化石の日記Ver.2

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聖地チベット展 ポタラ宮と天空の至宝

2009-12-06 00:15:42 | 展示など見て想ったこと
を見に行ってきました。


この展示は9月半ばから始まっていて、

すでに10万人が来場しているそうで、

今日も土曜日とあってか、中高年層を中心にけっこう人が…


阿修羅展の人手もすごかったし、

仏像ブームの流れがここにも来ているのかも



チベットの仏様は、日本とはだいぶ違っていて、金ピカ。

原色でアイラインもくっきり…と、やはりインドに近いという印象。

かっこいい仏像もあったし、展示物は素晴らしかったのですが、

並び方が唐突な感じもしたし、構成もなんかへんだ



みどころ↓
http://www.seichi-tibet.jp/points/works.html



入場してまず、仏教なので釈迦像がズラリ。


そのあとすぐ、チベット仏教の祖師像が並んでるのですが。

ひとくちにチベット仏教といっても、

いろんな派があってそこから有名な人がいたよな、

なんてうるおぼえなのですが、


そういう、仏教会派の流れみたいなのが解説してなくて

ただ、祖師像があって、その解説が書いてあり、

時空的な関連がわからない…。



日本の仏像の展示だと、

そういう歴史的、宗教的な流れは

かなり丁寧に押さえてあるので違和感を感じました



そして、仏像や仏画の展示が続いていながら、

現代については、いきなり「チベット人のくらし」

「仏教」のいまについてまったく語られてない。


うーん



最初の方にあったマンダラがすごく面白くて

すごーく細かい絵で釈迦の一生(だと思った)が書いてあるのですが、

よくよく見ると「こんなところに猿が踊ってる」とか

ひとつひとつの絵に物語があって、見飽きない


最後の方には、薬草とかアレルギー反応?みたいなことが

マンダラ風に一枚の絵にしてあって、

西洋人が本にする内容を

チベット人は一枚の絵に体系だてて並べて

そっちの方が覚えやすいのかもなんて、

文化の違いにも気がつきました。



そういうわけで、ひとつひとつの展示物は面白いのですが、

全体の構成や流れがなんかちょっとで

残念ながら食い足りない印象



さて、mixiの「美術館・博物館 展示情報」コミュで

この「聖地チベット」展に対する抗議運動があることを知りました。

http://www14.ocn.ne.jp/~palden1/index2.html

会場の出口で冊子を配っていたので、

いただいて読んでみると、



展示物はすべて盗られたものだという



正直いって、かなり「寄せ集め」感は、ありました。。。



というわけで、この展示を見てチベット仏教に興味を持った人は

関連書籍をあたって、補充した方がよいかもです。。。



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