエア型
http://www.aikis.or.jp/~ohana/ohana63.htm

私は左右で①と②. バレエ的には一番良いのは③です。

で、私が言いたいのは、どの足型でも、足の内側と外側の線はかかとから前に向けて、それぞれ扇状に広がっているということです。

つまりまっすぐというときに、足の輪郭を見て揃えていたんではいつまでたってもまっすぐじゃない。

「つま先を揃えて」というと、かならず、足の内側をピッタリとつけてしまいます。すると少し外股(トウアウト)になりますよね。

それを防ぐために今度は、「足の外側がマットに平行になるように」という。すると少し内股(トウイン)になります。

どっちも微妙にまっすぐでない~!もちろん、お肉は柔らかいですから押し込んだりしてまっすぐに見える形を作ることはできます。でも、重要なのは肉がまっすぐ、カラダの輪郭がまっすぐに見えることではなくて、骨がまっすぐってことなんですよ。

骨で考えると、”まっすぐ”は、脛の骨の先端に足首の骨がぶらさがり、その重心が乗る線の延長線上に左右非対称に足の平の中心がくる、です。足の平の中心は一般的に第2指と3指の間と言われています。

足の平の中心で分けると、ぜったいに左右非対称なのです。靴でもオブリーク型ってのが有名です。

<私の中心の見つけ方>

① まずひじがある椅子に座って肘掛に足をかけたり、あるいはお風呂に入っているときに淵に膝から下を引っ掛け、脱力します。
   (これは人骨模型のように上から骨を吊って自然な重心に取り戻すため。)
② 膝だけを何かで支え、膝下はブラブラさせておきます。
③ ブラッとしている膝下を膝上から観察します。 必要なら片目をつぶって。

こうやって自分の脛のラインを確認すると、脛がゆるいカーブを描いて外側に湾曲しているのが分かります。

しかし、足首は、まあ当然ながら膝の真下に下りています。 つまり、O脚といえども、膝と足首を結ぶ弧を描いているのであって、別に足首と膝が揃わないわけではありません。そりゃ当然です、つながっているのですから(笑)

こんなこと、改めて考えると当然ですが、なぜか立つとO脚の人は足首と膝頭が整列しないのが当然だと思われていますよね?

さらに脛というのは2つの骨で成り立っていますが、太いほうの骨(見えていて触れるほう)が主要な体重サポート役です。(ま、当然か。)つまり、内側の骨を体重は通る。

さらにその先の足首の先を見ると、足指が見えます。ジーッとみて、どこに中心が下りているか・・・人差し指と中指の間です。 これと同じコツ(骨)のアライメントを立っていても作るのです。

筋肉はそのホネのサポート役。私たちの体重を支えているのはあくまで骨なのですから・・・。

かかとも要注意です。踵というのは、一般的には丸く、くるんとした部分全体ですが、重心が通るのはその丸い骨の真ん中あたりですよね。 正確には・・・。

キチンと脛骨に体重が乗れば、内側についているひらめ筋が必要になります。頼まなくてもサポートしてくれるはずなのです(笑)

■ スタンス

スタンスというのは、脚幅のことです。脚幅を狭くすると、どんな動きでも一般的に安定しにくく、難しくなるといわれています。

タダサナの足も脚と脚の幅は狭いほうがより安定しつらく、広いほうが安定しやすい。
それはバレエで1番より2番が安定がいいのと同じです。

このスタンスですが、骨盤幅より小さいと腰・膝・足首のアライメントはどうでしょう?骨盤幅より狭いということは、まっすぐではなく、床を頂点とする逆三角形を骨盤と脚で作ることになりますよね?

