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奄美 海風blog

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西日ドライブ。

2004年11月08日 | ドライブ

041108-nisibiそろそろ日が傾き、山肌は黄金色。まっすぐ宿に帰るには、まだもったいない。

長い水平線は動画でなければ。水平線の左の海は「後ろ」、バックミラーの海面が日に輝きだしている。

奄美大島北部の山は、南部と比べて低い。なだらかな山の稜線の上には、ポツン ポツンと飛び出した、リュウキュウマツのシルエット。風もないのに、右になびいた形。風雪じゃあ、なかった、台風に耐えた形だろう。(写真はない)

バイクが二台通り行き交う。名瀬市内では、50ccのスクーターが多い。この二台は観光客の人だろう。

一台目は。ハンドルを肩ほどの高さで握り、足と股を開き加減にゆったりと、水平線を見やりながら。
サングラスになぜか、口ひげの人が多い。革ジャンがきまっている。シートに背もたれがあるのだろうか、ふんぞり返ってラクチンそう。エンジン音はドドドッ。バンパーが光る。

もう一台。腰高のバイク。泥よけ、がタイヤから大きく浮き上がっているタイプ。フルフェイスのヘルメット。口元にはマスクのようなもの。ジーパン。リュックを背負う。浜で野宿する時に敷くシートだろうか。丸めて銀色。なぜか、礼儀正しい感じがする。
こちらはスピードを上げ、颯爽と車体を傾けカーブを曲がる。
奄美ではこちらのタイプを多く見かける。

今日の名瀬は最高気温25.5度を記録した。この写真を撮ったときも暑かった。


続 奄美大島西まわりドライブ。大和村今里。

2004年09月30日 | ドライブ
040928-imazatoここからここここここも過ぎると、大和村 名音(なおん)。名音からは、まもなく完成する志戸勘トンネルの上の県道の峠越えです。この峠越えのコースは、海、山の景色、道路とも迫力満点だった。

峠を下り、古い短いトンネルを過ぎると、そこが大和村今里。ここは、大熊同様、カツオ漁業で栄えたところだが、かつて1500人を数えた人口も今は過疎化で、200人ほどだという。(大和村にある11の集落全体では2,100人ほど)大和村役場のホ-ムページ

この日は豊年祭の準備か、集落と海岸を隔てて走る県道に、青年団の豊年相撲のぼりが見えた。その向かいが公民館。公民館の前の土俵からは、東シナ海の海が見える。

奄美各地の集落には、公園にブランコがあるよりも当たり前に、公民館の前庭にはこうした屋根つきの土俵がある。会場(クァイバ)はスタジアムでもあるのだ。

赤土で固められた Sumo ring には、子供の頃の思い出が詰まっている。カッタ、メダマ、クギウチ。
お砂場はいらない。「人生に必要な知恵は全てここで学べた」のだった。道路をわたれば、長い海岸。

海の見える土俵は、上がるだけでも勇壮な気分になるのだそうだ。

団塊の世代の人たちも、そろそろ敬老会に入り、この公民館の観客席(写真の白いカーテンの後ろ)に招かれて、子や孫や、そして曾孫たちの相撲を観戦するのだろう。

家の集まりの席などでは、男たちのノミカタの、料理作りや後片付けに忙しかった女性たちも、おばあちゃんになると、正装して相撲見にこの席に「行きマイ」になる。

今里は、集落から500メートルほどに迫ったところにたたづむ「立神」(たちがみ)が印象的だ。名瀬のそれと比べ、どっしりして、どこか南国の女性的な印象で、存在感がある。

他の奄美の集落にも、集落近くの沖合いに、こうした岩山が立っているところが多くあり、そこはニライ・カナイと呼ばれる豊穣の国から海を渡ってくる神様が立つところともいわれている。

シマを遠く離れて暮らす人たちにとって、毎日眺めて慣れ親しんだこの風景は目に焼きついて離れないことだろう。
シマ唄が聞こえてきそうな風景だ。

岩山の裏側にまわって見たくなった。
実際に小舟か泳いで、近くで見上げると、朝日に照らされた岩肌はとても神々しいだろうなぁと、双眼鏡を覗いてそう思った。
ドライブには双眼鏡があればなお良いです。

このあと県道は海岸沿いを離れ再び山道を登る。名瀬に引き返さず、このまま古仁屋(こにや)まで行くつもりなら、名瀬で弁当を買ってきておいた方がよいでしょう。


名瀬から遠回りして古仁屋へ。

2004年09月21日 | ドライブ
040921-suiheisen奄美大島を西回りで名瀬から南部の瀬戸内町古仁屋(こにや)へ向かう道。制限速度、時速50キロ。そんなに急ぐのはもったいないような景色が続きます。50キロ出したくても出せない、急な曲がりくねった坂道もあります。どちらも景色は壮観。奄美大島北部の景色とはまた一味も二味も違います。

地図をもって、出来るだけ長い道のりを選んで行きます。たっぷり時間をかけて。「古事記の世界の風景」がお楽しにいただけます。「古事記の世界」行ったことないけど、行ってみれば「言われてみれば、なるほど・・・」と思うそうです。

海に落ちる夕日を眺めたい人は、夕方にかけて古仁屋から名瀬に向かうのがよいでしょう。



名瀬市古田(ふるた)町の国道、島尾敏雄の小説

2004年07月06日 | ドライブ

040706-hurutacho.jpg

「県立って沖縄じゃなくって、鹿児島県立ですよね。」
「加計呂麻島でも見ました。呑之浦。ガイドブックで。」
でもここは名瀬市古田町の国道58号線「古見本通り」。
島尾敏雄の小説『日の移ろい』中公文庫(続もあります)
に、この界隈のことも書かれています。
ブログじゃなっくって日記形式。結構毎日書かれている。

田中一村と同じ時期に奄美にいたはずです。
詳しくは、こちらのサイトなどで調べて下さい。

この道の先は、住用村マングローブ原生林、
瀬戸内町、海中公園(グラスボート)、古仁屋港
からフェリーで加計呂麻島に渡ります。