奄美 海風blog

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春(大阪)場所十二日目(木) 奄美出身力士全13人の結果 星取表

2010年03月25日 | 大相撲

大相撲春(大阪)場所十二日目(水)

奄美出身力士全13人の結果 星取表 goo大相撲より 

(太字はきょう取り組みのあった力士 赤色は勝った力士)

十両

旭南海(きょくなんかい) 東7・天城町
●○●●● ●○○○● ●○ 5勝7敗

幕下

薩摩響(さつまひびき) 東12・宇検  
●--●○ --○-○ -○ 4勝2敗 勝ち越し

東幕12 薩摩響 4勝2敗 ○ 寄り切り● 3勝3敗  鬼嵐 東幕20

随所に薩摩響のよさが出た一番だった。立ち合い、画面左、薩摩響が左へ飛んで注文をつけようとしたのを先に読んだ鬼嵐(おにあらし)も左に90度変化した。しかし、それで落ちる薩摩響ではない。低い姿勢で相手の中に入って食らい付く。小さい体で足の運び動きが俊敏だ。鬼嵐の再三の叩きにも耐え、最後はトビウオが海面を跳ねるように跳んで、そのまま鬼嵐(おにあらし)を土俵下まで突き飛ばして寄りきり。 

里山(さとやま) 東26・笠利 
-●-○- ○-○●- -○ 4勝2敗
勝ち越し

東幕22 持丸 3勝3敗 ● 押し出し ○ 4勝2敗  里山 東幕26

立ち合いの踏み込みは里山が勝(まさ)った。里山、いったん押し返されるが、長身(189センチ)の持丸(もちまる)の腰は高い。それを見た里山が、腰を落とし再び前に出る。と、持丸はあわてて上から叩いたのがいけなかった。里山 は速い足の運びで一気に土俵際に相手を追い詰め、仕上げは大きい相手を下から突き起こしての押し出し。大きい相手の足元に入り込み、相手に相撲を取らせない、好調時の里山の相撲。今場所は勝機を逃さず速い相撲で決定力が増した。 あと一番も勝って、来場所に勢いをつなげたい。

若乃島(わかのしま) 西37・龍郷
●--●○ --○●- ●- 2勝4敗

三段目

慶(けい) 東30・瀬戸内
●-○-○ --●●- ●- 2勝4敗    

喜ノ国(よしのくに) 東34 ・喜界
○--○● --○○- -○ 5勝1敗
   

東心山(とうしんやま) 東47・徳之島母間
○--●○ -●-○- ○- 4勝2敗      

序二段

徳州山(とくしゅうざん) 西28・天城
○--●- ○-○●- -● 3勝3敗
 

若三浦(わかみうら) 西43・瀬戸内
-○-●- ○-●-● ●- 2勝4敗    

喜乃富士(よしのふじ) 西63・喜界
-○-●○ -○-●- ●- 3勝3敗    

朝奄美(あさあまみ) 東110・徳之島大原
●--○- ●●-○- -● 2勝4敗
 負け越し      

奄美岳(あまみだけ) 西111・笠利 
-○●-- ○○--● -● 3勝3敗
   

序の口

舛奄美(ますあまみ) 東9・名瀬
○-○-○-●--○ ●- 4勝2敗 

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■星取表の表示記号の見方
○ 勝  ● 負 □ 不戦勝  ■ 不戦敗
や 休み  × 引分  △ 痛分 - 取組なし(幕下以下)


『日本人は桜のことを何も知らない。』(E Life‐long Books) (単行本)

2010年03月25日 | 本と雑誌

100325booksakura 2010年 28冊目

←桜は、こうして見るのが理想。

『日本人は桜のことを何も知らない。』 (E Life‐long Books) (単行本)
美しい日本の常識を再発見する会 (編集)

google

登録情報
単行本: 190ページ
出版社: 学習研究社 (2003/02)

発売日: 2003/02
商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 1.4 cm

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「桜が咲いております。
懐かしい葛飾の桜が今年も咲いております」

↑ これは、1969年8月27日 「男はつらいよ」第一作 冒頭の寅さんの語りです。

日本の桜の八割は、個性のない、クローン桜 ソメイヨシノがしめる。

「日本人は桜を愛しすぎて理性を失ってしまったか」 毎年いつまでも咲きつづけるわけではない。

終戦直後に植えられた桜が、いっせいに寿命を迎え、日本から桜が消える!?

そのことを知る人は驚くほど少ない。

「5日間の溺愛と、360日間の無視。サクラほど不憫な花はない。」

日本ははソメイヨシノ的な国。 全国一律金太郎飴。

「夏になったら、鳴きながら、必ず帰ってくるあの燕(つばくろ)さえも、
何かを境にぱったり姿を見せなくなることもあるんだぜ」

↑ 寅さん7作目のつぶやき。

ネットの普及とともに既存マスメディアも消え行く運命にあるのか?

花見情報をながすTVの一斉報道も、まさしくソメイヨシノ的。

消え行く、ソメイヨシノの運命についての報道はほとんどない。

しかし、本書は、わずかながら対策は、あるという。

日本人のサクラにたいする誤解を解きながら、日本人と桜を、歴史的、文学的に概観するとともにサクラという植物を、科学的、実務的な観点から見たソメイヨシノの危機対策を考える。

それは結論を簡単にいうと「老いたソメイヨシノの延命と、第二の景勝地、新たにサクラの名所をつくることにある」

これは、サクラを愛する人々の努力に加え、多くの市民の関心のたかまりが必要だろう。

富国強兵を急いだ明治政府の学制発布で全国の小学校に春咲くサクラ、ソメイヨシノが一斉に植えられたのは、南は鹿児島市から北は函館市まで。ということは以前に学んだ。

奄美や沖縄では、サクラと言えば正月のころ咲く、ヒカンザクラのこと。ソメイヨシノと比べると非常に個性的ではある。このこともあまり知られているわけではなさそうだ。

が、しかし、さらに、奄美大島でもソメイヨシノが咲くということは、全国の愛桜家の間でも、ほとんど(まったく)知られてはいない。

このブログ 2010年3月22日 (月曜日)
奄美・湯湾岳にはやくもソメイヨシノ咲く

奄美そのそのものも、そうなのかも知れないが。(桜の観察つづけます)