もし上から吊り下げられている骨模型だとすると、脚は足の付け根の真下にぶら下がるはず・・・だから本当のまっすぐというのは多分、骨盤幅に開いた足なのです。

最近、これでタダサナを作るようになって、足首が楽になってきました。

こころなしか、内くるぶしの骨の出方も正常化してきたような気がします☆

湿邪の季節

2011-06-02 20:35:18 | Yoga
最近、冷えますね~。 4月は「えっ?春すっとばして夏?」ってノリだったのに
5月は急に寒かったり・・・また冷え性。

6月といえば日本ではさわやかな季節とは言えず梅雨入りです。梅雨といえば、湿度。

冬は冷えなかったのに最近なんだか冷えるなぁ・・・、と思いながらふと気がつきました、湿邪です。

湿邪・・・漢方では湿度がカラダをだるくさせたり、体液の循環を悪くさせたりして、
皮膚病や重苦しい気分にさせると考えています。私は湿邪に弱い体質なんですよね。アトピーもち・・・典型的。

取り除くのが一番難しいと言われるのが湿。寒とか熱とか、食べ物で取り除いたり出来ますが、湿邪を取り除くのはとっても難しいとされています。 基本的にはどんどん水分代謝を促進するため、利尿作用のあるものを摂ります。

■ 湿には湿?!

私が行っているのはホットヨガなのですが、ホットはヨガ界では少々異端児で、一般的なヨガの本ではあまり良くは書かれていません。ホットの代名詞ビクラム・ヨガは、カラダに負担が重いヨガスタイルとされています。教える側からも人気がなく、実際、暑い&蒸している環境で声を上げるのは少々ツライです・・・。

しかーし! 私は発見しました!湿邪には湿!湿をもって湿を制す?(笑) 

ホットヨガ、常温と何が違うか?って言うと、代謝促進です。特に水分代謝が正常化。

普通のヨガをやった後より爽快感が違います。でも、一般に言われるように、痩身効果がとりわけ高いわけではアリマセン。

実際は、ホットヨガでかく汗は、多少擬似的で、空中湿度が体表で結露しただけ、という部分もあります。 
サウナと同じでホットヨガで体重が減った気がしても、それは体内の水分が失われただけで水を飲んだら
元のもくあみ(笑)。 だからといって、体重を気にして水分を取らないのはカラダに悪いので水を
たくさん飲んでください。 ということは体内の水分は入れ替わっているわけです。 
悪い水を出していい水を入れる。ホットで痩せる人はもともとむくみで太っていた人など、水分代謝が正常化した結果やせる人です。

柔軟性を高めるヨガ。柔軟性を高める=カラダを温める効果については、お風呂などの外から温める、のより、運動で中から温める、のがもっとも効果が高いといわれています。

お風呂の後のストレッチより、本当に良いのは運動後のストレッチです。
カラダがしっかり温まるのは運動だからです。

ただヨガは運動としては強度が低いので、体内で熱を作る作用は他のもっと激しい運動(例えばサッカー)
と比べ低い。ヨガで体温を上げるのは他の運動と比べればちょっと余計に時間が掛かります。それを補うのがホット環境。暖めて、温まる。でも、ホットでやると外からも熱を与えているので、伸ばしすぎの害(筋力低下やだるさ)が気になります。

私的には温度は多少あっても快適なぐらいだったらいいけど、湿度はイラナイな、と思っていました。でも、考えを改めました!湿邪には湿度がいいみたい。

室温の高さでカラダの表面を暖め、ヨガで体内からも暖めるので水分代謝は良好なのがホットヨガ。

湿邪で冷えた体には特にオススメです。

■ 漢方

ホットヨガの後は通常のヨガより栄養分の吸収がしやすい体が出来ます。 
そこでお腹が減ったから、喉が渇いたからってビールを飲んでいたら元の木阿弥。

オススメは漢方です。
漢方は水分に有効成分が溶けています。そして、漢方は、大抵のものが空腹時に飲め、と指定されています。空腹なとき・・・それはヨガの後(笑)。
すっごく吸収が良いのでチョコとか食べるわけにはいきません。

水分補給できてマイルドな薬効という意味では、ハーブティも良いですよね。
食べるなら、水分が多くて吸収の良いヨーグルト&フルーツかな。

ホットヨガのお供は良質な水とヨガ後の漢方でキマリです☆

読了 『Yoga As Medicine』

2011-06-01 20:36:57 | Yoga
今日はコーヒー豆を買いに、はるばるラザウォークに行きました。

こないだ買えばよかったのに買い物リストを持っていくのを忘れちゃったので、
カルディに行きながら切らしているコーヒー豆を買い忘れてしまったんですよね。

今日は、ついで買いで安くなっていた海外のクッキーとか、濃縮マンゴージュースなんてものも買ってしまい(^^;)作戦に乗せられています(笑) しまったなぁ。

しかし、今日は@スタバで 『Yoga As Medicine』 を読み終わりました。ああ、幸せ☆ 
Yoga as Medicine: The Yogic Prescription for Health and Healing


