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アプロン=体のまっすぐな軸。ヨガ&バレエを楽しむサイト♪

カラダにいいバレエ vs カラダに悪いバレエ

2009-10-19 22:35:34 | ストレッチ!!!
■カラダにいいバレエ

最近思うんだけど、O脚が直るとか肩こりが減ったとか言っている段階は
”カラダにいいバレエ”そういう段階が一番幸せなのかもね・・・。
つまりその段階は積もり積もった内巻きの体が外巻きに戻る過程…
大人で始めた人は、まずはここでバレエに恋に落ちます…

■カラダに悪いバレエ

そこでストレッチ頑張ります…最近はバレエはストレッチだけじゃないと
思うけど…でも最初は分からない。それでストレッチ命!みたいになります。

でも実際は、体が柔らかい子供を見て思うんだけど、やわらかくてもター
ンアウトして使おうという意識が行き渡らなければ、せっかくやわらかいのに使
えない。

で、今度はインナーマッスルへ行きます…筋力あればポーズは決まります。

でも決まるのはポーズ(静止画だけ) バレエは動画なんですよね。
動かす軌跡がターンアウトして使えないとキレイでない…

ここでしばらく、ストレッチ⇔インナーマッスルの 往復が始まります…

たまたま稼動域が広がる成功体験がある人が周囲にいると余計、
わたしも!と頑張ります。

■ストレッチはどれほど必要?

バレエの先生たちに聞くと、大人はある程度以上はストレッチは、頑張らなくていいっていう先生も実は多い。要するに凝り固まっていなければいいっていう程度…今からプロ並の柔軟性は無理だし、子供のようにストレッチできる必要がどれくらいあるか?というと無かったりします。振り付けに180度のデブロッペを入れる先生はいない。グランロンデを入れる先生もいないでしょう…

逆に体が温まっていない段階のストレッチはカラダを痛める・・・縮んだ箇所は
伸ばして欲しいけど、それは体をニュートラルに戻すだけ…決して稼動域を
もっと広げて欲しいというのではないようです。普通には伸びてほしいけど、それ以上はいいっていう先生は多い…そりゃ180度のグランジュッテができればいいですがそういうフリは出てきませんから!

一度なんて先生に股関節を伸ばす方法聞いたら、やらなくていいよって言われた(笑)。

逆にストレッチを薦めてくれる先生に、わたしの場合は、柔軟性は向上しないかもしれない、と伝えると、わたしのような大人の場合、稼動域を広げるというより、体にポーズを覚えこませるために、自分の稼動域の最大(伸びた状態)で3分以上ポーズを維持することで体がそのポジションに対して違和感をなくすことに意味があるんだって。

ストレッチと一言に言っても、何を狙うのかでいろいろなんだなぁって。
稼動域を広げるだけを目的にしないほうがいいようです。
縮んだ体は伸ばす。使って疲れた体はほぐす。これ以上硬くしないためには
日々ストレッチ。運動前の事故防止。運動後の筋回復。

やわらかいほうがえらいっていう思想はそろそろ卒業しないと…意外に上手な
先生でも固い人もいる。
ペタっと床に着いてもそれを立った状態で維持できる筋力が無ければ志半ば・・・さらに静止画像ではなく、動画・・・タンジュはかかとから出す・・・それから軸、バランス・・・まだまだ先がある。最終形に行き着く道順は人それぞれ違う。

■ 考えながらバレエをする

やっぱりバレエって何か?考えていない人が多すぎるのかもしれない?
例えば考えて使えば、自然に内ももが使われるので…自然にバレエの後は
内股が凝っていて、それを伸ばすのにストレッチしたくなってくるもんね?

使ったら伸ばしたくなる。だからストレッチの必要も、インナーマッスルの必要も自然な状態で感じていない人は…まだ体が使えていない。ということは
考えて使うのはとっても大切。 
体が使えない人も、バレエの中で、音楽に乗って踊るという部分では秀でていたり、回転は得意だったり、ジャンプは高かったりする。そういう人が考えて体を使い出すとこれはすごく早く上達する…でもそういう人はバレエより踊りが好きなのでもっと制約が低い踊りへ行かれる場合も多いですね…。バレエは決まりばかりだから…

■ 上達へいたる複数の道・・・

きっとバレエを上達するにあたって色々なタイプがいるんだよね。
音楽から入る人、バランス感覚から入る人、型の美しさに憧れて入る人・・・
バレエを修道院のように修行と思う人もいれば、”女の子の夢” で
フリフリ衣装でスタジオにあわられて先生を引かせる人もいるし…(笑)

