インターネット書店が充実した今でも、
街の書店に行くことは、いわゆるひとつの冒険です。
特に目当ての本や、ジャンルが決まってない時は、やはり街の本屋さん。
どんな本に出会うか分かりません、という意味で冒険。
この本は、散歩の帰りに立ち寄った書店で、
このブログは、散歩(車)と写真がないと
ほとんど成り立たないわけで、
ブログをやってなければ、手にすることはなかったはずで、
手にとったにしても立ち読みですませたはずでしたが
買ってしまいました、Y660E+税、分のブログネタ。
「しかし散歩という世界は深く、写真という世界もそれはそれは奥深い。」
「散歩写真とは、身辺の日常断面を切り取り、自分のまなざしを残す行為である。」
アリストテレス(逍遙学派)もニーチェもカントも、
夏目漱石も森鴎外も西田幾太郎も志賀直哉も、
みんな散歩が好きだった(ことになっている)。田中一村だって。
しかし、この本は、そういうことについて書かれたものではなく、
たかが「散歩して写真を撮る」ことについて書かれている。されど、についても。
散歩の途中、たまたま空の雲の写真を撮った帰り、手にしたこの本で
偶然、「日常写真の光景」の「空」のページを開いた。
そこに、『空の名前』(高橋健司著)の紹介、空に名前があるなんて。
うーん、「身近な抽象」かぁ、でY660E+税。
本の最後から二枚目の写真(白黒)
原宿の古い小さな店の入り口前。原付バイクと自転車二台。
老舗らしい木枠にガラスの引き戸が入り口で、
そこに手書き文字のポスター、新聞紙を拡げた大きさ。
マジックで
”フロムエーを読みながら
餃子をたべるのは、
絶対にやめて下さい!!店主”
名瀬にだってあるぞ、何々、しないで下さいの手書きポスター。
カテゴリ、シリーズができそうな。
いったいなにが面白いのかわからないところがおもしろそう。
これが、散歩写真とこの本の感想。(これから読むのですが)
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