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ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

歳の納めに苔むす石賛歌です

2017-12-30 07:28:50 | 石の仕事誌
 本年納めの石工事でした。 筑波石さんを、運んで据えるその前に撮影。 ただ今は苔むしておりますが、ずっと昔は熱かった。 それもそのはず、地球さんの内部のマグマ由来ですので。 そういう記憶を、確かに宿しつつ。 生まれた後はただ一筋に、黙して語らず苔むすのみ。 やがて、地球さんの身体の一部の巌さんを離れ、個別の石となって運ばれる。 巨石さんもさざれ石さんも、個別の石となれば、山カンム . . . 本文を読む

北風に吹かれても熱く咲く者

2017-12-26 06:57:26 | 石の仕事誌
 ロウバイさんが開花。 今年は、早いです。 葉っぱがついたまんまで、枯れ落ちず。 あまりにも急な寒波のためか。 葉から水分が抜ける前に、そのまんな凍結した印象。 一方で、こちらも早い。 ウグイスカグラサンも。 風に打ち震えながら、ちらほら咲き始めました。 株の北側が早いのが、ちょっと不思議な感じ。 もひとつおまけに、白梅さんの近況ですが。 なんと、頭上に一輪見えました . . . 本文を読む

ほやほやの芝生を支えており

2017-07-04 07:18:29 | 石の仕事誌
 お店の駐車場です。 駐車場に芝があると良いね、というお話から始まりましたが。 いろいろと考案しました結果(→他県の現場レポート)、こうなりました。 メインの部分は舗装にして、その周りの彩としてあしらいました。 タイヤが乗るところは、大谷石の原石を敷いて。 通常の規格よりも大ぶりなぶん、耐久性はございます。 奥からの見返りは、こんな感じです。 路盤が斜めですので、以前の砕石敷のま . . . 本文を読む

石のリニューアル工事の日常は

2017-03-31 06:38:30 | 石の仕事誌
 何事も、石の世界も、適材適所は大原則です。 画像の右端は、飛び石の良材でしたが。 長年の間、隣の縁石に並んで、なぜか縦に埋まったまんまでした。 もったいないので、据えなおし開始ですが、リニューアル現場では、よくあるお話。 その他、不思議な下積み状態だった皆様も、なんとか。 適所に収めつつ、次のお役目をお願いいたしました。 これからは、花と緑の皆さんとも、仲良く働いて頂けますように。 . . . 本文を読む

コミュニティー庭は再生なるか③

2017-03-07 07:32:44 | 石の仕事誌
 いよいよ、仕上げです。 現場の石のそのまんまでは、お庭用には角が強すぎ。 このコミュニテイ空間では、安全のためにも、丸く収まるのが望ましいということで。 試しに叩いて頂きましたが、本番では防塵のマスク・手袋・作業着の着用をお願いします。  時に道具は、以前にご紹介しましたが、びしゃんと呼ばれます。 角を丸めるくらいならば、女子の皆さんでも取り扱い可能。 ぎっしりと、超合金の角が埋め込 . . . 本文を読む

コミュニティー庭は再生なるか②

2017-03-02 06:58:07 | 石の仕事誌
 お陰様で、つながりました。 昔から、石あるところ道ありと申します。 お陰様で、ブログ主本業も二十年。 石の上にも三十年とも、申しますが。 衝撃的なアルバイトからこの道に入ってからは、既に四十年。 すべては毎日の、一歩一歩のご縁ですが。 ひとまず、カフェさん現場も、こんなふうに。 つながったお陰様で、コミュニティさんのほうも、議論は収まったようですが。 石あるところ未知あり、でも . . . 本文を読む

コミュニティー庭は再生なるか①

2017-03-01 07:06:12 | 石の仕事誌
 珍しい状況でした。 一昨日午後から、風雲急な現場での作業。 とりあえず足元の片付けから始まり、こんがらがった庭木さんの枝ほぐしなどから。 足元に散乱する瓦礫の処理などから始まり。 そこいらに斜めに埋まっていた石も、全部掘り起こしました。 こんな感じで、何か所かに仮置きしましたが。 平らなお庭ながら、地盤に無意味な起伏多く、切り株も散在する状況でしたが。 昨日の昼前から再訪 . . . 本文を読む

古い石で新しい道づくりの記

2017-02-25 07:10:31 | 石の仕事誌
 石畳の記録です。 ある歴史の有る街。 その街のシンボルの土蔵の裏に、御影石系の古材がありました。 かつての建築に使用されたものが、保存されておりました。 ある時にご要望を頂き、敷石として再生させて頂きました。 元の形をそのまま生かして、車椅子さんも渡れるように。 既存の古木の根を避けながら。 排水を妨げぬよう、モルタル不使用で。 節目には、石のこしかけなどもしつらえつつ。 . . . 本文を読む

久々に立つ森林総研さんにて

2017-02-11 06:53:45 | 石の仕事誌
 つくば学園都市の、森林総合研究所さんに伺いました。 但し用件は、その内部ではなく、外オンリーですが。 百十余年に及ぶ、長い歴史がございます。 ブログ主も以前、三宅島噴火のその日に、炭焼き銀治こと杉浦銀治先生を訪問させて頂きましたが。 百周年の祝賀にも、お手伝いをさせて頂きました。 お久しぶりです。 裏側から失礼いたしますが、それは、記念の碑の建立事業でした。 すべては、筑 . . . 本文を読む

土も石も動き出す立春でした

2017-02-05 07:29:39 | 石の仕事誌
 コンクリート門柱です。 当初の設計は、打ち放しコンクリート製でしたが、一皮剥きました。 元の印象とは異なり、周辺環境にふさわしい、自然な風合いになります。 内側も、こんな感じで。 電動のエアコンプレッサーに取り付ける工具で、手早く仕上がります。 縁取りは貫板を当てがって、養生して施工しました。 小刻みな打撃を加えますので、縁をきっちり保護することが大事です。 ついでにその . . . 本文を読む