奄美カンポンLIFE

being on the road. where is next? 奄美移住生活悲喜交々。

かつてマングローブ林だった場所

2006-02-28 22:03:27 | 奄美な生活
宇検村の焼内湾に注ぐ河内川河口域、リバーリバイバル研究所のニイムラさんによると、ここはかつてマングローブ林だったそうです。今は両岸とも護岸され、その面影さえありません。

写真を探してみたら、去年の秋頃の写真が一枚見つかりました。釣りをしているのは、どうやら僕らしい。本当に何処に行っても釣りをしているらしい。ガラやボラが結構たくさん泳いでいました。

河内川河口域のマングローブの消滅が、この川でのリュウキュウアユの生息数を減らしているのではないかという仮説のもと、その状況の調査を行い、マングローブ林を復活、つまり、リュウキュウアユをはじめ生物の生息しやすい環境を復活させるという壮大な計画が3月中旬、12日~16日のリバーリバイバルでスタートします。

計画の詳細はコチラで......。

河内川河口域(奄美大島)マングローブ再生プロジェクト実施計画(案)

マングローブ帰ってこい→「まんこい」プロジェクト


現状を嘆いてばかりいても仕方が無いから、新しい次の一歩進めましょう。僕は子どもの頃から釣りをしてきていて、釣りができる川や海が破壊されていくことを、子どもながらに嘆いていました。だからこそ、縁あって奄美という場所に来て、縁あってニイムラさん達と知り合い、この年になってリバーリバイバルのお手伝いができることを嬉しく思います。

さあ、どうせするなら、可能性を信じて、楽しく頑張りましょう。

川と海とが交わる河口域って、釣りをする人や魚が好きな人にとっては、魅力的というか大変ソソラレル場所なんです。水辺に生息する生き物にとっては、とてもとても大切な場所なのです。

奄美ジベタLIFE

2006-02-27 13:28:23 | 奄美な生活
引越し作業もようやく一段落しました。写真は引っ越した先の海岸です。水平線の向こうは太平洋、朝日が昇ります。ただ今高潮対策の工事が続いています。

海岸へ散歩に来ていた集落のおじぃと少し話をしました。昔はアダンの林が海岸線を囲んでいて、きれいな砂浜にはたくさんの海ガメが産卵に来て、魚もたくさん回遊してきたそうです。

人の命と財産を守るため、高潮対策は必要だと思います。その上で、出来るかぎり自然へのインパクトの小さい工事を望みます。

これからは、ここが僕の最寄の遊び場になりそうです。夜、家の外に出るとカエルの合唱とともに、波の音が聞こえました。台風の時は風が強そうですが、海の側で地べたな暮らしもしてみたかったんです。

「奄美ジベタLIFE」の始まりです。

野生化ヤギに悲メイ

2006-02-26 19:34:23 | 奄美な生活
かなり寒いタイトルではありますが、本日の朝日新聞の記事です。

奄美に初めて来た時、野良ヤギが闊歩している様子に興奮した覚えがあります。今でも車を止めて眺めたり、無邪気に写真を撮ったりしていましたが、野良ヤギによる被害はかなり深刻とのことです。

その記事によりますと.....。

これらの野良ヤギは元々は飼育されていたものが、飼い主の高齢化等により放され野生化したもので、30年ほど前から増加している。ヤギの繁殖力は強く、草や木の葉、根などを食べる他、多数で踏み荒らす「踏圧」で植生に大きな影響を与える。

植物が食い荒らされているため赤土が露出、サンゴの広がる海に流出している。住用村では絶滅危惧種のオキナワギクが食いちぎられ、ハンミャ島では地面がむき出しなり、絶滅危惧種のアマミヤマシギなど地面に巣を作る野鳥が犠牲になる可能性が指摘されている。

被害の非常に大きい小笠原諸島では、東京都が97年度より毎年1千万円以上の予算を投入し、ヤギの駆除と植生再生事業を行っている。03年度までに1,500匹のヤギを駆除した。

等々紹介されていました。


ヤギは何も悪くないにもかかわらず、人間社会の都合により駆除の対象になってしまうんですね。「わーヤギかわいい」とか言っている場合ではないのかもしれません。今から何かしら対策をしていかないと、小笠原状態になってしまう気もします。

瀬戸内では野生化ヤギスポットがいくつかあって、かなりの確率で普通に見かけます。内地から友達が遊びに来ると案内していました。西古見周辺では数百匹!が野生化しているらしいのです。実際に色々な取り組みが地道にされてますが、人間社会と自然界の折り合いを真剣に考えていかなくてはいけないと改めて思いました。