この本は翻訳書が出ているのですが、原書とくらべ7000円とお高い!
(今見たら定価3990円になっていました!こないだまで中古本7000円だったのに!笑)

ヨガの本に関しては例えば会計学なんてのと違い、英語が易しい、使われている単語が難しいことはないので(多少の医学用語以外)英語が多少でもできるなら絶対原書で読むほうがお安い、と思います。

何しろ、ヨガの古典の中で、読むべき本はずいぶん昔に翻訳されているせいで少々訳語が時代を感じさせます(^^;)

一方で日本で出版されているヨガ本といえばモデルさんがきれいなヨガポーズをとっているもの・・・Orヨガの先生が個人の体験や経験をまとめたもの。

うーん・・・読むなら、スワミ○○さんなど、ヨガの権威の書いたものか、科学的な見地で検証されたモノ、あるいは、時の淘汰を経たもののほうがいいでしょう。特に人を教える立場になると、裏取りが不十分な本では心もとない・・・。日本の健康本はたまにトンデモ、がありますから。

ところで、『Yoga As Medicine』は、バレエで言うならさしずめ、蘆田ひろみ先生の『バレエダンサーのからだとトラブル 』です。医者の見地から語るヨガ。

■ 痛みが教えてくれるもの

私にはひとつの不満がありました。わたしはねじりのポーズをやるとポーズから戻るとき仙骨付近が痛いのです。

ヨガのレッスンに出るたび、ほとんどの先生にそのことを伝えてきました。答えは「・・・。」もしくは「整形外科に見せろ」です。つまり責任回避。

ひどいな~ちゃんと勉強したの~??(^^;)

この仙腸関節の痛みが整形外科に見せても何にも答えが出ないのは誰でも知っています・・・外科の先生はレントゲンをとって、「ふーん、どこも悪くないですねぇ。しばらくヨガしなければ痛みはでないでしょう。」と言うだけです。

これはバレエにも同じ。それで長くやっている大概の人は、股関節と足首に痛みを抱えます。整形外科に見せてもレントゲンをとってもどこも悪くないっていうのがほとんどのパターンです。で、「レッスンを休め」と。

で。レッスンを休んだところで、再開すればまた痛みはぶり返すのです。それでは、休むなんてバカバカしくなりそのままレッスンを続けることになります。大体、レントゲン代でレッスン2回はでれちゃうし、レッスンしたほうが痛みだって軽くなるんですから・・・

・・・というわけで普通はココに整体士の出番があるのですが、整体で治るのですから、なんらかのズレのはず。
他力で直せるなら、自力で避けれるはずです。 大体、整体代だって馬鹿にならないのです(^^;)

ここで私がいつも思い出すのは、バレエの解剖学の本で読んだセリフです。

「すべての痛みは間違ったテクニックに起因する」  

テクニックが正しければ痛くないはずなのです!ならば、なぜ痛いのか?それはなんらかの間違ったことをやっているからです。

しかし、ここで頼りになる先生というのはほとんどいません。もし同じ箇所に痛みがあれば、運良くテクニックの間違いを指摘してくれます。私もXO脚でハムスが伸びすぎていたいのですが、おなじ脚タイプの先生のときは、1番を広くスタンス取るようには指示されません。でも、違う先生だと1番を開いてもいい、と言います。なぜならXに入っているので開かないと膝の裏が当たって伸びきらないからです。でも私の脚は
伸びきらないように見えてもそこがロックしないで伸びている重心の通り道なのです。

ヨガやバレエの先生たちはポジティブシンキングの悪癖(?)か、痛みに関しては無知なのです。ヨガならヨガ、バレエならバレエの良いところは教えてくれるのですが、副作用について知らないことが多いのです・・・

例えばターンアウトするとき、”お尻を締めて”というのはどのバレエレッスン場でも聞く常套句ですが、痛みの元にもなるセリフです。

つまり、先生方が教えてくれていること(テクニック)は間違いではないが、間違いを引き起こす形でコミュニケーションされているってことです。 それはなぜか?1対1コミュニケーションではなく、1対多コミュニケーションだからです。

