不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Illuminazione 2006

2006-12-20 01:45:39 | まち歩き

2006年も残り10日ほどになりました。
今年も地味なイルミネーションで
クリスマスを迎えようとしているフィレンツェです。

Albero4_natale_2006
この共和国広場のクリスマスツリー。
今年はイタリア全土にチェーン展開する
Starhotelsグループが出資しています。
ニューヨークのロックフェラー・センターの
有名なクリスマスツリーと同じポーションだというのですが
なんとも貧相に見えるのは
ここがフィレンツェの共和国広場だから??
高さ15メートルで電飾の数は16000個。

とりあえず、雰囲気だけでも冬のフィレンツェということで
最近撮影したイルミネーションのフィレンツェの街。
アルバム「logo_albero4 banner_01


Torta con Diamanti

2006-12-20 01:24:35 | 日記・エッセイ・コラム

新聞読んでいて、なんだこれと思ったのですが
ダイヤをちりばめたクリスマスケーキの販売をしていると。
イタリアの新聞では「大阪の高級百貨店」としか
書かれていなかったのですが
ネットで調べたら「高島屋」であることが判明。

「景気回復を背景に、
超高級品を取り扱うことでクリスマス商戦を盛り上げる」
のが目的らしいのですが、
これ買う人いるんですよね、きっと大阪には。

この記事を読んでまず思ったのは
「日本で一億円で売られているダイヤつきケーキ。
その値段の99%はダイヤの価格だよね。
これを採掘した南アフリカの工鉱員には
いったい労働賃金としていくら還元されるのだろう。」
だったのです。

日本の景気が回復するのはよいことだし
こんなものに1億円出せる人がいるってことも
ある意味では幸せな証なんだろうけどさ。

景気が回復するってこういうことなのかなぁ?
裕福であることってこういうことなのかなぁ?

話題性はあるけれど、その物事の本質ってどうなの?

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Il regalino da Nekota

2006-12-20 01:02:00 | 日記・エッセイ・コラム

数年前からどうやらアンテナが倒れたのか
我が家のテレビは映りが悪く
まともに映るのは1チャンネルだけ。
最近そのチャンネルで流れるCMを見ていて
つくづく「くだらないなぁ」と思ったりするわけです。
なんかイタリアのテレビ番組もCMも
一般的につくりが大雑把で費用がかかってなくて
どうも通り一遍な感じ。
インパクトのあるものがたまぁにあっても
商品名の連呼だったり、
妙なメロディーやイントネーションだけだったり。

そういう意味では日本のCMってすごく繊細に作られているし
もちろんその裏では
念密なマーケティングが行われているのだろうなと思いますが。
ローカル局だけで流れるCMには
時々イタリアを上回る強烈なもののありますけどね。
(静岡ローカルだと思うけど「学生服の山田」とか)

そんなことを思っていたら、メールで届いたこんなもの。
「関西の、関西による、関西の為の関西発の動画CM」。
11月に大阪に行って関西のマーケティングの特殊性を
ひしひしと感じたあとなので気になってみてみました。

ねこたのおくりもの
すごく日本的な作りであることが
イタリアのくだらなさに飽きてきていた私には
新鮮で、面白かったわけですが。
ねこが焼き栗を隣町のぶたさんに届けるという
発想自体が不思議。
そして焼き栗もらったぶたさんのコメントが
これが実にすごくいかしていて笑えました。
全体に流れる微妙なシュールさの中に
なんともいえないほのかな温もりがあったりして。

こういうなんてことはないCMの登場人物の
人柄設定(この場合は厳密には人物ではないけど)も
絶対に徹底的に練られているのだろうなと思うと、
製作者の苦労が妙に身に染みたり。

実はこのCMは3シリーズらしく
この第1弾よりも、
第2弾のほうが気になっているんだよね。
第2弾は「犬だって猫だって」1月5日リリース予定で
犬と猫が主人公のアニメというだけで興味がわいたんだけど。
で第3弾は「キックおでん」1月16日リリース予定の
カナバングラフィックス制作のかなりシュールなものらしいです。