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映画『61年目の約束』マレーシア 2018年Netflix

2022年11月09日 | 映画

PULANG | OFFICIAL TRAILER (HD) - DI PAWAGAM 26 JULAI 2018

原題 Pulang (マレーシア語で「戻る、帰る」という意味)
2018 · マレーシア · ドラマ
118分

美しい白い浜辺の風景は奄美のそれに似ていた。
出稼ぎに行った漁師の夫はなぜ61年も待ち続ける美しい妻の元へ帰らなかったのか?。
必ずしも明らかではなかった。


印象に残っているセリフがいくつかあった。
1941年12月の日本軍の侵略(invade)で生死をともにした親友ラム(華僑であることを隠している)の口癖は「ノープロブレム」
臨終のベッドで人生を回顧する妻は「我々は神に帰属する」とたびたび口にする。
息子と母に確執はあったのか。息子の学校の先生の好意は?
家族の生活は「運命の波」と「偶然」に翻弄される。
人生は選択できなかった道で満ち満ちている、のだろうか。それとも選択した道でできているのか。
「61年」の謎は容易には解けなかった。よくも悪くも、人生、ドツボにハマったということは、あとから思うことはありますよね、「61年」だって、一生だって。そういう映画かなあ。

日本軍の侵略(invade).(前半の一部)。
「日本軍は英国の占領から解放してくれる同盟軍だ」と叫ぶ住民はなぜか覆面をしている。
妻は「日清戦争はここまであふれてきたのだった」と回顧する。

真珠湾攻撃の一時間あまり先に攻撃開始された日本軍のマレー作戦は、事実上太平洋戦争の開戦であるがパールハーバーと比べあまりよく知られていない。
地元の人の日本に対する感情などもあまり深く考えたことがなかった。(華僑であるらしい親友ラムは反日感情を隠さない)

出稼ぎの夫の乗った船がアメリカ統治下1953年の沖縄につく場面があった。
日本軍の侵略(invade)統治も反日感情もこの映画の主題でなさそうなのだが、あまりに知らない歴史をすこし調べてみた次第。


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