バレエで1番のとき”膝の裏同士をつけて”と指示するのは、ヨガでダウンドッグのときに”かかとを下ろして”と指示するのと似ています。30人いるクラスで29人にとってはその指示は良い指示なのに、あとの一人には害になる。

その一人に当たってしまった生徒は”ガーン”ってわけですねぇ。このように団体のレッスンに出る場合は生徒自ら専門書に当たって自らを守る必要があります。頑張りましょう☆

■ 仙腸関節の痛みについて

この『Yoga As Medicine』にもちゃんとこの関節の痛みに関する記述がありました。 

ーーーー以下引用ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
To Prevent SI problems in twisting poses, Judith Hanson laster recommends releasing your pelvis, that is letting it
turn slightly in the direction of the twist, instead of keeping it fixed (as is often taught).
This helps the pelvis and sacrum to twiste in unison, reducing the potential for unhealthy torsion between them.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は真面目にやりすぎているのか…(ため息)

ここにはツイストする方向に仙骨を少しずらして骨盤から引き剥がさないように、とあります・・・普通は骨盤を動かすなという風に言われますけどね。

ホント、バレエもヨガも、骨盤動かすなって口を酸っぱくして言いますけど、厳密に骨盤を固定したらカラダはカチコチに緊張してほとんどロボットみたいになっちゃいますよね。骨盤を動かさないっていうアドバイスは初心者用。先生たちだって骨盤動いています・・・・特にバレエではバットマンでは骨盤一杯動かしてください。

先生の注意は全部自分に言われているように聞け、とは言いますけれど、真面目に聞きすぎると私のように痛いことになります・・・(汗)

実際この本でも、この痛みが現れるのは、体の柔らかい人か、ヨガ歴が長い人、あるいは元ダンサーと書いてあります・・・(汗)。まんまやん!

ちなみにヨガで痛みや故障を発するキケンがある箇所は本書では他に

 ・腰痛および脊椎の問題 
 ・首の故障
 ・ハムストリングスの肉離れ
 ・肩の故障
 ・仙腸関節の引っ張り
 ・膝の故障
 ・足首の故障
 ・手首の故障

です。 まぁ関節という関節は全部と、あとは筋肉としてはハムストリングスということですね。

バレエとほとんど同じで(同じ形でストレッチするので当然か・・・)バレエで関係なくてヨガにあるのは手首くらいですね。

バレエでは股関節&足首の不調が多いです。ヨガではやっぱり腰&手首ですね。

ヨガではバレエでは敗北を意味する床に手をつくこと・・・ヨガではアームスタンドと言って、手で体重を支えるので手根幹症候群は良く聞きます。これを避けるため、手のひらを床に着くときは指の腹を十分につかって手のひら全体に体重を分散させるよう指示します。

バレエもヨガも体にいいことなんだけど、やっぱりポイントポイントでカラダを守っていかないとダメですねぇ… 

あ、ところでこの本はほんとに素晴らしい本でした、超オススメ!

レッスンの指導のエレメント

2011-05-29 20:39:49 | Yoga
ヨガってバレエと比べると自由度が高いのでレッスンの組み方は十人十色…

自分が生徒だったときはなーんにも考えてなかったのですが、色々あるんだなーと
実感中です。

■ クラスの指導要素

ヨガのレッスン構成は非常に自由度が高い。バレエは基本的な流れが決まっているのとずいぶん違います。

となると、自分でレッスンを持つと最初に”?”となるのがどう構成しようか?ということ。

でもココがその人のポリシーの表現なのかもしれません。様々なヨガ流派で定番のクラス構成というものがあるのではないか・・・と思います。

それでもヨガクラスなら、多分、どんなヨガもシャバーサナやダウンドッグは入っていると思います。 

私は実は昔ホットヨガで気分が悪くなったことがあるのですが、今思えば太陽礼拝しかなかったですね・・・
確かジムのスタッフによる即席クラスだったのでクラス構成なんて無しにぶっつけ本番だったのかも。今思えば(^^) 

