奄美カンポンLIFE

being on the road. where is next? 奄美移住生活悲喜交々。

夏祭り開催

2006-07-31 13:30:06 | 奄美な仕事

29日(土)職場の施設で夏祭りを開催しました。

この一週間はその準備に追われましたが、天候にも恵まれ盛大に開催することができました。保護者や関係者を含めて、約400人のお客さんが来場されました。古仁屋からもたくさんのお客さんが海上タクシーで来場されました。

余興では利用者のダンスにはじまり、島唄、琉球舞踊、フラダンス、バンド演奏、最期に福引大会・花火大会と続きました。

来場して頂いたみなさん、余興に出場して頂いたみなさん、本当にありがとうございました。今年もいい夏祭りを開催することができました。



琉球舞踊を踊ってくれた子どもさん。かわいかったですよ。



利用者のオープニングダンス。


初レディーフイッシュ!

2006-07-28 11:29:22 | 奄美な釣り

レディフィッシュ(和名カライワシ)釣りました!

ワタクシ的に初物です。めっちゃ走りましたよ。めっちゃ飛びましたよ。もうホントにすんごい引くんですよ。ドラッグがジージー鳴いてましたのよ。ラインを太目にしていたので強引に岸へ引きずり上げました。

場所は住用川と役勝川の合流点、マングローブの真っ只中です。たぶんこの周辺で一級ポイントです。いかにも釣れそうな場所で釣れました。

ルアーは安物ポッパー。一飲みでみごとにフックがひん曲がりました。


それはさておき、ここのマングローブ凄いですね。家から車で30分、干潮に合わせて行ったのですが、もう生命感がムンムン、プンプンしてます。

僕はこういう場所相当好きです。

小魚、カニ、エビ、無数にいます。上げ潮になると見る見る内に潮が上がって景色が一変します。昔々からこの干満をひたすら繰り返しているんですよね。

マングローブのある汽水域、湾の入り口、住用川、役勝川、全体として守っていきたい場所です。リュウキュウアユもここから、それぞれの川へ遡上します。アユの産卵場所は川ですが、マングローブもとても大切な場所なんだと実感します。



分かりにくいですが、住用川(奥)と役勝川(手前)の合流点です。



広大な干潟。



オヒルギの胎生根が落ちていました。



西古見の観測所跡

2006-07-27 10:32:39 | Weblog

西古見へ行った際、集落の先にある旧日本軍の観測所跡まで行ってきました。瀬戸内町には戦跡がたくさんあります。

ここから相手の進入を発見し距離と方向を測定、砲台に知らせたそうです。中に入って海を見渡すと、その状況がリアルに感じられます。

数十年前実際に軍人がこここら海を監視していたんですよね。そんなに遠い昔のことではありません。正直なところ少し恐怖感を感じました。

この場所、平成16年5月まで全くの未整備で、草に覆われれていたそうです。戦後からずっと放置されていたということなのでしょうか?瀬戸内町内にまだまだそういう場所があるのかもしれません。

今も「整備されている」とは言い難い状況です。階段は崩れ、観測窓は車のジャッキで支えているだけです。観測所内にゴミも目立ちました。少し残念です。

町のホームページにも掲載されていないようです。


*町として色々対応されているのでしたら認識不足でした。すいません。



外から見るとこんな感じです。前は東シナ海となります。



おお!これが有名な三連立神かあぁ。



西古見の海岸にはアダンが鈴なりでした。

旅人は西へ向かう

2006-07-25 20:00:26 | 奄美な生活

訳の分からんおおげさなタイトルですが、奄美大島の西の端、西古見に行って来ました。瀬戸内町在住2年と3ヶ月にして初西古見です。

古仁屋から片道40キロ、普通に走れば1時間程でしょうが、寄り道が得意の僕は2時間かかりました。管鈍手前から一気に視界が開け、東シナ海が一望できます。

このシマはかつてカツオ漁で栄えたそうです。もうその面影はありませんが、珊瑚の石垣はみごとです。西和美さんも西古見の出身ですね。あれ、西和美さんのHPはカメさんが作ったんでしたっけ?

