一口馬主ゴンザレスの日記

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F1モナコGP

2024年06月01日 17時11分29秒 | F1
コロナ禍での無念のキャンセルから4年、ようやくリベンジを果たすことができました。長年の念願だったモナコGP現地観戦について、自分の日記としてまとめたいと思います。

モナコGP観戦にあたって、まずはフライト確保。モナコに行くにはフランスのニース空港(コードダジュール空港)まで行き、ニースから電車(30分弱)でモナコに行くというのがオーソドックスなアクセス方法。ただ、ニース空港は日本からの直行便はありません。中継地としては、ヒースロー、パリ、フランクフルト、チューリッヒ、ブリュッセルあたり、その他ドバイ経由という方法もあります。その中で今回はヒースローをチョイス。理由はANAがロンドン便で飛ばしているTHE Roomに乗ってみたかったから。ということで、羽田からヒースローまで約14時間、ヒースローからニースまでBAで約2時間のフライト。さすがに遠い。ただ、THE Roomは噂に違わぬ快適さで、これまで乗った中で間違いなくNo.1です。空の上で飲む白州ハイボールは格別。

ニース空港到着後はニース市内まで移動。手段としてはトラム(路面電車)がありますが、今回はニース空港到着が23時過ぎと夜遅いため、事前にお迎えタクシーを手配。空港の出口でドライバーさんが待っていてくれて、そのままスムーズにホテルまで移動できました。ニース空港からニース市内までは車で約15分。そんな訳で、日本時間9:55に羽田発、ニース空港着は現地時間23:15、木曜は丸一日移動で終了です。ちなみに、ホテルもタクシーもBooking.comで手配しました。

そして金曜、朝から行動開始。ニースからモナコまで電車移動です。ニース中央部にあるNice-Ville駅近くのホテルを取っていたので超便利。フランス国鉄SNCFでモナコに向かいます。Nice-Ville駅はF1開催中は多くの人で混雑しており、駅前にロープで誘導線が張られ、警備員(警官?)がチケットを確認して駅構内に入るという方式でした。自動改札にチケットを通す必要はなく、そのままスルー。チケットは、先に購入してからチケットチェックへ向かう必要があります。チケット販売機の場所を聞いて、そちらでチケットを購入しようとしましたが、クレジットカードが読み込めずにエラーになってしまい、仕方なく有人カウンターへ。Nice-Ville駅からモナコモンテカルロ駅の往復、3日間チケットで30ユーロです。チケットチェックを通過すれば、あとはF1に向かう人波にそのまま流されていけば自然にモナコに着きます。モナコモンテカルロ駅に到着したら、あとはホームにある案内板に観戦席ごとに進行方向が書かれているので、それに従って進めばOK。ちなみに、行きはチケットチェックがありましたが、モナコからニースへの帰りはスルー。あれでいいのかしら。

Nice-Ville駅。右の白いテント下でチケットチェック。


Nice-Ville駅のホーム。F1に行く人で混雑


モナコモンテカルロ駅のホーム


座席ごとに案内に従って進む


モナコGPの特徴として、金土日の3日間、違う席で観戦できるんですよね。日本GPの場合は3日間通し席で購入するため、金曜はV席を除き自由席になるものの、土日は同じ席で観戦することになります。しかしモナコGPは、日ごとに観戦したい席を購入できるため、これは良いなと思いました。チケットは、 モナコ行きを決めた早い段階で、AUTOMOBILE CLUB DE MONACOのホームページで購入。座席も指定可能で、早い時期に買えば席も好きなところを選べます。今回は、金曜日はピットガレージ正面のT1席、土曜は1コーナー、サンデボーテのA席、そして日曜はカジノコーナーのB席で観戦しました。各席の感想。

【T1席】
T1席はピットを正面で見れるため、ドライバーや関係者が通るのが頻繁に目撃できる。角田くんがキックボードで通るところや、ジャッキー・スチュワートとヨス・フェルスタッペンが話し込んでいるシーンなど、眺めているだけで面白かった。今回は3日間とも晴天に恵まれたが、T1席上段は屋根があるため仮に雨が降っても問題ナシ。T1席のすぐ後ろは海になっていて、金持ちの船が山ほど停泊している。モンテカルロ駅からは地下道をグルグル歩いて、意外と遠い印象。

T1席よりピットの眺め


最前列からのコース(プール方面)


最前列からのコース(ラスカス方面)


