一口馬主ゴンザレスの日記

社台・サンデー・G1・キャロットの出資馬を中心に競馬の話題あれこれ

2014社台秋ツアー(1日目)

2014年09月02日 18時30分30秒 | 募集馬見学ツアー・牧場見学
それでは、週末に参加してきた秋ツアーの写真をアップしていきたいと思います。といっても秋ツアーですから、写真は出資馬と募集中の馬のうち興味がある馬が中心。それほど多くの馬を網羅していないのであしからず。

今回のツアー、天気に恵まれて最高のツアーでした。出発前の東京は雨でしたが、北海道は快晴。東京よりも北海道の方が気温は高かったと思います。でも、気温が高いのに湿度が低いので、カラッとしていて気持ち良い!時折涼しい風が吹き抜け、心地良い陽気でした。毎回ツアーがこんな天気だったら言うことないんですけどね。



さて、まずはイスラボニータについて、ツアー中に社員さんや牧場の方に聞いた話しから。8/13(水)の美浦トレセン帰厩後の状態については、順調に調整されているようで何の心配もないですよ、とのこと。「セントライト記念、楽しみですね!」と顔馴染みの社員さん達に言われました。「今回も新潟まで行くんですか?」「ええ、もちろん!」「そういえば、昨年(新潟2歳S)も現地まで行ったの?」「ええ、行きましたよ。ホント、帰り道は長かったですわ(苦笑い)」というようなやりとりが何度かありました(笑)そして、気になっていたあの件、先日のレポートで触れられていたガストロ使用の件についても聞いてみました。どうやら、現在美浦トレセンでは胃潰瘍が流行しているようで(毎年この時期に流行するとか、気候的な問題で流行するとかではなく、詳しい経緯は分からないようですが、現実問題として、今美浦トレセン在厩馬で胃潰瘍の馬が多く見られるそうです)、胃潰瘍をこじらせて死亡した馬もいたとのこと。そんな状況なので、美浦トレセン関係者の間では、胃潰瘍をシッカリとケアしなければという意識になっており、それが今回のガストロの服用に繋がっているそうです。実際にイスラボニータに胃潰瘍の兆候が見られたかどうかまでは分かりませんが、こういった背景があってのガストロ使用なんですね。レポートでは1行で書かれることも、話しを聞けば色々と事情があるものです。そして秋以降のローテーションですが、セントライト記念の後は天皇賞(秋)の可能性が高いものの、菊花賞も選択肢としては視野に入っている様子。セントライト記念のレースぶりと、神戸新聞杯(ワンアンドオンリーがどんな競馬をするか)を見て検討することになるそう。菊花賞を勝てれば最優秀3歳牡馬のタイトルが見えてきますし、距離的に我慢が効くと判断すれば、菊花賞出走の可能性があるかもしれません。ダービー後は「秋は天皇賞(秋)が目標」となっていたところ、先月の時点で「セントライト記念の競馬を見てから」、というように陣営のコメントが変わってきていますし、両方の可能性を排除せずといったところなんでしょう。ちなみに天皇賞(秋)に向かう場合、騎手がどうなるかは現状では全くの白紙だそうです。

ということで、ツアー開始。今回のツアーは、あまりの心地良い陽気に、馬の写真と同じくらい牧場の風景の写真を撮りましたので、このレポートでも以下、度々登場すると思います(笑)



この場所は、かつては春ツアー合間の休憩所として毎年訪れた場所でした。しかし数年前のツアーから形態が変わり、現役馬展示ナシ、募集馬のみ展示、となってから、展示会場も大きなところに集約され、ココはツアーで来なくなっていました。早朝から動き回り、疲れた中でこの場所に来て、ゴロっと芝の上に横になって休んだっけな。懐かしい。




ロゴタイプ(牡ローエングリン)

この会場には、皐月賞馬ロゴタイプが展示されていました。横にマスクトヒーローが展示されていましたが、比較してみると、芝馬というのは柔らか味があってしなやかな馬体をしていますね。マスクトヒーローもダートのオープン馬ですが、ダート馬らしく力強さを感じさせるムキムキの馬体。対してロゴタイプは素軽さを感じる馬体です。さすがG1馬、良いものを見せて頂きました。ちなみに、ロゴタイプの傍でジックリと馬を見ているのは、今回もツアーに参加されていたY先生です。


リガードリング(牡マンハッタンカフェ)

この場所では、お世話になっている先輩の出資馬であるG1のリガードリング(ミルグレインの12)も展示されていました。相変わらず黒光りする馬体で目立ちますね。スタッフの方とお話しする時間がなかったので、細かな情報は聞けませんでしたが、元気一杯といった感じでした。



続いては、追分ファームリリーバレーに移動。私は初めて来ましたが、キレイな牧場ですね。好天と相俟って、本当に気持ち良い。



こんな気候で放牧されていたら、馬も気分が良いだろうな。


募集中【G14】プライムナンバーの13(牡ステイゴールド)

ステイゴールドの牡馬で60万円という手頃な価格帯ですが、売れ残っている馬。G1だからなのか、血統的なものなのか、敢えて深くは追及しません(笑)馬は母父ジェイドロバリーの影響もあって、硬めなのかなという印象。芝でシュッと切れるタイプではないと思います。


募集中【G24】ニキーヤの13(牡ディープインパクト)

追分が誇る良血牝馬にディープインパクトですが、母高齢のせいか残口があリます。やはり素晴らしい馬に見えますが、いかんせんお高い。高齢繁殖から一発大物というケースがありますが、活力切れの可能性もあり、お金の余裕がないと手が出ませんね。


募集中【244】レールマランの13(牡マンハッタンカフェ)

