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トランプ大統領の経済政策は「大前研一ニュースの視点」の説明が判りやすい。
トランプ大統領の頭の中にある経済理解は、30数年前に米国人が日本人に対して持っていた発想です。第2次産業に限られた話であり、時代錯誤も甚だしいと思います。
米国における第2次産業は、米国企業によって淘汰されました。その後、レーガン革命によって、通信、金融、ICT等の分野が台頭し、大いに繁栄しました。
現在、米国の約80%は第3次産業に従事しています。第2次産業で敗北した人たちが、「雇用を取り戻す」というトランプ大統領のメッセージを受けて支持したのですが、現実的にはまず不可能でしょう。
そもそもウォルマートやコストコなどを見ても、米国の外で一番条件が良い場所で作って、それを米国に持って帰ってきていること自体、お客さん(米国民)にとっては大きなメリットのはずです。