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明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

駅 竹内まりや

2018-08-19 18:51:37 | 僕の音楽日記
バブルの頃
毎晩のように
飲みに歌いに
出かけていた。

今思えば
5時から男とか
のキャッチコピーが流行ってたように

バイタリティあったんだよなぁ
お金もよく続いてたけど
体力もあったんだなぁ

とにかく毎日が楽しくて
あんな浮かれモードは
人生の中であの時だけだった気がする。

ほんとに世の中祭り騒ぎだった。

そんな毎日に
飲み 歌いに行っては
お気に入りのパブがあって
広いお店で
大きなステージがあって、
それこそ
歌手さながら
歌いながら酔える雰囲気のある
店に僕達会社の仲間はその店に足を運んでいた。
Fというお店で
外階段を上がり1階は
外車のディーラー
黒い建物の2階で60畳ほどある広いフロアだった。

僕たちは自分の持ち歌を練習しながら
聞かせながらよく歌ったものだ

僕たちとよく一緒にいく
その女子は
決まって
「駅」を
歌ったものだ。

みんな騒がしいノリのいい歌を
歌うことが多い中
しんみりと
切ないラブバラードを
心情込めて歌う
彼女を
僕達は
親愛込めて
『歌姫』と呼んでいた。

必ずといっていいほど
毎回毎回
宴もたけなわ 佳境になる頃
この曲をリクエストし
ステージで
なりきって歌うのであった。

よくよく詩をしっかり聞いてみると
なんでここまで切なく悲しい歌を
歌うかなぁ
って
思えるほど
あの当時
逆に こうした感じの歌に
女子は飢えていたのかなぁ
とさえ
思える。

幸せな時ほど
不幸せを望む
というか
不幸せの気持ちに触れたくなる
的な…

きっとそんな女子の気まぐれを装った
感じで歌っていたのかは
定かではないが…

この曲を聴くたびに
当時の
「歌姫」のKちゃんを
思い出す。


そしてそれからは
もう
この歌をカラオケで
聴くこともなくなった。

夏のクラクション 稲垣潤一

2018-08-18 18:28:51 | 僕の音楽日記

夏が来るたびに
海沿いの国道を南へ

僕たちは決まりごとのように
なにかを確かめるように
海沿いの道を
車を走らせ
ながら
潮の香りをタバコと一緒に
吸い込んで

海へ来たことを確認する。

海水浴場
岩場
波打ちぎわに散らばる
去年の思い出たち

今年も来た

背伸びをしながら
夏の光を
背中に受ける。

歌が流れる
カーステレオから

稲垣潤一の
「夏のクラクション」

♪海沿いのカーブを〜
君の白いクーペ
曲がれば 夏も終わる…

毎年同じフレーズを海を眺めて
口ずさむ

あの夏の日
僕たちは
白波が立つ沖を見ながら
行く夏を
惜しむように
海を見にきた。


ただ サンセットのその時間まで
言葉なく
心の中で会話する。

ジリジリと焼け付く暑さが
和らぐ
夏の終わりの夕暮れときを
待って

綺麗に沈む夕日が見えるビーチまで
僕たちは
車を走らせる



さよなら夏の日 山下達郎

2018-08-17 16:16:51 | 僕の音楽日記
お盆休みも終わり

もう夏も折り返しを過ぎ、
台風がラッシュアワーのように
次から次へとせせこましく
発生して
不安を煽るけれど…

心身ともに
緩める事ができた休暇だったが…

なんとも
待ち遠しかった休みは過ぎ去るのは
早いもので

噛みしめて
振り返り
いとおしい時間として
まぶたの向こうにある

もう
夏が終わる。


店先では秋の味覚がちらほら
新 秋刀魚
菌茸類
暑さが収まって
いよいよ食欲の秋へと
待ち遠しい季節だ。
しかしながら
夏太りが気になり
食欲の秋の
胃袋への秋満喫は
慎重にしないと…


