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『沖縄と本土』――いま、立ち止まって考える 辺野古移設・日米安保・民主主義 単行本 – 2015/10/7

2016年03月10日 | 本と雑誌

『沖縄と本土』――いま、立ち止まって考える 辺野古移設・日米安保・民主主義 単行本  – 2015/10/7

翁長雄志 (著),    寺島実郎 (著),    佐藤優 (著),    山口昇 (著),      & 2 その他

amazon 内容(「BOOK」データベースより)

聴衆が固唾を飲んで聞き入った、白熱のシンポジウムを完全収録!2015年7月29日、東京。その発言を生で聞こうと集まった人々が見守る先にいたのは、翁長雄志・沖縄県知事。保守系として鳴らした人物が、「オール沖縄」「イデオロギーよりアイデンティティー」を旗印に沖縄人の心を熱く語る。辺野古問題を解くカギがここにある。

amazon 登録情報

単行本: 144ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2015/10/7)

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図書館の郷土コーナーの新着コーナーには、
沖縄本もかなりの割合で並んでいる。
私が借りるのは、結局奄美本より多いかもしれない。

本書を借りてすぐ、
「辺野古埋め立て巡る裁判  国と沖縄県の和解が成立」3月4日 13時52分
のニュースを聞いた。
 
本書の副題どおり「いま、立ち止まって考える」事態になったわけだ。

本書収録の2015年7月29日のシンポジウムから、十日あまり後にも、
菅義偉官房長官は8/4日の閣議後の記者会見で、
名護市辺野古沿いの移設作業について
10日から9月9日までの約1カ月間、一時中断すると発表、と時宜を得ている。

左右のイデオロギー論争は別にして、読後の率直の感想では
辺野古埋め立ては現実的に無理なのではと思った。
事故が起きたらどうなるのだろう。

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本書では、本土とは沖縄以外の日本という意味で使われている。

それについては、著者の中でも違和感をもつ人もあるが
奄美はより複雑だろう。ここでは奄美は本土ということになる。

一方で
日本の領土は6,852の島から成り
国土交通省の「本土」・「離島」の定義は
北海道・本州・四国・九州・沖縄本島の5島を「本土」、これら5島を除く6,847島を「離島」としている。
これによると奄美は離島ということになる。沖縄本島以外の沖縄もだ。
「本土」に関しては「内地」という言葉もあり、奄美の歴史を考えると複雑だ。

「本土」の受け取りかたは国内でもさまざまあって
たとえば、北海道や沖縄本島でも、本州、四国、九州を「本土」または「内地」と呼ぶことがあるし、
四国においても本州のことを「本土」と呼ぶことがあるらしい。wikipedia「本土」

あ、本書の本題からそれてしまった。

本書に収録されているシンポジウムは、動画で聴くことができる。1:57分

シンポ「沖縄と本土」で翁長知事講演、400人が参加 朝日新聞
上遠野郷 2015年7月30日13時57分