明日の葉っぱ(8×8)=69

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私の足音 吉田拓郎

2021-09-14 07:02:00 | 僕の音楽日記
1972年作品
映画「旅の重さ」挿入歌として
作られた作品なれど
監督から
映画の中での使用イメージが
違って
ボツになったとか
その後
1973年
猫へこの楽曲は提供され
アルバム 「あなたへ」に収録
猫もライブで演奏したり、
拓郎さんとのステージで演奏したり
拓郎さん本人も
'75つま恋で松任谷正隆グループとの
第二ステージで歌ってる。

オールナイトニッポンでこのお蔵入りになった
音楽も
何度かかけて我々ファンに
聞かせてくれていた。

「演奏が走ってる」と注釈しながらも
今でいう幻のメンバーでの演奏であった。
この音源。
なんと
サディスティック ミカ バンドのメンバー
まんまで
高中正義
小原礼
高橋幸宏
加藤和彦
それプラスキーボードに
松任谷正隆
というメンバーでの演奏だった

ドラムが高橋幸宏さん
最初と最後のリズムがちがう
と懐かしくも苦笑い、照れ笑い
しながら若い頃の演奏を紹介してくれた。



演奏者はみんな20代の若者
個性がたっていて
色も強めの一人一人だ。
その割には演奏は丸まって
ふんわり、のんびり聞こえる

嬉しいことに
2019年のライブで
拓郎さんは
この「私の足音」をリメイク
して
ライブ演奏の第一曲目にあてたのだ。

'75つま恋で歌ったっきりで
歌われることもなかった
若い頃の若い歌。

それこそ幻の…
歌、楽曲になろうとしていた
アルバム「今はまだ人生を語らず」の2枚組での完成があったなら
間違いなく
この楽曲は収録されていた
一曲。
日の目を見ることもなく
埋もれてしまっただろう
一曲。

よくぞ
やってくれた!
と歓喜し、膝を叩いて喜んだ一曲。

2019年ライブ用にリメイク。
さすがに若い頃の若い歌
勢いの詩の内容から
気おくれしがちな
ものなれど
人生を重ねて丸みを帯びた
今に歌う 「私の足音2019」は
ボーカルは丸く柔らかく
そのかわり
演奏、音は
しっかり角が立っていて
音のひとつひとつはシャープだ

72〜ころの
この「私の足音」は
キャラクターの角がたってて
歌や演奏は丸みや、柔らかさをもっていた。
時代が進み
2019版の音はとてもシャープだ。

どちらも
ファンからすれば
魅力あるものに
仕上がっていて
素敵だ。


歌は
♪お前の足音が聞こえてくるんだ
と歌ってて
タイトルは
「私の足音」
理解しにくいものなれど
お前の足音は俺(私)の足音と
同じく
重なるもの
なんだ…とでも
いってくれてるのか?
拓郎さん

共に時代を歩いた
険しい70年代前半
足早に駆け抜けていった
拓郎さんの足音
47年後の2019年
にも
元気に聞こえてきた。

演奏、ボーカル
素晴らしい
「私の足音2019」




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2 コメント

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旅の重さ (四代目桶屋金之助)
2021-09-14 11:05:31
高橋洋子さん主演の『旅の重さ』
バックに流れる「恋の歌」のメロディ。
そしてエンディングの「今日までそして明日から」
映画の内容と拓郎さんの曲がマッチしていて好きな映画の1本です。
この挿入歌として「私の足音」が作られたことは知りませんでした。
猫のために作られたものだとずっと思っていました。
教えていただきありがとうございました。
今後も拓郎情報よろしくお願いします。
いつも楽しみに読んでいますから。
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Unknown (aoi-tuki-no-waruz)
2021-09-14 11:46:17
コメントありがとうございます。
【私の足音】と【歩け歩け】が用意されてた曲だったらしいです。
でも
ボツだったそうな(T_T)
結局フォーク調の
作品「恋の歌」「今日までそして明日から」が採用されたとか…
ちょっとした小ネタでした。^_^
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