クラスの指導には、どんな要素があるのか? 今勉強中のアヌサラのTTテキストには
6つの要素が挙げられています。

①クラス構成 
②説明 
③観察 
④調整 
⑤実演 
⑥声  

このうち、ヨガのティーチャーズトレーニングで教えてくれるのは、①のクラス構成だけ。②は基本的に個人で練習します。 

②のコールを教えてくれる、という意味の実際に意味するところは、”丸暗記”のことが多く、セリフを覚えるという作業は、最初どんなセリフを言おうか?と迷っている段階では、セリフそのものが参考になりますが、実際のレッスンでは、丸暗記を復唱することができるのは1回だけ。

丸暗記は生徒にヨガを教えているといえるかどうか・・・なので、ココは”急がば回れ”の精神のほうが良いような気がします。

丸暗記してしまうと、①クラス構成を自分で作る段階で立ち止まってしまうからです。

①ができないとその後もありません・・・そのクラス構成・・・どうクラスを作るか?に○○ヨガの個性が現れるのではないだろうか・・・そんなことを思っています。

私の場合は、最初に簡単なほぐしをしてから、呼吸法、そして太陽礼拝へ。その後がアサナ・・・最後は必ずシャバーサナで終わります。 

というのは、私がシャバーサナ大好きでシャバーサナをいかに心地よくするか?に全精力を傾けているからです(^^)

思うに新米(つまり私)は、①②⑤はあっても、③観察や④調整は欠けています(^^;)。

私は今、声の質がキライで、なんとしても声をきれいにしたい!のですが、声質は個人の資質が大きくモノを言うよう…また確立した声をきれいにする方法もなく(声楽?)まったく別の分野になってしまうが、専門的に勉強するほどではないという…かなり微妙な分野です。 

■ アジャスト?

④の調整(アジャスト)は賛否両論の分野。ポーズをとっている人を調整するのは良くないという意見もあります。 

私もバレエをやっているときとは違い、大きな間違い以外はアジャストはちょっと良くないかな、と思います。
バレエは決まった型に入ることが練習ですが、ヨガは違いますし・・・

それに実はどんなポーズも正解なんですよね。解剖学のDVDを見ていると、その人のベストが曲がったダウンドッグであっても、その方の腕の可動域が小さいだけなら・・・直していると関節を痛めてしまいます。

そうなるとまったく意味がない。気持ちよく筋肉を伸ばすだけなら、結果にはこだわらなくていい。

一方でお腹が緩んでいたりすると・・・多分筋肉も伸びないので・・・そこは直すべきなのですが、お腹に力を入れるかどうか?それは本人しかワカラナイ・・・バレエでは筋肉の動きを見せるためにレオタードを着せているわけなのですが・・・ヨガではTシャツなので・・・厳しいチェックは入りません。

アジャストにはいくつかのステップがあります。

①バーバル(口頭)での調整 (直す&褒める)

②フィジカル(触って)の調整
 1.ただ指し示してそこに意識を向けてもらう
 2.ただ手を当ててそこに意識や力をいれてもらう
 3.軽い圧から徐々に押す 
 4.呼吸を連動させる
 
注意点がいくつかあります。 

 ・ビギナーは調整しない
 ・緊張している人には調整しない

そして、自分自身がアジャストに習熟するためには・・・

 ・自分自身が納得いくアサナができるまでアジャストしない
 ・相手にどう感じるか聞く
 ・手だけでなく、脚も使う (テコの原理)

こうやって書いてしまうとたくさんの情報のように感じますが、実際のところやっていたら、自然にこのようになります。 

これはバレエでいつも直しあいっこしてた時に学んだかも…(^^)
 

幸せの個人的な形&オススメ ヨガ本

2011-05-28 20:40:57 | Yoga
太陽礼拝に最適の時間は4時半、なんてありえない!って話をしていたら、
なんと今日は4時半におきてしまいました・・・目覚め早すぎ(汗)。

■ 幸せの個人的な形

ヨガ、一杯勉強することがあって、シーケンスなんか作っていたら、終わりなき作業に見えてきます。

でも、わたし、そーゆーのが好きだったみたい。 

振り返ってみれば、ソフトウェアエンジニアという仕事も、そして語学の仕事も、”退屈しない仕事を”と思って選んだ仕事だったので、私にとっての幸せの形は

”まだまだ自分には学ぶことがあると感じられる環境にいること” なんだな、と思っています。

そういえば、山も畑も勉強して、実践して、結果の比較研究・・・。私にとって退屈しないことは、例えばパチンコするみたいな面白さではない。学び続けることが、面白いわけで、それが続けられる環境が楽しいわけですね。海外にいて楽しいのは、多分
英語を話すだけで、それが実践できるから。日本で退屈してしまうのは、いくら勉強しても成果を試して軌道修正、ということができないからですね、きっと。