もうあと2週間で8月も終わる

長く暑い夏ももう終わりを告げ始めるこの
時期に
胸の奥から聞こえるメロディは
「さよなら夏の日」


新しいラプソディ 井上陽水

2018-08-14 18:44:25 | 僕の音楽日記
何年か前に

入り浸ったスナックがあった。

「男のポケット」

その店名に
少し粋な香りがして

何より職場の先輩の奥さんがやってる
店だった。

会員制 と
表には看板がかかっていた。

扉を恐る恐る開けると
スレてない
凛としたママさんが、
スクッとカウンターに立っていた。

「いつも先輩にはお世話になってます。
店を聞いて遊びに寄らせてもらいました。」

「うちの人から聞いてるよ どうぞ!」

僕ら男三人で
それこそバンドのミーティングの流れの続きで、
歌いたい衝動にかられ

その店のドアを叩いたのだ。

荒らされてない空間
汚されてない空間
神聖とは大袈裟だけど
あまりざわざわしてなくて
ほんとに大人のお客様が
整然と
お酒をたしなめにくる
って感じ。
むしろ
僕たちの方が
チャラチャラして
浮き足立った一見さん
みたいで。

しかしながら
知り合いというところを利用して
荒らされてない
僕たちのホームグラウンド的な店に
なっていく気配がしていた。

事実
僕たちはその店を贔屓にさせてもらい
事あるごとに集まり
気持ちよく歌を歌わせてもらい

おまけにギターの練習もかね
ミニライブまで
やらせてもらったり
それこそ
ママさんが
僕たちをお気に入りにしてくれて

歌の上手い僕たちに
逆に楽しみに待っていてくれたり

ほんとに心ほぐれる
時間と場所だった。

浮いた話などなく
ほんとに
歌やお酒に
真正面から向き合って
また、しっかりと英気を養える
そんな素敵なお店だった。


そこで僕ともう一人のバンドのボーカルとでよく
ツインボーカルでハモったり
して歌わせてもらった。
密かに音源を録っておいてくれたり

流石に酔いながら歌うので
音程やリズムが流れるところなど
あったり
お愛嬌だったのだが…

そうして歌ったなかで
毎回気持ちよくこの歌を、歌いながら
夜を過ごしいた
場の終わりを迎える歌として
好んで歌ったのが
「新しいラプソディ」だった。

♪アイラブユー
願いを込めて
アイラブユー夜空の星に

アイラブユー

感謝のアイラブユーだった。



今はあの店はなくなってしまった。
時折あの店の前を車で通り過ぎる
その時
僕の車のカーステレオから


井上陽水の
「新しいラプソディ」が
流れていた。



人として 海援隊

2018-08-13 20:09:03 | 僕の音楽日記
小学校6年から中学1年にかけて
男子は急激に
性に目覚める。

興味を持つ。

その頃
帝王とよばれていたやつがいた

王様と呼ばれたやつもいた。

何のことか最初は分からなかった。

いわゆる
エロ関係のことならなんでも
知ってる
O江くん

なかちゃ
帝王と王様の両巨頭は学年で揺るぎない
地位と影の存在だった。

印象は普通なのだが…
彼らを取り巻くエピソードには
武勇伝じみた 伝説化された逸話が
みっしりと
彼らにこびりついているらしい。
いかに彼らがエロなのか?

僕は知らない。

知らなかった。

それはこの場で公表もできない。
当時のことなので
あの頃のレベルでは
すさまじいレベルだったろう。

今はネット社会
エロもグロも氾濫しすぎて
感覚が麻痺してしまう昨今。

当時は情報収集能力が長けてるものに
与えられた
帝王

王様の称号

一体なんのこっちゃ?

今 思い出すと笑える話である。

人として
どうなのか?
彼らの学園生活はいかに
へんな称号を頂いた彼らには
当然
女子から敬遠され
白い目で見られ
噂話には尾ひれがつき
それは見事なくらい彼らの
パーソナリティは
破壊され尽くしていた。

半ば可愛そうなくらい。
男連中からすればなんのことはない
普通のことも
思春期の女子たちにかかると

O江くんとなかちゃは
もう、ぶったぎられていたも同然だった。
元来目立たないおとなしい性格のO江くんは帝王の称号を…
少しおチャラた王様の称号の なかちゃ。

どちらも女子から忌み嫌われ
男子からはまつられていた。

ただ、ぼくは
彼らを
人として
どうなのか?

そう考えされられた。そんな
学園生活だった。