不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Sta per finire 2006

2006-12-31 12:49:30 | 日記・エッセイ・コラム

朝のビリーの散歩に出かけたら
「いつもの日曜日よりも営業しているお店が多い
ちょっと賑やかな日曜日の様相」
を呈していたフィレンツェです。

寒さも厳しくないし、穏やかな大晦日になるといいけど。
昨夜から我が家の周辺では
ばか者による爆竹の嵐が吹き荒れて大変です。
心臓止まるかと思うくらいの大爆音が響いておりました。
きっと今夜はもっとすごいことになると思うので
ビリーの夜のお散歩は早めに終わらせないと…。

2006年はイタリアも色々ありました。
トリノオリンピックが無事に開幕&閉幕したのは2月。
イタリアの期待の選手は見事に期待を裏切ったので
すっかり過去の出来事になりましたが、
日本は荒川選手のメダルが記憶に残りますね。
スポーツ関連ではイタリア代表は
サッカーワールドカップで世界チャンピオンになったのに
それもなんだかすごく昔のことみたい。
そのあとのサッカー汚職や
代表の試合での不甲斐なさがいけないのかも?
フェッラーリを最後に
F1のシューマッハーが引退したのも2006年。

イタリア政権も代わって
ベルルスコーニなんかいやぁという人が多かった割には
僅差でプローディー政権へ。
既にプローディの政策に不満を持つ人が増えてますが。
ベルルスコーニは政権を手放しても
依然としてイタリア一のお金持ちだし
全世界長者番付でも37位につけています。
つい先日アメリカで心臓にペースメーカーも入れたしね。
色々政策改革が始まって
なぜか貧乏人が増えそうなイタリアです。

ヴァチカンを取り巻く状況もかなり激動の一年でした。
ダ・ヴィンチ・コードの映画のブームで
内容に対する頑なな拒絶反応。
教皇自らの発言が元になったイスラム教徒との対立。
そんな状況での教皇のトルコ訪問。
イタリア中を巻き込んでまだ騒いでいる安楽死の問題。
妻帯司祭の問題。
同性愛者の結婚問題。
今期の教皇もかなり大変な役目だと思いますよ。

2007年は地球上のすべての生物が
今年よりもちょっとだけでも、ささやかでも
安らぎと幸せを感じられるような年になりますように。

よい年をお迎えください!

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