ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

時にはぬるむ冬水田んぼです

2012-01-17 05:42:48 | 田んぼ風土記
 今朝は、少し寒さがゆるい茨城笠間です。
時々は、こうして田んぼの氷もゆるむ時があります。
数日前にも、こうして、底の氷結が消え、水面のみの透明で薄い氷だけになりました。

快活な野鳥さん、セグロセキレイさんとカワラヒワさんたちが、薄い氷の上で群れていました。
思わずカメラを構えますが、うまく撮れません。
デジカメさんの目玉を恐れるのか、まことに敏感な野鳥さんたちです。


畦の緑も、この日は、ほっとしていました。
このあたりで、先日の宵の口、キツネさんを見ました。
敏捷に走る姿は、イヌさんよりもイタチさんを連想します。

近年、全国的にキツネさんが増えています。
鳥獣保護法の整備や、食糧事情などの理由で、人里近くで増えています。
昔は、イタチさんやノウサギさんを食しましたが、最近は、生ゴミをカラスさんと分け合っているようです。

そのせいもあってか、まなざしも、どことなくまったりと。
細めのタヌキさん的な風貌でした。
ちなみに、イヌ科の野生動物は、日本ではキツネさんとタヌキさんのみであります。



 話を戻しまして、田んぼの水を見つめます。
冬の間の潅水によって、様々な微生物が活動します。
泥の栄養が増し、とろとろになって、雑草の抑制効果もあります。



プランクトンもいろいろと活動しているようです。
小さな生き物がにぎわいますと、大きな生き物もにぎわいます。
田んぼは、賑やかなほうが良いですね。
化学肥料・農薬不使用の田んぼ栽培には、泥の中にもドラマがあります。



寒の水は腐らないという伝承がありますね。
水が一番透明になるこの季節。
小さな生き物たちの言葉を聴きながら、春を待つ里の一日でした。
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