わたしってホント、ルーティンワークはダメな人なんですよねぇ・・・

思うに、幸せの形は人それぞれ。 私にとっては果てしない勉強の地平線が素晴らしく思える、のと同じように個々人が、ああ楽しい!と思える世界があるはず。 
それを見つけるのが大事ですね。 


■ オススメヨガ本

ヨガの本、友人がたくさん送ってくれたので、まるで冬眠前にどんぐりをたっぷり溜め込んだアナグマのように
満ち足りた気分です(笑) 

私自身が買った本も、けっこう良いものばかりです。大正解というもの、テキストというもの、的を外していない
ドンぴしゃりのものに非常にうまい具合に当たっています。 そこで、オススメヨガテキスト・・・

《オススメ ヨガ本 ランキング》

1位 インテグラル・ヨーガ : ヨガのバイブルです。

2位 ポール・グライリーのDVD 『ヨガのための解剖学』 :解剖学を抑えないと、無理&無茶をお客さんに強要することに

3位 Yoga As Medicin : 医学博士が書いたヨガ本。医学的に実証された効用について。

4位 アヌサラヨガのティチャーズ・マニュアル :素晴らしい!インストラクターとして知るべきことを書いた本は少ない

5位 ヨガジャーナル ヨガ基本ポーズ30 :基本を丁寧に考える。

6位 考えるヨガ :ヨガを生きる。悟り→自己実現への発想変換を支える本。愛読中。

7位 YOGA ANATOMY :これも解剖学。 かなり詳細な筋肉の図解とカラダへの作用が分かる。

8位 ヨーガとカラダの科学 :インド人ヨガグルによる教科書。インドらしいヨガ。

9位 ヨーガ・本質と実践 : 網羅的にヨガが学べ、写真も豊富な濃い一冊。写真は古い。

10位 基礎から学ぶストレッチング: 筋肉についての学び。様々なストレッチング方も。



この10冊は、最低必要な本、という感じです。

番外でオススメ
11位 ヨガバイブル : ポーズが一杯
12位 アシュタンガヨガ: アシュタンガのシーケンスを知るための本
13位 ハタ・ヨーガ: スタンダードなヨガ
14位 YOGA DECK: ヨガのカード 書いてあるセリフがステキ
15位 ハタヨガの真髄: 古典
16位 音楽家なら知っておきたい体のこと: ボディマッピングの話
17位 こんにちは、わたしのヨガ: 昔からもっている本 沖ヨガ

これからヨガを初めて始める人が一冊、というのであれば、9位 ヨーガ・本質と実践
があれば、当面は事足ります(^^) 

ちょっとヨガって本質的には何なの?修行なの?と??マークが一杯の人は、ヨーガとカラダの科学がオススメです。

ちゃんとしたオーソドックスなヨガを学ぶ心積もりができたら、1位 インテグラル・ヨーガ。
この本を読んでいないヨガインストラクターはモグリ!ってくらいの定番教科書です。
趣としては、スピリッチュアル系とか哲学書風。 

