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読了 『Yoga As Medicine』

2011-06-01 20:36:57 | Yoga
今日はコーヒー豆を買いに、はるばるラザウォークに行きました。

こないだ買えばよかったのに買い物リストを持っていくのを忘れちゃったので、
カルディに行きながら切らしているコーヒー豆を買い忘れてしまったんですよね。

今日は、ついで買いで安くなっていた海外のクッキーとか、濃縮マンゴージュースなんてものも買ってしまい(^^;)作戦に乗せられています(笑) しまったなぁ。

しかし、今日は@スタバで 『Yoga As Medicine』 を読み終わりました。ああ、幸せ☆ 
Yoga as Medicine: The Yogic Prescription for Health and Healing


この本は翻訳書が出ているのですが、原書とくらべ7000円とお高い!
(今見たら定価3990円になっていました!こないだまで中古本7000円だったのに!笑)

ヨガの本に関しては例えば会計学なんてのと違い、英語が易しい、使われている単語が難しいことはないので(多少の医学用語以外)英語が多少でもできるなら絶対原書で読むほうがお安い、と思います。

何しろ、ヨガの古典の中で、読むべき本はずいぶん昔に翻訳されているせいで少々訳語が時代を感じさせます(^^;)

一方で日本で出版されているヨガ本といえばモデルさんがきれいなヨガポーズをとっているもの・・・Orヨガの先生が個人の体験や経験をまとめたもの。

うーん・・・読むなら、スワミ○○さんなど、ヨガの権威の書いたものか、科学的な見地で検証されたモノ、あるいは、時の淘汰を経たもののほうがいいでしょう。特に人を教える立場になると、裏取りが不十分な本では心もとない・・・。日本の健康本はたまにトンデモ、がありますから。

ところで、『Yoga As Medicine』は、バレエで言うならさしずめ、蘆田ひろみ先生の『バレエダンサーのからだとトラブル 』です。医者の見地から語るヨガ。

■ 痛みが教えてくれるもの

私にはひとつの不満がありました。わたしはねじりのポーズをやるとポーズから戻るとき仙骨付近が痛いのです。

ヨガのレッスンに出るたび、ほとんどの先生にそのことを伝えてきました。答えは「・・・。」もしくは「整形外科に見せろ」です。つまり責任回避。

ひどいな~ちゃんと勉強したの~??(^^;)

この仙腸関節の痛みが整形外科に見せても何にも答えが出ないのは誰でも知っています・・・外科の先生はレントゲンをとって、「ふーん、どこも悪くないですねぇ。しばらくヨガしなければ痛みはでないでしょう。」と言うだけです。

これはバレエにも同じ。それで長くやっている大概の人は、股関節と足首に痛みを抱えます。整形外科に見せてもレントゲンをとってもどこも悪くないっていうのがほとんどのパターンです。で、「レッスンを休め」と。

で。レッスンを休んだところで、再開すればまた痛みはぶり返すのです。それでは、休むなんてバカバカしくなりそのままレッスンを続けることになります。大体、レントゲン代でレッスン2回はでれちゃうし、レッスンしたほうが痛みだって軽くなるんですから・・・

・・・というわけで普通はココに整体士の出番があるのですが、整体で治るのですから、なんらかのズレのはず。
他力で直せるなら、自力で避けれるはずです。 大体、整体代だって馬鹿にならないのです(^^;)

ここで私がいつも思い出すのは、バレエの解剖学の本で読んだセリフです。

「すべての痛みは間違ったテクニックに起因する」  

テクニックが正しければ痛くないはずなのです!ならば、なぜ痛いのか?それはなんらかの間違ったことをやっているからです。

しかし、ここで頼りになる先生というのはほとんどいません。もし同じ箇所に痛みがあれば、運良くテクニックの間違いを指摘してくれます。私もXO脚でハムスが伸びすぎていたいのですが、おなじ脚タイプの先生のときは、1番を広くスタンス取るようには指示されません。でも、違う先生だと1番を開いてもいい、と言います。なぜならXに入っているので開かないと膝の裏が当たって伸びきらないからです。でも私の脚は
伸びきらないように見えてもそこがロックしないで伸びている重心の通り道なのです。