新緑

2006-02-26 00:11:34 | 奄美な生活
2月だというのに、奄美は新緑の季節ですね。僕はこの黄緑な新緑の木が好きです。

もうしばらくすると、森全体が新緑となって、ブロコッリー状態となります。

そんな季節が、待ち遠しい。

そんな季節も、もうすぐだ。

この眺めも見納めなのだ

2006-02-24 22:51:14 | 奄美な生活
引越しました。昨日、今日と怒涛の引越し作業。あーしんど。

同じ瀬戸内町内ですけど、一軒屋を借りました。

何が嬉しいって、屋外水道。これで釣具も車も人も洗えます。

海までは徒歩3分。夏には海ガメが産卵にやってきます。

何はともあれ、あーしんど。

もう一つ、ついでに、あーしんど。



クレーン車がやってきて大騒ぎ。大袈裟やって。takaとはまさんとしばし眺める。



洗ってあげますからね。草抜きが難儀しそう。



大島海峡に帆船がいました。クジラやら潜水艦やら帆船やら、色々来ますなぁ。

大島海峡のクジラ

2006-02-23 00:26:27 | 奄美な生活
海上タクシーとびうお3号を仕事で利用している時、船長さんとクジラの話をしていたら、「写真があるよ」と見せてくれ、「おおースゲー」と連呼していたら、「それあげるよ」とこの写真を頂きました。

一昨年の夏撮影されたとのことで、クジラの尻尾の後ろには、しっかりと古仁屋の町並みとコーラル橋が写っています。この時は40分ほど船で伴走したとのことでした。ん~やっぱり海峡の中にこうして入ってくるんですね。これは、なかなかスゴイ。

船長ありがとうございます!

やっぱり自分の目で見てみたいです。最近は血眼になって海面を見つめています。

ところで、今日はもはや暑かったです。仕事は半袖、2月とは思えません。



写真は「とびうお特製カレンダー」にされていました。



本日の古仁屋港の夕日。こんな所でカメラを構えていると、まるで観光客のようです。海上タクシーの船長の何人かに「何撮ってるの?」と不思議がられました。みなさんにとっては当たり前の風景なのでしょうね。実際はもっとキレイなんですけどね。

想定外

2006-02-22 00:07:50 | 奄美な生活
瀬戸内から1時間半かけて行ったのに、臨時休業とは....。

あんまりやん、ビッグⅡさん!

しばらくtakaと呆然。

腹いせに、横のジョイフルで飯を食べてきたのであった。(腹いせになってない)

ゲストハウスが僕を呼ぶ

2006-02-21 22:42:49 | 亜細亜な旅
なんか、時々妙にタイとかマレーシアのゲストハウスに泊まりたくなります。レセプションの前はだいたいロビーというか、共有スペースになっていて、軽食が食べれたり、テレビが見れたりして、色んな国の人たちが寛いでいます。そんな中に身を置き、何気に「地球の歩き方」を読んだりしていました。

どうでもいいんですけど、当時の地球の歩き方は、よく地図が間違っていて、「地球の迷い方」と密かに言われていました。本当に間違っているんです。

でも、バックパッカーはもうしんどいかなぁ。あ~でも、やっぱり、行きたいなぁ。僕のバックパックは埃を被ったままです。たまには背負ってやりたい。




心地よすぎて困る

2006-02-20 21:53:30 | 奄美な生活
本日の午前中は久しぶりに心地よい晴天でした。申し訳ありませんが、仕事をする意欲を奪われます。暑くも無く、寒くも無く、こういう日は何はともあれ、釣りをするに限ります。

写真は加計呂麻島の安脚場です。眺めはサイコー。実際の景色はもっとワイドで雄大です。正面は瀬戸内町のヤドリ浜と蘇刈集落で、その裏がホノホシ海岸になります。

潮が写真の右端からどんどん海峡に入ってくるのが見た目で分かりました。ゴーゴーと潮が流れる音も聞こえました。名前は分かりませんが、鳥がたくさん飛んでいました。クジラはいませんでした。(そんな簡単に見つからんって。)

イルカ目撃と捕鯨の話

2006-02-19 21:19:37 | 奄美な生活
カケロマ クジラプロジェクトXさんの情報で今日大島海峡の古仁屋沖でクジラが出たそうです。最近イルカもよく海峡内に入ってきているとのことで、最近仕事中いつも海ばかり見ています。海を見ながら車を運転してしまうので危ないのです。

そして本日、この努力の甲斐あって、勝能湾入り口でイルカ5匹ほどの群れを目撃しました!バンザーイ!湾の入り口から古仁屋方向に泳いで行きました。思いっきり仕事中だったのですが、しばし眺めていました。写真を数枚撮ったのですが、全く写っていませんでした。無念。

目指せ!クジラ目撃!

話は変わって、職場の嘉鉄の職員さんにクジラの話をすると、その職員さんの親の世代の時代には、時々クジラが海峡に入ってきて、それを見つけると集落の人たちで捕鯨に行き捕まえたそうです。

初めて聞く話でした。奄美で捕鯨がされていたとは、なかなかスゴイ話ですよね。

祝 ニイムラさん奄美大島来島!

