12月・・・今年も終わりの月。
いつも聴いているFMラジオから
毎日のように クリスマスソングが流れています。
街には クリスマスケーキのご予約を・・・
などとポスターも貼られています。
明日はクリスマスイブ・・・
ケーキの注文は忘れていませんか ?
・・・って今更遅いですね。
この時期になると 遠い昔の子供の頃を思い出すんです。
多分小学校の低学年だったと思います。
その頃の 一般家庭は 鍵ッ子ではなく
学校から帰ると 家には 母親やお年寄りが居ました。
我が家は 昼間 大人が居ない家庭だったので
近所の子供達が集まる遊び場でした。
押し入れに隠れたり 布団を全部出して
押入れから 布団の上に 飛び降りたり・・・
誰も怒る大人が居ないので 子供達は大はしゃぎ・・・
それはそれは 酷い有様でした。
母を亡くし 父の生まれ故郷に戻ってから
父の仕事先は パン屋さんでした。
クリスマスの1週間前頃から 父は遅くまで働きました。
帰宅して家の中の散らかりようを見て
父から物凄く叱られて・・・・
というより
仕事での疲れと 家で癒される事のない現実に
父は落胆したのかもしれません。
「お前達がいなかったら お父ちゃんは とっくにお母ちゃんの所に行ってた」と・・・
「こんな事をしていると もう おとうちゃんは 何処かに行っちゃうぞ」と・・・
誤りました・・・必死で誤りました。
そんな頃に 私達に夕食を食べさせて
父は また職場へ向かいました。
「遅くなるから寝ているんだぞ」と言い残し・・・
夜中に目が覚めた時 父が居ませんでした。
お父ちゃんが居ない・・・
どうしたんだろう・・・
私は寝ている妹を一人残し
寒い冬の夜 パジャマのままで 父の職場へ向かいました。
子供が走って15分くらいの職場へ・・・
「おとうちゃ~ん・・・おとうちゃ~ん」
泣きながら必死で走りました。
職場に着いたら 父はまだ仕事をしていました。
泣きながら父に抱きつくと
「バカだな~お前達を置いて お父ちゃんは何処にも行かないよ」
それから数日は 学校の帰り道 父の職場に寄って
父がクリスマスケーキを作る様子を見ていました。
昔はバタークリームのケーキで
バラの花がいっぱい飾ってありました。
サンタさんが居たり 小さなお家があったり
仁丹みたいな銀色の粒を散りばめて
とっても夢があって大好きでした。
そしてケーキを作る父の仕事姿も好きでした。
父の手が魔法のように 一つ また一つと
バラの花が増えて行くのです。
イブの日には 父も早く帰り
手には大きな箱を持って・・・
私が大好きな バラの花のクリスマスケーキ・・・
私も大人になったら 父と一緒に
ケーキも作れるパン屋さんをやりたいな~なんて・・・
子供心に夢を抱いていたものでした。
親孝行 したい時には 親は無し・・・
この言葉を目にする度に
私への戒めの言葉のように聞こえます。
親不孝で なんにもしてあげられなかった娘です。
もっと親孝行しておけばよかった。
優しい言葉をかけてあげればよかった。
パンを作って食べさせてあげたら
きっと喜んでくれただろうか・・・
ごめんなさいの一言が
今 言えたらいいのにな~。
いつも聴いているFMラジオから
毎日のように クリスマスソングが流れています。
街には クリスマスケーキのご予約を・・・
などとポスターも貼られています。
明日はクリスマスイブ・・・
ケーキの注文は忘れていませんか ?
