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ボゴールの市場には魚屋さんが多い。生の魚もあるが、乾物屋さんにも目を引かれる。
市場の強いにおいの発生源はここである。つんとしたにおいが遠くまで流れてくる。
魚の干物はにおうものだけれど、よく見ると、どの乾物も細かい粉のようなカビに覆われている。白いカビ、黄色いカビ、水色のカビ。魚の種類によってカビもさまざま。と、最初、カビが生えちゃってる、と思ったけれど、これは食品を腐らせるカビではなくて、発酵の証である菌類なのである(と思う)。だからにおいが強いのだ。
日本では魚の発酵食品は鰹節や鮒寿司(なれ寿司)、クサヤぐらいしか思いつかないけれど、ボゴールのこの種類の多さ。鰹節が東南アジアから伝わってきたというのも納得できる。ボゴールは魚の発酵食品王国らしい。以降、ほかのいくつかの町のパサールにも行ったが、こんなにカビを大事にしているところはなかった。
インドネシアの宿には普通自炊設備がないので、買って試すことができないのが残念だった。どんなふうに使われているのか知りたい。
ボゴールの市場は、足元はひどいぬかるみ、あまり清潔っぽくないけど、ワイルドで、売っている人たちの勢いの良さや、品物には「生きている」力強さと生々しさを感じた。
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写真/ジャワ島ボゴール(2008年)
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