オーナーズの募集馬なので関係ありませんが、トゥルーウインドの下ということで記念撮影。


募集中【54】アドマイヤダンサーの13(牝ダイワメジャー)

社台の残口馬です。知り合いの社員さんのお勧めということで見学。馬体のバランスも良く、芝に適性のありそうな印象で、個人的にも好みのタイプでした。問題は血統的に気性面ですかね。JCダートを制したアロンダイトの牝系ですが、兄は芝中距離を走っていますし、この馬も走ってみないと適性が分からないタイプかもしれません。個人的には芝マイルかなという印象ですが。




【G39】オリエンタルアートの13(牝ステイゴールド)

はい、こちらは社会科見学です(笑)秋ツアーで春に比べれば人がまばらですが、それでも多くの人が集まっていました。



ここで、周回コースの中に移動。出資馬トゥルーウインドを見学です。


トゥルーウインド(牡ゴールドアリュール)

実はトゥルーウインドをジックリと見るのは今回が初めてなんですよね。この馬は第三希望でしたが、第一希望×、第二希望×での出資でしたので、正直ツアーで時間を掛けてチェックしていませんでした。馬を曳いていたスタッフの方は普段の調教でもトゥルーウインドに乗っているよう。彼との会話を纏めると、「現時点で478kg。左前の球節炎で一週間ほど調教をお休みした。球節炎とは言ってもモヤモヤした程度で、歩様に違和感が出た訳ではない。現在は回復。だいぶ速いところを消化していたので、負荷が掛かったのでは?普段は周回コース600×3周→坂路1,000のメニュー。気性的には穏やかだが、併せ馬になると闘争心を出す。やはり適性はダート中距離か。移動は今回の脚部不安で先延ばしになったが、9月中に移動できれば。」というコメント。スピード溢れるタイプで短いところでガンガン行くというタイプではないので、ダート中距離で鞍上が手綱をグイグイ押しながらしぶとく走る、というような馬になりそうです。あとはどこまで足が速いかですね。





クラシックを意識する馬ではありませんが、頑張って長く楽しませてくれたら嬉しいです。秋ツアーで見学時間にも余裕があったので、ずっとトゥルーウインドのところでスタッフの方と話しながら馬を見ていました。頑張れよ、トゥルーウインド!



これはリリーバレーの周回コース。



バスに戻る途中、馬房から顔を出す馬を見に厩舎の方へ行ったら、口籠をしている馬を発見。近付いて見てみると、「ラリングクライ」と書いてありました。ハーツクライ×エグジジェの社台の3歳牡馬、2連勝で7月のラジオNIKKEI賞に出走した馬ですね。寝藁を食べるせいなのか、悪さをするせいなのか分かりませんが、面白い絵だったので写真をパチリ。




【189】ケープリズバーンの13(牝カジノドライヴ)

会場を移動して、こちらは毎年春ツアーに一緒に行っている友人の出資馬、サンデー地方ファンドのケープリズバーンの13です。馬を曳いている方と話しをしましたが、脚元や健康状態など不安な点はありませんよということでした。カジノドライヴは超良血馬ですし、活躍馬である母とのマッチングで楽しみな馬だと思います。


募集中【G21】プロモーションの13(牝ゼンノロブロイ)

こちらも残口馬の中で、知り合いの社員さんのお勧めということで見学。母は名前の通った活躍馬ですが、既に高齢の域。ゼンノロブロイも勝負の現3歳世代で期待ほどの結果が出せずに人気降下中。その組み合わせですから、そりゃ人気にはなりません。「今だからこそロブロイで勝負というのも面白いんじゃない?」、という売り文句も、さすがにチョットねぇ(笑)馬は悪くないと思いますが、残口馬の中では【54】アドマイヤダンサーの方が好みだったかな。



ということで初日の見学は終了。最後は段々と日が暮れてきました。

春ツアーは、夜はグランドホテルニュー王子で歓迎食事会ですが、秋ツアーはノーザンホースパークでの食事会です。今年のゲストは、4人の調教師さん。



今年のオークス(ヌーヴォレコルト)、関東オークス(エスメラルディーナ)を制した斉藤誠調教師、尾関知人調教師、黒岩陽一調教師、今年開業した奥村武調教師の4人です。共通点は、彼らの厩舎に預託予定の馬の残口がまだあること。つまり、営業目的のゲストですね(笑)

以上で初日は終了。ホテルに戻り、マッサージをして、その後はキャロットの検討会をしてから休みました。2日目に続く。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« ディアデラバンデラ、近日中... | トップ | クロムレック、順調に乗り込... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは! (ねこだねこきち)
2014-09-03 01:03:10
トゥルーウインドの最新報告有難うございました!
相変わらず男前に見えるのは親バカと同じなのでしょうか(笑)。

9月中の移動なら10月4,5で訪問予定の私は彼に逢えない可能性が出てきましたね~。よってデビュー戦で逢えるのが最短コースとなりそうです。
今度クラブに御守り送っておきますよ!

春ツアーと違って、まったり時間が流れてそうで今度参加してみたくなりましたよ♪
返信する
ねこだねこきちさんへ (ゴンザレス)
2014-09-03 01:36:11
見た目は本当にカッコいい馬です。カタログ写真から馬体もバランスが良かったし、顔付きも男前でした。第三で書いたのも、カタログで目に留まったからですし。頑張ってほしいですよね^^このまま順調に調教が進んで9月中に移動できればと思いますが、今後の進度次第でしょう。早いに越したことはありませんが、年内にデビューできればというくらいの気持ちで待とうと思います。秋ツアー、まったりで楽しいので、ぜひ参加してみてください!のんびり旅にはオススメですよ^^
返信する

コメントを投稿

募集馬見学ツアー・牧場見学」カテゴリの最新記事