一番大切なのは総合的にどれだけバレエとして成立するかだよね・・・
ま、なかなか成立しないから楽しいんだけど(笑)

そういう中では自分なりのルーティンを作って地道に繰り返していくしか
ありませんね…絶対に誰にでも得意分野があるはずで…それは
わたしの場合は足ですが…誰かにとってはストレッチの柔軟性、
音にあわせるとキレイな人、背筋がバレリーナな人…それぞれが
得意なところを取っ掛かりに、いかにバレエという大きな山を登るか…

近道は…残念ながら無いみたい…(笑)



ストレッチと伸張反射のこと

2009-04-23 11:51:02 | ストレッチ!!!
バレエではあんまり聞かないけれど、伸張反射って知っています?

ストレッチ用語?そんなものがあるのかどうか知りませんが
結構重要なポイントだと思うんですよね・・・

筋肉はゴムみたいなものなので、エイ!と伸ばして急に脱力すると
びにょっと縮むんですよね。

それがストレッチで反射をつけてはいけないって言われる理由。

いわゆる、グイグイ押すストレッチは、グイ→縮む、グイ→縮むと
伸ばしているつもりが、縮んでしまいます。
結構せっかちな性格な人には多いかも?

それで一番怖いのは捻挫です! グイ → バキっ となると
縮んだだけなら害がないですが、捻挫します。

捻挫というのは恐ろしいものですヨ! 捻挫した箇所って
今度は修復するときに”前より固く”なります! ガーーーーン!!
ぜんぜん逆効果!

もちろん、ゆっくりストレッチしてもストレッチしすぎれば、捻挫します。
でもグイグイ系ストレッチっていうのは”思わず”伸ばしすぎているているので、危険倍増!

■伸張反射で縮まないストレッチ
1.ストレッチのポーズを取る
2.ため息をつくように息を吐く。はぁ~
3.しばらく(90秒以上)そのままの体勢でいる。

しばらく、というのは、自分で筋肉が緩んだな、って思えるくらいでいいんです。
その辺は適当です。

これとは別に、コンディショニングのためのボディチェックストレッチ
というのもあります。 

運動前のストレッチは、意見が分かれる部分です。

運動前はダメVSいい、と人によって意見が分かれるのですが、ダメという先生は温まっていない筋肉を伸ばすと損傷するから、という意見です。かなりごもっとも。つまり、みんな暖める前にグイっグイっとやるんですよね。それだと痛める可能性が大有りです。

でも、運動前にストレッチは重要です、っていう先生の意見は、グイグイって
ストレッチではなく、”今日の体の調子はどうかな~”くらいの軽いストレッチです。
間違ってもイキナリ開脚前屈とかではなくて…。アキレス腱を軽く伸ばし、
手足をブラブラさせて、関節に隙間を作ったり、伸びをして背筋を伸ばして
背骨と背骨の間の隙間を作ったりです。

こういう先生の意見は、大人のバレエクラスだとみんな体がゆがんだ状態で
スタジオにやってくるのでゆがんだ状態でレッスンしても上手く体が使えない、
というものです。これもごもっとも。

でもこういう先生のクラスを注意して受けてみてください。ストレッチとかいいながら、最初は床に座って簡単な動作、足首や首回しから始まっていませんか?

私のお気に入りだった、ティップネスでのバレエは、ストレッチといっても
まず床にアグラをかいて座って首回し次に足首を掴んで体を左右に揺らす。
そのまま伸びをして前屈。そのまま左右の体側を伸ばし。
さらに寝転がって脚を90度に折りウエストから曲げる。など、でした。

ね?ストレッチといいつつ、グイグイ系ではないのです。

顔を真っ赤にして踏ん張ってやるようなストレッチは、とくに体が温まって
いない段階でやるのはご法度です。

だから一言にストレッチと言っても場面に応じて色々な使い方があります。

問題は、ストレッチっていうと、初心者の人が思い浮かべるのがオリンピックの体操選手のような柔軟性だというところかな、と思うのです。

あーこの子まだハムストリングス固いな、と思ったとき、「ストレッチ頑張ってね!」
と先生が軽く声をかけると、きっと頑張るのは前後開脚と左右の開脚前屈です。

それを運動前だろうが、なんだろうがペタっと座っていきなりやっちゃう!
そして、痛みを我慢して痛いほど効いている、と思い込み、じっと我慢。

こういうストレッチは効果がないとは言い切れませんが(お相撲さんの股割りも
あるので)、少しでも筋組織に損傷があると(つまり痛みがあると)結局
炎症を起こしているので、その部分はこれ以上ストレッチしないように体が防衛反応します。

で逆に固くなり、ストレッチを頑張っているのに柔らかくならない。
バレエは元々体が柔らかくないと楽しくないものだ、と思ってしまうのです。

誤解は、”ストレッチ”そのものへの理解が足りないのと体さえ柔らかかったら
バレエのポーズが全部できるはずだ!という考え方、両方にあります。 

バレエはレッスン自体がストレッチなので、それ以上にストレッチを頑張りたいならば、ぜひレッスン後に張り切ってくださいね!

