『南洲翁遺訓集』のコピーを頂いたので読んでみた。、
戊辰戦争における庄内藩に対し新政府が行なった戦後処理は、会津藩に対する藩領の全面的な没収や斗南への転封という冷酷極まりない処遇とは異なり、西郷隆盛の寛大な計らいによってさしたるお咎めもなく許された。
そのこともあり荘内藩は、殿様酒井忠篤が藩士70余名を引き連れて鹿児島を訪れ、100日余りも鹿児島に滞在し、西郷ら薩摩藩士に教練を乞い、西郷らと寝食を共にするような付き合いを繰り広げた。
『南洲翁遺訓集』は、この時を含め西郷の言行をまとめたもの。