サシバ
(差羽、学名:Butastur indicus)
タカ目タカ科サシバ属
別名大扇(おおおうぎ)
中国北部、朝鮮半島、日本で繁殖し、
東南アジアやニューギニアで冬を越す。
日本では4月ごろ夏鳥として本州、四国、九州に渡来し、
標高1000m以下の山地の林で繁殖する。
雄はおよそ47cmで雌はおよそ51cm。
翼開長105cm-115cm。
以上 wikipedia より
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サシバ 今季 初撮り。ソクホー
さわやかな秋空がひろがっている。
きょうの名瀬
10時 24.7℃ 降水0.0 北 1m/s 日照1.0h 湿度48 1016.6hpaきのうの名瀬
21.3℃ から 25.8
渡って来たては、神経質そうに見える。
なかなか写真を撮らせてはくれない。
道路わきの電柱の上。
背景が空(そら)だと写真写りは悪い。それに逆光だ。
背景が山になるような位置に車を止める。だからあまり近づけない。
距離およそ50mくらいか。
これ以上近づくと車のスピードを落としただけで警戒するようになる。
車内からカメラをフロントガラスに当てて手ぶれをふせぎつつ80倍。うまく撮れない。カラスとの区別がつくほどの写りであれば良しとせねばなるまい。
歯は差し歯か!?・・・サシバです。
いきなりつまらないことを書いてしまいましたが、すごい貫禄ですね。とてもじゃないけど近づけません。
相撲のない時期は平凡な生活を送ってますよ。九州場所ままだ一ヶ月ありますね。。。
サシバは、意外と神経質な鳥なのですよ。
このサシバが止まっているところは高い電柱のテッペンです。
サシバは、主にヘビ、トカゲ、カエル、ネズミなどの小動物を餌としていますので、松の木の枝の先端など見晴らしの良い場所から餌をねらっているのです。
(松の木は風媒花で次の世代に種を伝えていかなければならないので、先端を周りの木より集団で高く伸ばさなければならない、ということは、このブログで学びましたね、ふふふ)
松の木があって見晴らしのよい、開けた場所で、ヘビ、トカゲ、カエル、ネズミがいるような場所といいますと
どうしても人間の生活環境に近くになります。
そおなんです。
そこは里山と呼ばれるところなのですね。
かつて、おじいさんがシバ刈りへ、おばあさんが洗濯に行った中山間地の田んぼや川のある人里に近い山のことなんですね。
ですからサシバは、里山のシンボル的な猛禽と言われているんですね。
今は、全国的に里山が見直されていますが、それでも、農家の高齢化などのため耕作放棄されているところが多く
ヘビ、トカゲ、カエル、ネズミなどの生息環境が失われてしまうとサシバの繁殖も厳しくなってしましい、
2006年12月には環境省レッドリストの絶滅危惧II類へ指定されました。
その後の里山保全の必要性に対する全国的な意識の高まりと軌を一にするかのように
十両の里山関の快進撃がみられたことはつむぎさんもご存知のとおりでありますネ。
2006年
11月 ●①②●③ ④⑤⑥⑦● ●⑧●■休 西5枚目
2007
1月 ●①②③● ●④●⑤● ●●⑥⑦● 東3枚目
3月 ①②③④⑤ ⑥●⑦⑧⑨ ●⑩⑪●⑫ 東4枚目(優勝)
5月 ●①●●● ●●②③④ ⑤●⑥●⑦ 西前頭12枚目
そうした、市民による、里山保全への取り組みは、現在でも全国でくりひろげられているのです。
サシバは、カラスのように里山を越えて人間の生活環境に入り込み、
悪さをするということはありません。
里山のシンボルであるサシバを守ることは、里山を守ることであり、
私たち人間と動物たちのよりよい好ましい環境を創出することにもつながるのであります。えへん!
こうした自然保護の観点からも里山関が幕の内に返り咲くことは、自然と全国に里山の大切さをアピールすることにつながるのです。また環境保全の問題は、現代の世界的な関心事でもあるのです。
11月九州場所も注目されるところです。