ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

お盆を迎えて、現場の実感です

2011-08-13 07:09:48 | 茨城の復興・石の現場から
 今日から、節目に入ります。
お盆が始まる朝、鎮守の森を歩き、頭がクリアになりました。
そして、茨城の復興に向けて、石の現場の今の様子に思いをはせました。

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 今日からお盆です。
本日は片づけをして、お盆をお迎えして、仕事の再開は17日から。
お盆というものは、我々現場の人間にとりましては、仕事的にも精神的にも大きな節目です。
そこで今朝は、鎮守の森まで伺って、ただただ歩いてみました。

写真の巨木は、地元の一の宮、大井神社の参道です。
地震を経ながら無事だった石段を上りながら、自ら見て体験した復興の現場を思いました。
お盆といいますとお墓参りですが、墓地の復旧もなかなかお盆に間に合わないようです。

 未曾有の天災の復興には、未曾有の段取りが必要と感じます。
水戸のある地区の共同墓地では、有志が協調して、誠実な業者一社にまとめて発注しました。
この方式はメリット大ですが、すべては間に合いませんので、まずお石塔だけ復旧してお盆を迎えました。
外柵修理は秋ごろになりそうですが、それは致し方ありません。

復興には、すべてに優先順位があると思います。
まず、身体と生命を守り、そして財産を保全するという順序があると感じます。
墓地の場合は、とりあえずお参りができればよいという風に、プロも助言したほうが良いと思います。

 もうひとつ、大事な注意事項があります。
それは、常にこの地球の災難時に襲来する腹黒星人への警戒を怠らないことです。
腹黒星人の特徴は、不安を煽るということです。
不安を煽って急いで仕事をすませ、なぜか請求は、性急です。

被害者を少なくするためにも、なぜ今不安なのか、その原因をしっかり突き止めることです。
腹白地球人といたしましては、それらをクリアする道筋を丹念に示す力が求められています。
私達も、落語に出てくるカシラのように、働かねばなりません。
災難時には、出入りの家や長屋の仲間のために働くというのが任務です。
時には、メンタルな部分でも、喝を入れさせて頂くこともありえます。

 不安な時代には、現場でも、メンタルが大事な守備範囲になると感じます。
現場に関連する不安な心そのものをターゲットにした集金ビジネスもあります。
中には、東西の聖人が説かれた教えを変造して、善意の仮面で法外な腹黒活動をする輩もいるようです。
そういう輩というものは、孤立した人を狙いますから、普段の仲間づくりと会話が大事です。

復興のために、最善を尽くしていても、できることは限られています。
限られていても、続けていけば進んでいきます。
その姿をご覧頂ければ、仮にお盆に間に合わなくても、ご先祖さまは大丈夫です。
そして、腹白を持続するマインドと、実行する信念があれば、喜んで頂けるはずです。

 誓いも新たに、鎮守の森を出ますと、日の出です。
昔も今も、世の中で一番頑張っているのは、多分きっと、おてんとうさまです。
おてんとうさまは、与える一方です。
毎月、毎月、エネルギーを供給されていますが、一度も請求書が来たことがありません。
まことに、おてんとうさまに感謝せずにはいられませんね。

日本全国、ありがたやありがたやの茨城・笠間の朝でございます。




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