化石の日記Ver.2

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「グローバル化とイスラム ― エジプトの「俗人」説教師たち」

2011-10-21 23:32:57 | 読んだ本とか
という本を読みました。

http://sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=1544


タイトルどおり、エジプトに絞って書いてあります。

イスラム教の国もいろいろありますが、

エジプトは中東諸国では珍しく(もないのかも)、石油が出ないため
多くの人が外国への出稼ぎで財をなしたり、

政府が欧米の資本や文化をとりいれるのに積極的だったため

周辺国に比べても、かなり西洋文化が入っているのだそうです。

西洋文化・西洋的な価値感に多く触れているのが
比較的、経済的に豊かな層なのですが、

これらの人たちの間で、従来の「ウラマー」と呼ばれる
イスラム教の専門家(日本人の感覚だと"お坊さん")に変わって、

衛星放送やインターネットを駆使した、
まるでタレントのような新しいタイプの
イスラム教の伝道者が人気を集めている

という

イスラム教というと、
モスクでお祈りをする人たちくらいしか
思いつかない私たちにしてみると、

どびっくりな内容、なのですが。


欧米化が進んで、物質的には豊かになったけど、
イスラム教徒としてどうあるべきか、ということが
人々の心の中で揺らいできて


それらをカバーするがごとく、
今風の伝道者が出現するというのは、


日本でいうと、細木数子とか江原啓之が人気者になるのと似ているのでは…

なんかちょっとエジプトに親近感です。



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