同じ瀬戸内町でありながら、全く別のシマに来た気がします。表現のしようが無いのですが、嘉徳と同じく旅人の心を揺さぶられる場所です。

このシマで暮らす人々の感情は当然分かりません。便利か不便かと言えば明らかに不便です。でも、上手く書けない上に無責任な言葉かもしれませんが、こういう場所があることは何かとても大切なことのように感じました。




こういう場所は、海からの風が入って、涼しいのです。



海岸線に沿って珊瑚の石垣が続きます。



たしかに。それ以上に、奥の白い仏像?が気になります。



日が沈めば、ここに集うのでしょうね。

ディナータイム

2006-07-24 22:20:33 | 奄美な生活

夜、近所の海岸を散策してきました。

オカヤドカリが熟れて地面に落ちたアダンに群がっていました。

しかも、えらい数。

たぶん、ぱっと見で視界の範囲に50匹ぐらい。

周りにはもっといました。

よっぽど美味しいんでしょうね。

いつまでも、ヤドカリ君が気ままに暮らすことができる海岸であって欲しいと思った次第です。



パスポート

2006-07-22 23:28:45 | 亜細亜な旅

僕が日本国民であることを証明する日本国のパスポート。

取得したのが1997年で、有効期限は10年、つまりあと一年で無効となってしまうのです。この1年で出国の予定はないので、このまま期限切れでしょう。

数年前にアジア旅をしていた時、出入国スタンプが増えていくのが妙に嬉しかったことを覚えています。

スタンプには、出入国ポイントと日時げが明記されているので、そのスタンプを見ると、その場所の風景と空気がリアルに蘇ります。

色々な国境を越えました。
色々な方法で越えました。

タイのスンガイコーロックからマレーシアのランタウパンジャンへは歩いて、
マレーシアのジョホールバルからシンガポールへはコーズウエイをバスで、
マレーシアのパタンブザールからタイへは鉄道で、
タイのノンカーイからラオスのビエンチャンへはメコン川の橋をバスで、

国境を越えました。

どれも旅人的にはメジャーボーダーなんですが、どの場所もそれぞれ思い出深い場所です。陸路での国境越えは旅の醍醐味の一つでした。

どの国境でもすぐにスタンプを押してくれましたが、旅を終えて帰国した時関空の職員に「薬やってない?」「見たことはあるよね?」と難癖をしつこくつけられました。それも今となっては一つの思い出ですが。

ヤドリ浜

2006-07-22 22:10:17 | 奄美な釣り

ヤドリ浜で泳いで来ました。

サンゴは死滅状態ですが、シュノーケルで十分楽しめるほどに、たくさん熱帯魚が泳いでいました。名前は分かりません。やっぱり干潮が狙いです。

人が数名いるだけで混んでいる気がしてしまいます。

水があれば釣りをしない訳にはいきません。小ネバリが沢山釣れました。

四角いホノホシ

2006-07-21 19:59:45 | 奄美な生活

久しぶりにホノホシ海岸へ行ってきました。

家からすぐ近くなんですけどね。

実はここ密かに海亀目撃可能性比較的大スポットなんです。

今日も2匹プカプカと気持ち良さそうに浮いていました。

丸い石だらけのホノホシ海岸で、四角い石を見つけました。

四葉のクローバーを見つけた気分です。

ついでにヤドリに回ると、「ひろみちゃん」が散歩中でした。

地元で有名な妙に上品な山羊さんです。



丸々してます。



青々してます。


海難事故

2006-07-20 20:24:06 | 奄美な仕事

奄美に来て感じることの一つは、海難事故の多さです。内地に暮らしていた時は身近でなかった海難事故の報道に触れることが多くなりました。

島なので四方八方を海に囲まれていて、海と関わる機会も多くなります。

地元新聞で読まれた方もいると思いますが、龍郷町の大島養護学校の生徒さんが、海水浴の授業中に所在不明となり、発見が遅れたため亡くなられました。

関係機関だけに非常ににショックです。にわかに信じられません。

僕の勤める施設でも7月に3回海水浴を実施し、先日終了したばかりです。安全面にはとにかく注意しましたが、同じような事故が起こってもおかしくありません。そう思うと、怖くなります。