レッスン前はほどほどにしておいたほうが安全という意味では良いようです。




○○が硬いから××ができない

2009-04-22 21:44:10 | ストレッチ!!!
今日友達と話していて2人で思ったのですが、ストレッチって誤解を生みやすいですね。

バレエ初心者の人は、『○○が硬いから××ができない』と良く言います。

例えば、昨日は『腰が硬いからアラベスクができない』とおっしゃっていました。

ちょうどいいのでコレを例に検証してみましょう!

■検証1
腰が柔らかいとアラベスクができるのか?

→ うーん? なんか違うような?

■検証2
なぜ違う気がするんだろう?アラベスクの時、腰を折ったら?

→ 先生に怒られるナ~(笑)

■検証3
じゃあ、腰はどうするんだっけ? 背骨は?

→ 腰は折るんでなくて、骨盤を傾ける。 背骨は長く保つ。

■検証4
じゃあ、アラベスクができるには?

→ 骨盤を倒して脚を上げ、上げた脚を維持する。
  強い背中を作る。

これが間違って腰を折る練習ばかりしていたら確実に腰を悪くしますネ!
コワイなー!!

■よくあるNGパターン

★スタート★ 腰が柔らかい & 腹筋がない

→ お尻が出る
→ プリエで股関節がストレッチされない
 → 股関節が硬いので5番、1番でどうしても無理が出る。
 → 膝とつま先が別方向を向き、膝を悪くする
→ &胸が反って 胃が出る 
 → すると腕が裏返って ひじが落ちる

実は、バレエそのものがストレッチ運動!!

なので、例えばタンジュをきちんと繰り返せば、甲も伸びてくるし、
脚の裏側(ハムストリングス)もきちんと伸びてくる。
ついでに足裏の筋肉も鍛えられる、とバレエのバーレッスンって
”ストレッチも筋トレもしちゃうよ!”みたいな”超お得”な運動なんですよね~

でもきちんと繰り返さないとストレッチ効果激減(^^;) 全然 伸びてきません~!
その上きちんと筋力もついてこない。悲しすぎ~!

柔軟性がバレエをできるようにするのではなく、バレエをすることで
だんだんと柔軟になるんですね。

子供は、ぐにゃぐにゃに体が柔らかいですけれど、だからと言って、
キレイなポーズ取れませんよね~ あれと一緒です 一緒!

私が思うに、初心者の時は、振りの大きいものに目がいきがち。
例えば アラベスク。

タンジュができないのにアラベスクは無理よね?だってタンジュが
どんどん振りが大きくなると、アラベスクなんだから?
振りが大きいということはストレッチ度合いも筋力の必要度も大きいってこと。
 
ということは・・・?

アラベスクがキレイにできるようになりたかったら、もしかして
まずはタンジュをできるようになり、ついでデガジェができるようになり、
それから45度のデブロッペができるようになり、次に90度のができるように
なったらいいのかも? タンジュやデガジェだったらできない人はいませんよね?
でも45度のデブロッペはどうでしょう?結構筋力要りますよね…

腰のストレッチをたくさんして、腰だけぐーんと柔らかくなったからって
急にアラベスクができるようになるっていうのは、ほとんどありえない気がします(笑)


足裏ストレッチ

2009-04-15 13:21:41 | ストレッチ!!!
クッペで足裏を鍛えたら、ストレッチしましょう☆

最近、すごくいい足裏ストレッチ発見しました。

やり方は超簡単!
1、かかとをつけてまっすぐ立ちます。
2、そのまましゃがんで膝をつきます。
3、カカトは自然に上がっているはずです。
4、膝を少しづつ前のほうに滑らせていきます。

これ、足指を折る練習にもいいですよね。
足指が折れないとルルベが低いのです。ルルベの高さは
もちろん足首が硬くても低いですけど、そんなに足首が
ガチガチの人なんて早々いません。でも指が折れない人は
たくさん会いました。ルルベが低いと嘆いている人は、
指が折れるかどうかチェックしてみてね!骨折じゃないよ!
足指の関節が曲げれるかどうか(笑)

余談ですけど、寝ているとき、足ってフレックスになっています?
なんか怖い話ですけど、寝たきりで筋力がない老人などは
フレックスじゃなくてポイントなんだって~。つまり
ハムストリングスに力が全然入らないからつま先が伸びきっちゃってる
らしいです。

バレエしていると普段つま先を伸ばすことばっかり考えちゃいますけどね…
究極に伸びてる時はご臨終だとか… ブラックですいません。

ハムストリングズの凝りをほぐす方法

2008-10-28 10:48:57 | ストレッチ!!!
最近、ジムに行かなくなったので、ついにストレッチポール買いました!

