イスラボニータ、山元トレセン見学（2013年12月20日）

今日は早朝6時に自宅を出発して、イスラボニータに会いに山元トレセンに行ってきました。山元トレセンは初訪問です。当初は車で行こうと思っていたのですが、低気圧直撃で雪模様の東北地方。東京からのルートである東北道も途中からチェーン規制になっており、急遽電車で行くことにしました。電車でのルートは、まず東北新幹線で仙台駅へ、仙台駅から東北本線・常磐線で亘理駅へ（約35分）、ここからバスで坂元駅へ行き（約25分・230円）、そこからタクシー（呼んでおく必要あり）で山元トレセンへ（5分・900円）、という感じ。本来であれば仙台駅から坂元駅まで直接電車で行けるのですが、東日本大震災時に津波で線路が流されてしまったため、亘理駅から最寄の坂元駅までJR代行バスに乗ります。亘理駅からタクシーに乗っても良いのですが、たぶん5,000円以上（ナビタイム調べ）。コスト的には断然バスでしょ。ちなみにタクシーの運転手さん曰く、電車開通は約4年後とのこと。地震の爪痕を感じました。

さて、山元トレセンに到着すると、まずは広い部屋に通されました。ここからは坂路が一望でき、部屋の外のデッキには2Fの調教時計が掲示されるモニターもあります。







坂路のラスト1Fあたりで、馬が最も部屋に近いところを走ります。今日は生憎の雨、しかも大粒の雨が降り続く状態でしたが、馬達は元気良く調教に励んでいました。手前が坂路、奥に見えているのが周回コースです。





調教コースが一望できるところに吉田善哉氏の像が建てられています。



ということで、しばらく調教の様子を見学。その後、スタッフの方に案内して頂き、イスラボニータのいる厩舎へ向かいました。雨のため、厩舎内での見学です。









東スポ杯後、山元トレセンに戻ってきてからも何の問題もなく、すぐに乗り始めたようです。現在は坂路ハロン14秒のメニュー。前脚に白く見えるのは湿布のようなもので、速めを乗っているので脚元のケアのために塗っているとのことでした。現在の馬体重は475kg。東スポ杯時が460kgですから、15kgほど大きくなっていますね。冬場ですが毛ヅヤはピカピカで、体調は非常に良さそうです。

さて、気になる年明けのローテーションですが、やはり共同通信杯が有力なようで、レースの1ヶ月前、1月中旬あたりに帰厩することになるのでは？とのことでした。その後のローテーションは未定。これまでのレポートにあった通り、栗田先生はダービーを最大目標に進めたい意向ですが、牧場サイドとしては、フジキセキ産駒ということもあり、中山2,000は対応できても府中2,400は厳しいのでは？という思いもあり（今年のロゴタイプのイメージ）、目標レースを慎重に検討していきたいと仰っていました。（おそらくNHKマイルCも候補にあると思われます。）

ちなみに、イスラボニータのいる厩舎はデビュー前に北海道から移動してきた時と同じ厩舎だそう。馬にストレスを与えないため、できるだけ同じ環境下に置きたいということで、可能な限り同じ厩舎、同じスタッフが担当することにしているそうです。この厩舎の厩舎長さんがイスラボニータをずっと担当しており、調教にも乗っているそう。「デビュー前は頼りないところがあったけど、今ではだいぶシッカリしたね。」と仰っていました。


ということで、見学は終了。昼前には山元トレセンを出発して東京へ、16時前には自宅に到着しました。車だったら帰宅は深夜だったかも。今日は電車で正解でしたね。朝は電車遅延で予定の時間に遅刻するトラブルもありましたが、親切に対応して頂いたスタッフの皆様、ありがとうございました。