ヨガやバレエの先生たちはポジティブシンキングの悪癖(?)か、痛みに関しては無知なのです。ヨガならヨガ、バレエならバレエの良いところは教えてくれるのですが、副作用について知らないことが多いのです・・・

例えばターンアウトするとき、”お尻を締めて”というのはどのバレエレッスン場でも聞く常套句ですが、痛みの元にもなるセリフです。

つまり、先生方が教えてくれていること(テクニック)は間違いではないが、間違いを引き起こす形でコミュニケーションされているってことです。 それはなぜか?1対1コミュニケーションではなく、1対多コミュニケーションだからです。

バレエで1番のとき”膝の裏同士をつけて”と指示するのは、ヨガでダウンドッグのときに”かかとを下ろして”と指示するのと似ています。30人いるクラスで29人にとってはその指示は良い指示なのに、あとの一人には害になる。

その一人に当たってしまった生徒は”ガーン”ってわけですねぇ。このように団体のレッスンに出る場合は生徒自ら専門書に当たって自らを守る必要があります。頑張りましょう☆

■ 仙腸関節の痛みについて

この『Yoga As Medicine』にもちゃんとこの関節の痛みに関する記述がありました。 

ーーーー以下引用ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
To Prevent SI problems in twisting poses, Judith Hanson laster recommends releasing your pelvis, that is letting it
turn slightly in the direction of the twist, instead of keeping it fixed (as is often taught).
This helps the pelvis and sacrum to twiste in unison, reducing the potential for unhealthy torsion between them.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は真面目にやりすぎているのか…(ため息)

ここにはツイストする方向に仙骨を少しずらして骨盤から引き剥がさないように、とあります・・・普通は骨盤を動かすなという風に言われますけどね。

ホント、バレエもヨガも、骨盤動かすなって口を酸っぱくして言いますけど、厳密に骨盤を固定したらカラダはカチコチに緊張してほとんどロボットみたいになっちゃいますよね。骨盤を動かさないっていうアドバイスは初心者用。先生たちだって骨盤動いています・・・・特にバレエではバットマンでは骨盤一杯動かしてください。

先生の注意は全部自分に言われているように聞け、とは言いますけれど、真面目に聞きすぎると私のように痛いことになります・・・(汗)

実際この本でも、この痛みが現れるのは、体の柔らかい人か、ヨガ歴が長い人、あるいは元ダンサーと書いてあります・・・(汗)。まんまやん!

ちなみにヨガで痛みや故障を発するキケンがある箇所は本書では他に

 ・腰痛および脊椎の問題 
 ・首の故障
 ・ハムストリングスの肉離れ
 ・肩の故障
 ・仙腸関節の引っ張り
 ・膝の故障
 ・足首の故障
 ・手首の故障

です。 まぁ関節という関節は全部と、あとは筋肉としてはハムストリングスということですね。

バレエとほとんど同じで(同じ形でストレッチするので当然か・・・)バレエで関係なくてヨガにあるのは手首くらいですね。

バレエでは股関節&足首の不調が多いです。ヨガではやっぱり腰&手首ですね。

ヨガではバレエでは敗北を意味する床に手をつくこと・・・ヨガではアームスタンドと言って、手で体重を支えるので手根幹症候群は良く聞きます。これを避けるため、手のひらを床に着くときは指の腹を十分につかって手のひら全体に体重を分散させるよう指示します。

バレエもヨガも体にいいことなんだけど、やっぱりポイントポイントでカラダを守っていかないとダメですねぇ… 

あ、ところでこの本はほんとに素晴らしい本でした、超オススメ!

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