T席裏の海は船だらけ


【A席】
A席は1コーナー席で、駅から地上に出てすぐ。ただ、地上に出るところでセキュリティチェックがあって、そこが大混雑。コーナー名の由来にもなっているサンデボーテ教会を向こう正面に見る席で、この観戦エリアは非常に席数が少ない。A席のすぐ裏はタバココーナーで、A席のスタンド下にあるタバコ屋さん(愛想の悪いおばちゃんがいる)がその由来。今回はA席最後列を取っていたが、後ろを振り返るとK席スタンドがあり、ヌーベルシケインを抜けてタバココーナーを通過し、プールサイドシケインに向かって走り抜けるマシンの姿が見える。A席はかなりお得。ただ、ポイントとしては売り切れる前に早めにチケットを買うこと、そして後方席がベター。できれば後方席の中でも、ボー・リバージュ側が望ましい。

正面がサンデボーテ教会。左のモニター奥建物が駅からの地上出口で、地下道を通ってA席へ。


最前列からボー・リバージュ方面


A席最後列から後ろ、金網越しのタバココーナー


タバココーナーの由来となったタバコ屋さんをA席上から


サンデボーテを駆け抜ける角田くん


【B席】
B席はカジノ正面にあるスタンドで、観戦席としては唯一離れた場所にある。駅から1kmほど歩くことになるが、それほど遠くとは感じない。観戦エリア内に売店が1店しかないため(もちろん外に出れば普通の市街地なのでお店はあるが、観戦中はあまり外には出ない)、めっちゃ混んでいるのがネック。今回は最後列席から観戦したが、この席に関しては、最後列でも最前列でも違う楽しさがあると思う。最前列だとミラボーの方に走り抜けるマシンまで目で追うことができる。

B席最後列からの眺め


B席最前列からの眺め


ミラボー方面


1992年のセナ、マンセルのバトルをテレビで見たあの日から約30年、いつか行きたいと思っていたモナコGPにようやく行くことができました。テレビで見ていた世界が目の前に広がっており、「おー、ここ見たことある!」とか、「ここは実際にはこうなってるんだ!」とか、「思った以上にコース幅が狭い!」とか、毎日が感動と発見の連続。記憶に残るF1観戦になりました。

以下、小ネタとして感じたことをいくつか箇条書きで。

・自分の座席に大人しく座って観戦するという意識は薄い。空いている席があれば勝手に座って、その席の人が来たらどけば良いやという発想。
・席に平気で靴で立つ。自分の席ならまだしも、人の席もお構いなし。
・売り子のお兄ちゃん、お姉ちゃんが頻繁に来る。売っているものは、プログラム、帽子、耳栓、ポスター。めっちゃ来る。何度も来る。ずっと来る。
・この時代に喫煙文化が浸透しているのに驚いた。街中、道、駅のホーム、F1観戦中、男も女もタバコを吸っている人多数。
・モデルのような可愛い子がめっちゃ多い。お人形さんのように顔がめっちゃ小さくて、足がめっちゃ長い。あれが年齢を重ねると、太ってケツのデカいおばちゃんになると思うと悲しい。
・今回は3日間好天に恵まれたが、めっちゃ日焼けする。ただ、金曜の一時太陽が隠れた時には一気に寒くなった。気温差が激しい。半袖からパーカーまで必要。
・食い物がひたすらパンばかり。口がパサパサになるし、連日サンドウィッチばっかり食っていてこいつら飽きないんだろうか。
・しかしみんな良く食うわ。サンドウィッチに甘いもの、そりゃこれだけ食えば年取れば太ってケツがデカくなって・・・。
・みんなフレンドリー。隣に座っている人や、列に並んでいる時など、めっちゃ話しかけてくる。俺はXXから来たんだ、とか、仕事は何しているとか、誰のファンだとか、アクシデントがあると今何があったんだ?とか、売店に行ったと思ったら飲み物を買ってきたから1つあげるよとか、とにかくフレンドリー。
・日本に比べてモータースポーツが文化として根付いている。盛り上がり方が凄いし、F1だけではなく前座レースのF2、F3もみんな熱心に見ている。
・電車待ちについて。どこにドアが止まるか分からない。先に並んでいる人が優先というのもない。ドアが止まったところにいた人が先に乗り込む方式。降りる人を待ってから乗るというマナーもないので凄いことになる。
・フランスではYahooが見れない。モナコは見れる。
・グリーンチャンネルWebでダービーを見ようと思ったらダメだった。グリーンチャンネル海外では見れないのね。
・スタバで注文時に名前を聞かれて、え?と思った。カップに名前を書いて、出来上がったら名前で呼んでくれる。そういうことね。

以上、おしまい。

おまけ:ニースと言えば海岸通りプロムナード・デ・ザングレ。この明るさで19時くらい。




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