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朝日新聞の記事からです。世の中痛ましい事件が毎日のように報道されていますが、福祉の世界でも同様に痛ましい事件が起こっています。
<記事より・・・北九州市門司区の市営団地で5月、独り暮らしの身体障害者の男性(当時56)が、ミイラ化した遺体で見つかる事件があった。この事件で、北九州市が、男性が脱水症状で衰弱していたのを昨年9月に把握しながら給水停止を続け、病院に入院させるなどの措置も取っていなかったことが分かった。男性が生活保護を申請しようとしたのに対しても、相談段階で断っていた。 >
全文はコチラを是非。
そもそも申請を受け付けず相談段階で断ることを「水際作戦」と呼ばれています。生活保護費削減のため、保護費支給の締め付けが厳しくなっています。
それを「適正化」と言います。確かに不正受給はあるのでしょう。しかし、本来憲法25条生存権を実現する形で、権利として受けることができるはずの保護費が受けることができないのであれば、もはや人権の侵害です。
死後4ヵ月後にミイラ化した状態で発見されているにもかかわらず、担当役所の責任者の態度は「死去は残念だが対応は適切だった。」とのこと。全く責任は無いという態度は、あまりにも非情な対応と思えます。
これも格差社会の一面なのでしょか。
「福祉が人を殺すとき」・・・10年以上前、僕が福祉系の学生だった頃よく読まれた本です。反対の立場から書かれた本も出版されてますが、当時も今も同じような事件が起こっていることに、やりきれない思いがします。
<記事より・・・北九州市門司区の市営団地で5月、独り暮らしの身体障害者の男性(当時56)が、ミイラ化した遺体で見つかる事件があった。この事件で、北九州市が、男性が脱水症状で衰弱していたのを昨年9月に把握しながら給水停止を続け、病院に入院させるなどの措置も取っていなかったことが分かった。男性が生活保護を申請しようとしたのに対しても、相談段階で断っていた。 >
全文はコチラを是非。
そもそも申請を受け付けず相談段階で断ることを「水際作戦」と呼ばれています。生活保護費削減のため、保護費支給の締め付けが厳しくなっています。
それを「適正化」と言います。確かに不正受給はあるのでしょう。しかし、本来憲法25条生存権を実現する形で、権利として受けることができるはずの保護費が受けることができないのであれば、もはや人権の侵害です。
死後4ヵ月後にミイラ化した状態で発見されているにもかかわらず、担当役所の責任者の態度は「死去は残念だが対応は適切だった。」とのこと。全く責任は無いという態度は、あまりにも非情な対応と思えます。
これも格差社会の一面なのでしょか。
「福祉が人を殺すとき」・・・10年以上前、僕が福祉系の学生だった頃よく読まれた本です。反対の立場から書かれた本も出版されてますが、当時も今も同じような事件が起こっていることに、やりきれない思いがします。
ふたりっきりの家族。お母さんに殺されてしまう小さな女の子っていうのも、そうとう恐ろしい。
悲しい話が多いように思える一日。