・・・って今更遅いですね。
この時期になると 遠い昔の子供の頃を思い出すんです。
多分小学校の低学年だったと思います。
その頃の 一般家庭は 鍵ッ子ではなく
学校から帰ると 家には 母親やお年寄りが居ました。
我が家は 昼間 大人が居ない家庭だったので
近所の子供達が集まる遊び場でした。
押し入れに隠れたり 布団を全部出して
押入れから 布団の上に 飛び降りたり・・・
誰も怒る大人が居ないので 子供達は大はしゃぎ・・・
それはそれは 酷い有様でした。
母を亡くし 父の生まれ故郷に戻ってから
父の仕事先は パン屋さんでした。
クリスマスの1週間前頃から 父は遅くまで働きました。
帰宅して家の中の散らかりようを見て
父から物凄く叱られて・・・・
というより
仕事での疲れと 家で癒される事のない現実に
父は落胆したのかもしれません。
「お前達がいなかったら お父ちゃんは とっくにお母ちゃんの所に行ってた」と・・・
「こんな事をしていると もう おとうちゃんは 何処かに行っちゃうぞ」と・・・
誤りました・・・必死で誤りました。
そんな頃に 私達に夕食を食べさせて
父は また職場へ向かいました。
「遅くなるから寝ているんだぞ」と言い残し・・・
夜中に目が覚めた時 父が居ませんでした。
お父ちゃんが居ない・・・
どうしたんだろう・・・
私は寝ている妹を一人残し
寒い冬の夜 パジャマのままで 父の職場へ向かいました。
子供が走って15分くらいの職場へ・・・
「おとうちゃ~ん・・・おとうちゃ~ん」
泣きながら必死で走りました。
職場に着いたら 父はまだ仕事をしていました。
泣きながら父に抱きつくと
「バカだな~お前達を置いて お父ちゃんは何処にも行かないよ」
それから数日は 学校の帰り道 父の職場に寄って
父がクリスマスケーキを作る様子を見ていました。
昔はバタークリームのケーキで
バラの花がいっぱい飾ってありました。
サンタさんが居たり 小さなお家があったり
仁丹みたいな銀色の粒を散りばめて
とっても夢があって大好きでした。
そしてケーキを作る父の仕事姿も好きでした。
父の手が魔法のように 一つ また一つと
バラの花が増えて行くのです。
イブの日には 父も早く帰り
手には大きな箱を持って・・・
私が大好きな バラの花のクリスマスケーキ・・・
私も大人になったら 父と一緒に
ケーキも作れるパン屋さんをやりたいな~なんて・・・
子供心に夢を抱いていたものでした。
親孝行 したい時には 親は無し・・・
この言葉を目にする度に
私への戒めの言葉のように聞こえます。
親不孝で なんにもしてあげられなかった娘です。
もっと親孝行しておけばよかった。
優しい言葉をかけてあげればよかった。
パンを作って食べさせてあげたら
きっと喜んでくれただろうか・・・
ごめんなさいの一言が
今 言えたらいいのにな~。
あの頃のバタークリームのケーキを懐かしく思い出しましたよ~
とっても忙しい季節ですから、お父さんも帰宅後に「ホェ~ッ」と
なってしまったのでしょうね。
でも、お父さんの中でも良い思い出になっているのではないでしょうか。
母がよく言いますよ『ワーワー言って怒ったりしていた頃が花の時代だった』と。
ベルママさん達は気付かずに沢山の親孝行をされていたはずです。
こうして、ブログで思い出されているその時間そのものも天に届いていると私は思います。
パン屋さん計画も『そんな風に思ってくれてたのか~』とお父様はウフフ…ですよ。
ただ、早くに奥様を亡くされたお父様は、ご苦労なさいましたね。
どれだけお寂しかったことか…私の想像などは遠く及びませんね。
バラのケーキの想い出、懐かしい時代も一緒に味わえました。
ベルママさんとお父様に乾杯
今夜は素敵な夜をお過ごし下さい、
Merry Christmas!
お父様に届いていると思います。
読んでいて、思ったのは…
手先が器用で、とても素敵なパンが作れるのは
お父様に似たからではないかと
私には子供がいないから、よく分からないけど
話によると、親と似ている趣味は癖や声とか?
