作詞伊勢正三
作曲南こうせつ
歌うは かまやつひろしさん
アルバム 「あゝ我が良き友よ」に
収録
旅に疲れ愛を忘れ
根なし草のように
風まかせ 運まかせ
何もかも忘れて
さそわれるままに一人旅に出て
さそう人もない町でふと足を止めれば
何故か なつかしい町
何故か 淋しげな町
人はみな この町を
田舎と呼ぶらしく
麦畑がわざとらしく並んでいた
道を教えてくれたやさしい人の
白いワンピースのとても細い肩が
どこか君に似ている
どこか君の面影
西へ西へと走る夜汽車の窓に
書いた落書きの向うに
かすんで見えるのは
あれは遠い町の灯
あれは遠い故郷(ふるさと)
あれは遠い町の灯
あれは遠い故郷
根なし草のように
風まかせ 運まかせ
何もかも忘れて
さそわれるままに一人旅に出て
さそう人もない町でふと足を止めれば
何故か なつかしい町
何故か 淋しげな町
人はみな この町を
田舎と呼ぶらしく
麦畑がわざとらしく並んでいた
道を教えてくれたやさしい人の
白いワンピースのとても細い肩が
どこか君に似ている
どこか君の面影
西へ西へと走る夜汽車の窓に
書いた落書きの向うに
かすんで見えるのは
あれは遠い町の灯
あれは遠い故郷(ふるさと)
あれは遠い町の灯
あれは遠い故郷
このアルバムではフォーク、やロックなどのジャンルを超えた人たちが集まって作られた
かまやつひろしさんの人柄が出た
音楽性にも反映された
興味深いアルバムとなってる
根なし草
…今では使うことの少なくなった
いかにも70年代ぽい表現のひとつ
定着することなく
流浪の旅を続ける
そして忘れるための旅だったりする
そんな男がカッコよかった時代
憧れだった時代
理想というものが
大きくあって
求め続けてさすらう時は
ロマンがあって
そんな立場に酔いしれて
憧れて
男でいること、男であることが
カッコイイ時代
時の移ろいの中で
浮いてしまっているもの
かもしれない
詩も
いかにも正やんらしいコトバ運び
そして
曲もやはり
こうせつさんらしい
こうせつ節がでていて
アレンジもカントリーフォークっぽい
仕上がりになっていて
かまやつさんらしい音楽性の集まったアルバムになっている
その中の作品のひとつ
「根なし草」
2017年3月1日に亡くなってからもう4年も経って
もうすぐ5年になろうとしているのに
まだ、どこかで元気に歌っているみたいな
そんな気がする。