ヨガの勉強って、大きく分けて、2カテゴリーに分かれます。

①座学 → ヨガの思想 (八支則、瞑想、プラナヤマ、チャクラ、バンダ、浄化法)
②実践 → アサナの実践

ポーズ(アーサナ)をとると、どこに効いているかは自分との対話。効いた箇所を感じることがヨガ。  

本も、ヨガの精神面とアサナの2本立ての構成内容になっていることが多く、入門書は
大抵です。どちらかに焦点を当てたものが、一歩踏み込んだ内容の本。

古いヨガの本はなんとなくガンジーっぽいイメージ(笑) 良い本は、その道の第一人者が書いた本が多いです。 

ヨガの本といえば、モデルさんの完成ポーズの写真が美しく並んでいるもの・・・と思っている人には古典がオススメ! 勇気をもらえること、うけあい。


こうやって色々な本を見ていると、本が安い日本は天国ですね。海外では本が高いので
本を買っているだけで経済的にタイヘンです。

変化に心を開く5月のシーケンス 

2011-05-27 20:42:13 | Yoga
5月といえば五月病。変化の多い環境にカラダも心もついていけなくなりがちです。

そこで、変化を受け入れるシークエンス~!徐々に胸を開いていきます。

胸といえば、アナハタチャクラ。そして、肩甲骨をほぐして猫背を解消します♪

①肩甲骨ほぐし
 ・シュラッグ→首のストレッチ→肩回し2種類

②新しい可能性に心を開くポーズ トリコナーサナ→直角→ピラミッド(後ろ手に回して肩甲骨を寄せる)→ねじりピラミッド→反対

③チャレンジを自信をもって取り組む心を作るポーズ スフィンクス→コブラ(妊娠中の人はベイビーコブラ) →チャイルド→人生の流れに心を開き受け入れるポーズ バッタ→チャイルド→バストアップ と脇の下のリンパの流れを良くするポーズ キャット →チャイルド →眼精疲労解消のポーズ うさぎ 


④ 胡坐の則屈→開脚の側屈→開脚前屈→パスチモッターナサナ

⑤ セツバンガーサナ→アパナサナ→両膝抱え→長めのシャバーサナ

後屈が多いシーケンス。後屈の際は腹筋を抜かない。 そして仙骨周りは
緩めておきます。ぎゅーッとお尻を固く引き締めてしまうと後屈が制限されます。
(もちろん、同じポーズでもヒップアップには引き締めたほうがいいです)

私はバレエをやっているのでつい習慣で台所に立つとふとルルベなどで立ってしまうのですが・・・昨日家に帰って無意識にふっとルルベに立っていたら、永遠に立っていられそうなくらい重心の位置がよい・・・あれ!これはいい。私は練習のため、これを4回は繰り返したので効果がかなり出たというのもあるかもしれませんが・・・

ああ~つまるところ、猫背の解消が必要だったのは私なんですね~(笑) 

デビューレッスン

2011-05-15 20:44:30 | Yoga
■ついにデビュー・・・

どうなることかと思ったヨガインストラクターとしてのデビュー、ついに今日が
その日となりました。

12名のお客様。私のつたないコールで動いてくれて、本当に感謝です。

ウチはホットな環境なので、今日は特に暑い日で、しばらく暑さでまいってスタジオを
出て行くお客様が連続していらしたので、今日も心配していましたが、そういうこともなく、無事全員がシャバーサナに入れました。 

バランスが苦手なお客様、トリコナーサナがつらそうなお客様・・・ 立位のポーズは全体的にみなさん、耐える感じのお顔・・・立位のポーズの後、実はまだバランスのポーズがあって立っていて欲しかったのですが、全員座っていてあせりました・・・。

無理に立たせたようで、申し訳なく思いながらバランスのポーズを取りました。

座位のポーズがやっぱりヨガらしいヨガのイメージのようで、みなさん、座りたがっている。座ってからはスムーズでした。 

仰向けのポーズからシャバーサナではいびき?呼吸の音も聞こえてきて一安心。最後は、5分のシャバーサナが取れたので、上出来です。普通はアサナで押してしまってシャバーサナの時間が無くなってしまうんですよね。なんとかシャバーサナを味わってもらいたかったのでそこのところは死守できた感じです。

シャバーサナのお客様たちを見ていて、”ああ~みんな疲れているんだな~”と・・・自分の子供を見るような気持ちに…現代人は本当にストレスにさらされています。 もっともっと深いリラクゼーションに導けるようなアサナを工夫したいと思いました。

ちょっと苦しいところを頑張らないと、深いリラックスは得られないのですが、そのちょっと頑張るのところ、頑張りすぎると夕方からのクラスでは覚醒しすぎてしまって夜眠れなくなるのでそこが問題です。

リラックスを導くための、適度な運動…ハイではなく、内から見つめるような、そういう運動強度の強さ…それを見つけなくては!と思いました。

インストラクターとしてお客様のお体をお預かりする以上、やっておかなくてはいけないことが目白押し!! 

勉強すべきことが一杯です。