2006-02-18 21:01:33 | 奄美な生活
まるで芸能人かスポーツ選手が奄美に来るかのようなタイトルですが、僕にとっては同じ感覚です。リバーリバイバル研究所のニイムラさんが12月以来、3ヶ月ぶりに3月11日~17日に奄美大島に来島されます。

今回はリュウキュウアユの産卵撮影とマングローブの植栽実験の準備を主にされるそうです。リバーリバイバル研究所奄美支部の僕としては、黙っている訳にはいきません。お手伝いさせて頂きます。楽しいんですよね、ニイムラさんのお手伝い。

リュウキュウアユの産卵撮影もですが、マングローブ植栽実験も、これまたおもしろそう。僕は昔からマングローブ好きなんです。沖縄へ友達と旅行した時は、北部の東村までわざわざマングローブを見に行きました。

釣りもしましょうか? ねぇ、しゅんさん。

諸鈍の田植えは3月下旬頃らしいです。微妙ですね。また近づいたら確認してみます。

ん~楽しみ。

12月のリバーリバイバルの時には多くの出会いがありました。さて、今回は?

サブマリン停泊中

2006-02-17 22:52:59 | 奄美な生活
昨日の朝から大島海峡内に潜水艦が一艇停泊しています。フェリーかけろまで出勤する際、その真横を通過しました。なんだか、僕には物騒な光景に映ります。

潜水艦なるものを生で見たのは瀬戸内に来てからです。イージス艦、護衛艦、補給艦色々やってきます。よく分かりませんが、訓練の一環なのでしょうか?停泊許可とかは要らないのでしょうか?

移住した当初の2年前に比べると確かに見慣れてきました。地元の人達にとってはもっともっと見慣れた光景なのでしょう。

入賞作品のみなさん

2006-02-16 13:56:46 | 奄美な生活
しつこいですが....第3回加計呂麻フォトコンテスト入賞作品が瀬戸内町のホームページに掲載されていました。

詳細はコチラで ⇒ 加計呂麻フォトコンテスト

応募作品37点、少なっ!
応募人数15人、少なっ!

今回のフォトコンテスト入賞9作品の内、人物写真が7作品、風景写真が2作品でした。この中で僕は「スーパーダッシュ」が好きやなぁ。

写真は加計呂麻島の佐知克(サチユキ)です。ここの景色もとても綺麗です。佐知克には精糖工場の西田精糖さんがあります。正面の島影は請島です。

ちょっとした独り言

2006-02-15 23:24:27 | 奄美な仕事
施設で生活している利用者の中には、障がい故に、病気故に、何かしらの原因で、突然怒ったり、泣いたり、自傷したり、時には人に暴力を振るったりする場合があります。

以前は一般的にそれらを問題行動とか不適応行動とか言ったりしたんですが、それはあたかも、その利用者自身の我がまま、性格、身勝手さのように言われたりもしました。

でも、そうじゃないって僕は思うんです。

その人がその時その場で、そうせざるを得なかった理由があるんだと思うんです。それが何かしらの障がいによるものだったり、病気によるものだったりするんじゃないかと。

同じ環境で生活していても、ストレスを受けやすい人もいます。それはその人が悪い訳ではありません。

「そんなことしたらだめでしょ!」ではなく、「何でそうしてしまうんだろう?」という発想が必要なんじゃないかと思うんです。そういうことの根拠、裏づけのある支援をしていかなくてはいけないと最近改めて思っています。

今担当している利用者が「また4月からも○○(僕の名前)さんの担当がいい」と言ってくれました。とても嬉しかったです。1年を通し何か一つでもお互いにとって手応えのある支援をできればって思います。

やっぱり直接支援の現場の仕事はおもしろいです。


海ガメの漂着死体

2006-02-14 22:54:39 | Weblog
職場の前の海岸に子どもの海ガメ死体が漂着していました。色々な漂着物がありますが、海ガメは初めて見ました。死因は何だったんでしょうか?生まれた子ガメが大人まで成長するのは大変なことなんだと改めて思いました。

去年はたくさんの海ガメと出会いました。数えてみたんですが、瀬久井(釣り中)3回、清水(釣り中)2回、ホノホシ(友人案内等)3回、大島海峡の真ん中(通勤中)2回、勝能(仕事中)2回、請島(釣り中)1回、海岸(産卵中)3回、で、合計15回。結構出会っている気がします。それだけ海に近い生活をしているのかもしれません。

さて、今年は何回出会えるでしょうか?また、たくさんの海ガメと出会える1年であるといいなぁと思っております。産卵のために海岸へ上陸した海ガメを見た時は、本当に感動しました。いつまでも産卵に帰ってこれる海・海岸であって欲しいです。

ちなみに、ホノホシは結構穴場のようです。エサ場になっているのでしょうか?ダイバーさんや漁師さんはもっと頻繁に出会うのでしょうね。釣り人は海ガメに出会うと、魚が逃げると嫌がるんです。そういえば、一度海ガメを釣ったことがあります。



漂着した子ガメの死体。甲羅がはがれていました。痛々しい姿です。



去年出合った産卵に来た海ガメさん。とても大きく、感動でした。