親はすごく嬉しいみたいですよ。
きっと天国から、パン教室に通って
楽しく過ごしていらっしゃるのを
目を細めてみていることでしょうね。
親を亡くして思うのは
きっと子供の傍にいつもいるのよね。って
思うんです。
笑っている時、悲しんでいる時。泣いている時。
必ず傍で見守っていてくれていると信じています。
お父様、寂しかったと思います。
お子様お二人をしっかり育てて
偉大なるお父様だと思います。
今日は、素敵なクリスマスをお過ごし下さいませ
今の生クリームケーキの方が味は格段上ですが
あのバラの花はずっと忘れない気がします。
kam☆kamさんのお母様の言われる事、少し分かる気がします。
懐かしく思い出す事は色々あった事の方が多いですものね。
今になっても思い出す事が出来て幸せかもしれません。
ありがとう~
もう時間は遅くなってしまったけど・・・
今日も明日のクリスマスもハッピーでありますよう !!
メリークリスマス !!
だとしたら嬉しいです。
私がパン教室に通っている事もパンが好きって思う事も
父の血を受け継いでいるからなんだろうなって時々思う事があります。
きっと天国から私にさせているのかも・・・
今日はイブ・・・楽しい時間を過ごされましたか ?
自分へのご褒美・・・とっても素敵~
メリークリスマス !!
お育てになり苦労されましたね。
私も子育ての頃仕事が今よりずっと忙しかったので
子供には随分寂しい思いをさせてきました。
今からできる親孝行、それはベルママさんが
幸せに生きてくことでは・・
親って子供の幸せをいつも願っていますもの。
前の記事のパン教室の画像を見て
さすが~お父様の血を受け継いでいらっしゃる~
皆様がおっしゃっているように
一番綺麗に仕上がっていま~す
子供に見せることができたこと
お父様は誇りに思っていらしたと思います
自分を必要としている存在・・・
ベルママさんたちがいてくれること。
それがちゃんと親孝行だったと思いますよ^^
41歳から男が一人で再婚もせずに
よく頑張っていたんだと思いました。
もしも同じ立場だったとしたら
きっと私には出来なかったかな。
ご商売をやっているお宅も子育ては大変ですよね。
でも子供なりに親の背中を見ていて
その気持ちはきっと息子さんや娘さんに届いていたと思いますよ。
私も同じで幼い頃から我慢する気持はあった気がします。
パン教室の記事、見て頂いてありがとう。
いえいえ、私ってホンと不器用なんです。
あの日は偶然にバッチリでした~。
たまにはそんな時もあるんですね
父がパンを作る所もよく見ていました。
スケッパーで生地を素早く切り
計りに乗せるといつも同じ量で
それを両手で器用に丸めてカッコいいと思ってました。
家ではパウンドケーキを焼いてくれたり
アイスクリームも作ってくれたり
今考えれば私達の為に愛情を注いでくれていたんですね。
「自分を必要としている存在」の意味を考えて見ました。
父が「お前達がいなかったら お母ちゃんの所へ・・・」は
もしかしたら逆の意味かなって思いました。
「お前達がいてくれたから死なずに済んだ」かなと・・・
気付かせてくれてありがとう。
ジ~ンとするお話ですね。
お父さんの手作りの
クリスマスケーキを食べられる子供は
めったにいないですものね。
そんな思い出があるのは
羨ましい限りです。
クリスマスが来るたびに
たくさんの思い出のローソクに
灯かりがついていく。
それは きっと
お父さんからの最高のプレゼント。
ゆっくり味わってね。
小さな子供さんと奥さんの為にケーキも作るかな ?
確かに昔の男の人ってケーキなんて作らないですね。
その意味から言ったら父親が作ったケーキは
特別に大切な物だったのかもしれません。
これからはクリスマスケーキを食べる時
父を思い出しながら食べます。
来年も再来年も・・・そうします。
ありがとう~。