たっかーいんですよ~ ストレッチポール。ただの直径15センチの
発泡スチロールに5000円ですよ! だから何年もジムのストレッチコーナーで
拝借していました。

でも、自宅にもあるとすっごくレッスン後にいいです♪

《ストレッチポール オススメの使い方》

■レッスン前
 ・ポールに背中を乗せて、(干上がったカエルポーズ)でゴロゴロ。

 これでゆがんだ骨盤位置が矯正でき、背中もまっすぐに。 胸も開きます。

※ 干上がったカエルポーズとは、通常のカエルポーズのようにうつぶせでなく
  仰向けのカエルポーズ。

■レッスン後
 ・ポールを太ももの下に入れて、ハムストリングスをマッサージ。
  足の疲れが取れる~!

バレエって脚の裏面(膝の後ろからお尻にかけて)を良く使うので、思ったより筋肉が凝っています。

ストレッチだけではなかなか凝りが取れないし、二人いれば誰かに
踏んでもらうという手もありますが、ストレッチポールがあれば一人でも
マッサージできますヨ。

めちゃ気持ちよくって癖になること請け合い!

昔ビール瓶で脚をマッサージするという部分痩せダイエット法がありましたが
ちょっと似ています。


アマゾンで最安のがコレ。

コアコンディショニングに最適 ストレッチポールVタイプ 6000円 【送料無料】



効果バツグン 90秒以上のストレッチ!

2008-01-11 00:25:20 | ストレッチ!!!
最近、”ポーズを覚えるために”90秒以上静止するストレッチを
やるようになって、随分体が動きやすくなりました。

かなり微妙な差なので、大して変わらないように見えるのですが、
バットマンなどをしたときに”引きつれる”感じが随分少なく・・・。

私の反張膝のXO脚でも、一番では確実に立ちやすくなりました。
一番で膝のウラ同士がくっついている感覚→内もも同士がくっついている感覚
→ふくらはぎ同士がくっついている感覚へ。

もうちょっと頑張ったら、床を押している感覚へ進化するかなぁ?
期待しちゃいます☆

一番で前のカンブレしたときに成果が一番感じます。ももがついてこない!
6番になろうとしない~。感動~!今日、先生にも、使えてるってお墨付きを
もらいました。
うれしいなぁ。

クアドをあまり使ってないのがいいって、言ってくれたのですが、それは
微妙。やっぱり多少筋肉痛です。

でも、でも、やっぱりストレッチ、いいですね。こんなに短期間で効果が出るとは。

前屈のストレッチ、コツがあります!それは、お尻の下にクッションを敷いて、
骨盤を前傾させてから前屈すること。こうすると脚とおへそが近づく、という
正しい姿勢以外取れません。ウエストから上だけ曲げて前屈しても股関節の
ストレッチにはならないので、この方法はかならず正しく前屈できる、いい方法
です。後は脚を開いて前屈するときは、膝頭が前に倒れないよう、気をつけて
くださいね。膝は真上、むしろ後ろを向くくらいの気持ちで。


悩みのない人はいない

2007-05-07 09:01:34 | ストレッチ!!!
悩みのない人はいない

大人から始めた人は、みんなストレッチに悩みます。

でも、自分の理想どうりの柔軟性って、ある人の方が少ないかも・・・

上手な人をそっーと見てると意外と硬かったり。

ストレッチは怪我を防いで安全にバレエを楽しんだり、優雅な動きにはとても重要だけれども、それだけで上手に踊れるとは限らないし、出来ないことを数えるよりできることを数えたほうがいいかも。

朝起きがけと湯上りのストレッチを日課にするのが一番ですかねぇ。

ストレッチに王道はないのでは・・・

ストレッチではないけれど、朝起きがけに腹筋すると代謝が良くなって痩せやすくなる、と先生がおっしゃっていました。

”バレエ専門用語の勉強にお勧めのサイト”で紹介したサイトを覗いてもストレッチについて書いたページがあります。

ぜひ参考にしてください。