2021/5/16 美浦TC
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5月16日(日)東京9R・テレ玉杯(芝1800m牝馬限定)に55kgルメール騎手で出走し、2着に3/4馬身差をつけて優勝、3勝めを飾りました。勝ちタイムは1分45秒9、馬体重はプラス2kgの432kgでした。レースは先行3番手を追走、道中馬群の中を進みました。最後の直線残り500m付近から仕掛けると、長く良い脚を使い、逃げ馬との差を少しずつ詰めて、ゴール前できっちり差し切りました。レース後のルメール騎手は「返し馬で少しうるさいところをみせていましたが、ゲート裏ではおとなしくなりました。とても乗りやすいですね。本馬の走り方はストライドが少し狭いピッチ走法で、ペースが上がると一生懸命に脚を回転させて走っていました」、手塚調教師は「とても良い状態で出走できました。本馬は心身ともに成長が見込めますので、間を空けて使いたいと思います」と話しています。
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【サンデーサラブレッドクラブより、公式HPの近況レポート等の転載につき、許可を受けています。】
まずパドックで気になったのが左右不均一な歩様。左が深く、右が浅いトモの踏み込みで、この馬のパドックでこれだけアンバランスな歩きは見たことがなかったので、やや心配になりました。杞憂に終わりましたが、次回からもパドックでの歩様はちょっと気にして見てみます。レースではワンテンポ遅いスタートから先団へ。馬も気持ちが入って行きたがりましたが、3番手でルメール騎手がガッチリ抑えて折り合いを付けます。この辺りをサラっとやるのがルメール騎手の上手さですね。何気なく見せていますが流石です。直線では手応え十分ながらも逃げている馬とはだいぶ差があり、残り200の時点で前を捕らえ切れないかも、と思いましたが、手前を替えてから更に加速。ゴール前で鋭く伸びて差し切ってくれました。良い内容でしたね。単勝160円で人気し過ぎだろうと思いましたが、シッカリと勝ち切ってくれて良かったです。ルメール騎手はこれでJRA通算1,400勝のメモリアルV。ルメさんの区切りにゴルトベルクの名前を刻めたことも良かったです。今後も暫くは放牧を挟みながら使っていくことになりそう。少しずつですが徐々に成長していますし、更なるステップアップに期待です。次は夏競馬かな。
2021/5/16 東京競馬場