島の障害者施設や学校のほとんどは海の近くに立地し、それだけ危険度が高いことを再度強く認識しなくてはいけません。

今年の海水浴の行事は終わりましたが、来年度以降に向けて安全面の再確認、改善すべき点を話し合いたいと思っています。



亡くなられた生徒さんのご冥福をお祈り致します。


カレンダー記憶

2006-07-19 22:48:46 | 奄美な仕事

昨日も、今日も、明日も暑い毎日...、本日は施設に入所しているYさんの外出支援でした。Yさんは自閉症です。

通る道、立ち寄る場所、買うジュース等々、毎回毎回、同じ内容です。喋る内容も独特の彼の世界。

僕はそんな彼の世界に少しお邪魔させてもらいながら、いつもと同じ内容の外出をお手伝いすることで、彼は落ち着いて外出を楽しむことができます。


ところで、「カレンダー記憶」って御存知ですか?

自閉症の何割かの人たちがが持っている能力で、誰かの生年月日を言えば、その年その日の曜日が分かるのです。彼はカレンダー記憶の持ち主?です。

数秒で計算をしているようなのですが、本当に不思議です。

その解説を本で読んだことがあるのですが、僕には読んでもいまいち理解できませんでした。ん~奥が深い。

障害者自立支援法施行3ヶ月

2006-07-18 20:30:30 | 奄美な仕事

4月に障害者自立支援法が施行されて3ヶ月が経過しました。様々な問題が指摘されています。ネットで検索していると、このタイミングで様々な研修が企画されているようです。

で、鹿児島でもすごくスゴク興味深い研修会があります。その名は・・・

「かごしまフォーラム」全国地域支援生活ネットワーク九州ブロック大会、兼、かごしま子ども発達相談支援センター自閉症セミナーの超豪華2本立て、2泊3日。

場所は医師会会館、アミュの向かい側です。

そうそうたるメンバー、そうそうたる内容、どれも聞いてみたい内容ばかりです。
スターバックスの障害者就労の話なんて、そう聞けるもんでもないし、赤石微之さんの「お仕事がんばります」も是非直接伺いたいし・・・・。

語弊があるかもしれませんが、こういう時、やっぱり島は離島故ハンディだと思うんです。最近高校野球とかで離島勢の不利さが新聞でも書かれていましたが・・・。それを自覚し埋める努力も必要かと。

何故なら、それは利用者の生活の質に直結するからです。



自立支援法により、どこの施設も大幅な収入減です。その収入減をカバーする努力が必要な訳ですが、福岡県の鞍手ゆたか福祉会では自助努力でその収入減をカバーしたとのこと。スゴイと単純に思いました。

その内容として・・・

(1)第1土曜日の営業
(2)定員緩和策を活用した通所授産施設の利用登録者の増員
(3)通所施設利用者の欠席の減少
(4)入所施設利用者の週末・祝日の施設利用の促進
(5)在宅障がい者の短期入所の利用の促進

つまり、どこの施設でも取り組むことができるのではないでしょうか。これからは、これまで以上に地域や事業者間の格差が広がっていく気がします。繰り返しになりますが、それは利用者の生活に直結していると思うんです。



動かぬ行政 消えた命

2006-07-17 22:33:43 | 奄美な仕事
朝日新聞の記事からです。世の中痛ましい事件が毎日のように報道されていますが、福祉の世界でも同様に痛ましい事件が起こっています。


