ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

オーケストラアンサンブル金沢第267 回定期公演

2009-09-22 | 音楽

         

                     

               2009年9月18日(金)

                 石川県立音楽堂 

            1・グノー 小交響曲変ロ長調
            2・モーツァルト ピアノ協奏曲第23番イ長調,K.488
            3・モーツァルト 交響曲第36番ハ長調,K.425「リンツ」
            4・《アンコール》  メンデルスゾーン(井上道義編曲)

                                 弦楽八重奏曲~スケルツォ

      グノーは、バッハの平均律第1巻第1番に、旋律をかぶせて’グノーのアヴェマリア’として

         名曲を残したフランスの作曲家。 オペラ’ファウスト’や交響曲などその作品は、古典

         主義的均整のとれた形式感覚を持っています。

         この’小交響曲’は彼の67歳の時の作品。伝統的な4楽章構成の中に、ハイドン、ベート

         ーヴェン、メンデルスゾーンに通じるスタイルが見出せる。

         この曲、私は特に1楽章と3楽章が好きですが、さすが井上さん、自信作とおっしゃって

         いたとおり旋律線にエレガントな香りをつけて、でも各楽器が、とても生き生きと

         鳴っていて、非常に魅力的に仕上げてました!

          特に水谷さんのオーボエ、踊っていた!遠藤さんのクラリネット、優しい音色

         でしたこういう編成の演奏、どんどんやってください!

         モーツアルトのピアコン23番は、大好きな曲ですが、ラ・フォルジュルネの1日目の

         冒頭で、ケフェレックさんのピアノソナタをきいてしまって、天上の響きを体感して

         電気がはしってしまい(笑)それからずっとケフェレックさんのモーツアルトのCDを

         きいているので、ごめんなさい、コメントできません・・・

         リンツは、楽しみにしていたのです。井上さんのリンツは、我が家にある何枚かの

         巨匠のリンツはなんだったの?と思えるほど、すばらしくて、感動的でした!

         弦の音が、整然と引き締まっていて、そこに各楽器が緩急見事に流れてきます。

         各所の古典的奏法も見事!特に3楽章のトリオの部分、オーボエとファゴットに

         ああ、ヤングさんのひときわ美しい旋律が重なる!こんな風に音楽をつけるんだ、

         すごいです!絶品の3楽章でした。

         最後まで、どの音にも生き生きとした魅力があふれていて、すばらしい流れでした。

         アンコールのメンデルスゾーンもよかったですね。あとできいたところによると、井上さん

         の編曲?

         OEKにぴったりですごく好きでした。

         悲しいことに、パソコンがもう寿命がきていて、スキャンしても瀕死の状態です

         次のUPはⅠにこの間のヴィラロボスの演奏をYOU TUBE、Ⅱにヴィラ・ロボスの記事、

         載せたいんですけど、ちゃんとできるかなあ。

         井上さん、OEKの皆さん、おからだ気をつけて、残りのツアー、頑張ってくださいね

 

 

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