TAKAの気まぐれ散歩

ある日突然、思い立ち!行って・歩いて!撮って・メモって!! もちろん日々のぼやきも書き込んで、、気まぐれ日記です。

フォーサーズでヘキサノンを使う!

2009-03-12 | 写真機
念願のフォーサーズボデーでコニカARマウントのヘキサノンレンズが使える様に、マウントを改造してみました・・

まずは装着したお姿から、、案外に似合いますね、装着の向きがあさって?なのはご愛敬とか!

70年代といえば、かれこれ”40年前”になるかな・・ 往年のコニカ ヘキサノンAR “50mm F1.7” は当時の
典型的な標準レンズです、時代はレンズの明るさ競争まっ盛りで、高級機の主力レンズはF1.2~1.4ですが、
ポピュラーな機種はF1.8が主流、、そこに一歩、、差をつけた“F1.7”の設定はなかなかの好発想とか、、
他のメーカーも追従したりと・・

ところで、ご存じの通り “ヘキサノンAR レンズ” はちょっとした改造を施すことで、若干のマウントのガタは残る
ものの “マウントアダプターなし” で、フォーサーズ機に装着出来るのです(^-^)

さらに、必須条件の「フランジバック」(レンズマウント面から撮像素子までの距離)はヘキサノンの「40.5mm」
に対してフォーサーズは「37.67mm」と3mm弱 短い為、文句なしに無限遠までピントが合う事になるのです。

しかし、この差を取り除かないままでは、無限遠側が本来の”∞”の手前で合焦する事になるのでいつもの調子
で距離リングを端っこまで廻して無限遠・・のつもり!? とやるとピントを外してしまいます、
まあファインダーをのぞきながらなら、又はライブビューで画像を確かめながらなら問題ありませんが、

出来れば差を埋めるスペーサーを挟むのが望ましいですが開口径の小さいフォーサーズマウントに対し、厚みが
3mm弱のスペーサーはともかく”マウントアダプター”を製作することは困難と思われます?
よって今回は“マウントアダプター式”ではなく、フォーサーズマウントにARを直接嵌合させる方法で試行します・・

構造上の問題点・・ フォーサーズのマウント開口部は “懐が狭く、浅い” ために
1)レンズ側の絞り連動バーやフレア遮蔽ブレードなどの突起物が干渉するので、そのままでは装着不能です。

また、当然ながら、バヨネットの仕様が異なるために
2)レンズ側バヨネットの内爪背面に若干の隙間が残り、これを吸収しないとしっくり勘合せず、ガタが残って
装着&光軸が安定しないばかりか、無理に装着してもすぐに外れてしまいます!

以下の画像はHEXANON 50mm F1.7の改造例です、
まずはマウントプレートと遮光ブレードなどを取り外します、絞りリング上の”AEロック”ボタンも取り去ります、
この時クリックストップの為の小さな鋼球をなくさないように・・注意深く分解します、
パーツの位置や向きなどの確認のために、同じヘキサノンAR 52mm F1.8をお手本にしています。

取り外したレンズマウントです、絞りを設定するスプリングや連動バー、遮光ブレイドを持つ反射光吸収板?などが組み付けられています、、右端はAEロック用のボタンの部品です、

改造は絞り連動バーとフレア遮蔽ブレードを取り除く作業が必須・・手段は幾通りか有りそうですが、今回は銀塩
コニカ機での再使用のための復元をあきらめて、デジタル機では全く不要になる絞り連動バーを根元から切断しました、この方法は絞り設定のための調節スプリング機構がそのまま使えるので作業が簡単になります。

ボデー側マウント内の接点やミラーなどに干渉する”突起”パーツを取り去った状態です、未改造の52mmレンズと比較してご覧ください、
そういえば、この程度の明るさでさえ、最近の“AFデジタルレンズ”では、大変高価なお品になっていますよね(~_~;)

最後に、後群レンズ周囲を覆う黒色プレートの不要になった “フレアー遮光ブレード” も切り落して、元通り
取り付けて、マウント内の不正反射の防止処置を復活する・・

仕上げに・・ バヨネット背面の隙間は、レンズマウントプレートにコルク板を張り込んで隙間を吸収させる、
コルク板は弾力があって適度な固さが残るので、工作が難しい”レンズロック”がなくても、外れ落ちる危険
を回避できます・・  いつぞやの池ポチャの心配も回避?

作業は、マウント周囲に“スペーサー”代わりにコルク板を接着する、手持ちの1.0mm厚を2枚重ねて貼る
柔らかいので、マウント円周に合わせて曲線が作れるのは具合が良い、ボデー装着時の固さも良好!
なお、ボデー側に突き出している “レンズスロック用のピン” を避ける様に注意深く貼る・・
以上で改造作業はおしまいです・・ 写真は完了したHEXANON-50mm F1.7 のお姿です(^_-)-☆

ということで、コツコツ・・小半日かかって、無事に改造を完了、、しっかりフィットできました、
残る問題は狭くてキレの悪いファインダーで、どうやってピントを合わせるか?なのですが、
E500ではさすがにマグニファイヤーでも持ち出さないと、難しいのですがE5100のライブビューではしっかり
ピントを合わせる事ができる・・ 思わぬ本領発揮してくれました!!

これなら十分マニュアル・・ できます!?これは新発見、どうせおまけ程度と思ってなめていたのですが、
こうなるとライブビュー様様です!(^^)!  師匠には申し訳ないですが連れ子のE510が活躍してくれそうで(^^♪

しか~し・・レンズ1本ごとにこれをやらないとは、なかなか厄介な作業、いささかかったるいことですが、
それでも味わい深い“ヘキサノンのこってり味”を味わうには・・ こうでもしないとね~(^_-)-☆

なおE500も510も、マニュアルモードでの撮影になりますが、露出計はしっかり動くので、例の腹露出!
で割り出ししなくてもOK・・  さらに絞り優先モード(AV)ではドンピシャではないが、シャッター速度がそこそこ
連動してくれるのは大変ありがたいです、
おっと! AFズイコーレンズと揃いぶみなどと・・ 役割分担など でも手持ちのヘキサノン、標準系が多くて (>_<) 

なお、諸兄のみなさまにあっては、トレースされて構いませんが、必ずしも成功するとは限りませんので!いつものお約束・・ あくまで自己責任でお願致します。
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