<記事より・・・北九州市門司区の市営団地で5月、独り暮らしの身体障害者の男性(当時56)が、ミイラ化した遺体で見つかる事件があった。この事件で、北九州市が、男性が脱水症状で衰弱していたのを昨年9月に把握しながら給水停止を続け、病院に入院させるなどの措置も取っていなかったことが分かった。男性が生活保護を申請しようとしたのに対しても、相談段階で断っていた。 >

全文はコチラを是非。


そもそも申請を受け付けず相談段階で断ることを「水際作戦」と呼ばれています。生活保護費削減のため、保護費支給の締め付けが厳しくなっています。

それを「適正化」と言います。確かに不正受給はあるのでしょう。しかし、本来憲法25条生存権を実現する形で、権利として受けることができるはずの保護費が受けることができないのであれば、もはや人権の侵害です。

死後4ヵ月後にミイラ化した状態で発見されているにもかかわらず、担当役所の責任者の態度は「死去は残念だが対応は適切だった。」とのこと。全く責任は無いという態度は、あまりにも非情な対応と思えます。

これも格差社会の一面なのでしょか。

福祉が人を殺すとき」・・・10年以上前、僕が福祉系の学生だった頃よく読まれた本です。反対の立場から書かれた本も出版されてますが、当時も今も同じような事件が起こっていることに、やりきれない思いがします。

舌の記憶

2006-07-16 23:16:19 | 奄美な生活

久しぶりの晴れた休日、龍郷町戸口のアウンリゾートに行って来ました。

ここでタイカレーを食べた訳ですが、これが相当イケマス。アジア旅中屋台で食べていた味を思い出しました。自分でも驚きましたが、舌が覚えているんです。

その後、笠利を一周。瀬戸内から往復200キロ。運転ご苦労様、僕。

内地やと200キロって普通やけどね。島やと限界。

笠利でも龍郷でも知り合いに沢山会って、驚く僕達。

それにしても、暑かった・・・。



まさに南の島って感じやん。



サトウキビ畑を歩く・・・あぢぃ~。

板付け船に乗ろう!

2006-07-15 21:15:06 | 奄美な仕事

文部科学省の地域交流事業「遊びの達人教室」にて、地域の子ども達と施設の利用者が一緒に板付け船体験を行いました。

うだるような暑さの中、スイスイと進む板付け船は気持ち良さそうです。子ども達も利用者も初めての体験だったと思いますが、上手に船を漕いでいました。

まだまだスタートしたばかりのこの事業ですが、地域の人たちと利用者の交流の場として、利用者の社会参加の一つの機会として、障害者の理解の場としてのきっかけになって行くことを願っています。



行ってきまーす。



板付け船・・・船漕ぎ競争に使う船です。



いい天気でございます。

嘉徳レポート 06.7.13

2006-07-13 20:01:25 | 嘉徳にて

久しぶりに嘉徳へ行ってきました。国道から嘉徳へ降りる道は6月の崖崩れで通行止めのまま、迂回路の林道を通って降りました。

台風の影響で強烈な風と波で、さすがにサーファーはいません。集落のおっちゃんに「サーフィンは止めておきなさいよ」と言われつつ、海岸に出てみました。

えらいことになってました。

台風3号の影響なのでしょうか、また海岸の砂が大幅に流出していて、少なくなったアダンが更になぎ倒されていました。目測ですが干潮にもかかわらず、砂浜が以前より狭くなった印象を受けます。

もう昔の海岸の姿に戻ることはないのでしょうか。

奄美で自然のままの海岸は3つか4つらしく、嘉徳はその貴重な海岸の一つですが、その嘉徳でさえ危機的な状況なのかもしれません。

自然を保護するということは、ただ放置しておけばいい訳では無いのでしょうね。オニヒトデを退治したり、禁漁区を設定したりするのと同じように、景観の保護も何か具体的な対策が必要なんだと感じました。

まだ嘉徳を見たことの無い方、今の内に見ておいた方がいいかもしれません。



倒れたり、



削れたり、



詰まったり。



荒れまくり。