2007年11月30日 (金)
1)ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲op.56a
2)ブラームス/交響曲第3番ヘ長調op.90
3)ブラームス/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.83
4)(アンコール)ブラームス/間奏曲イ長調op.118-2
’秋はブラームス’ということで、金聖響さん指揮のオール・ブラームス。実は
25日(日)に、富山県の入善コスモホールで、ツィンマーマンのヴァイオリンリ
サイタルの予定が、本人の病気入院ということで、全国ツアーが突然キャンセル
になり、ブラームスのヴァイオリンソナタを楽しみにしていた私は、なおさらこの日
の聖響さんのブラームス、心待ちにしていたのでした。
1曲目「ハイドンの主題による変奏曲」この日は、よくある第1ヴァイオリンと第2
ヴァイオリンが対向位置で左右に分かれていましたが、おもしろかったのは、
コントラバスの4人の方が正面の1番うしろ。
ブラームスの時代の配置だそうです。
すっきりして、すごく美しい演奏。この日も、前列2番目できいていたのですが、
聖響さんのブレスの音までしっかりきこえて、これは聖響フアンにはたまらない
だろうなあと感激。
大好きな「交響曲3番」は、あの’のだめちゃん’から、最近演奏されること多いで
すよね。この日の注目は!ホルンの音!
突然破裂したような音がきこえる!客演の方の演奏でしたが、これはゲシュトップ
といって、当時の演奏スタイルらしいのですが、現代ではこの奏法はあまり使う人
がいないらしい・・・しかし、聖響さんの出された本「ベートーヴェンの交響曲」も読み
ましたが、そこにも「私が指揮するときはそれに近いことをやって頂きます」と書いて
あった!さすが聖響さん!4楽章は、すばらしい盛り上がりで、各楽器がすごくよく
なっていて、’現代楽器によるビブラート抑えめのピリオド奏法によるブラームス’
ということですが、私はすごく好きな演奏でした。
トリの清水さんのピアコン。がっちりとした硬質な音で、すばらしい演奏でした。
2楽章のオクターブの連続、3楽章のチェロとの掛け合いも美しい音で、大曲を
見事にまとめた演奏。全曲を通して弦がすごくよく響いててよかった。
アンコールの間奏曲もこの時期にぴったりで、深いいい演奏でした。
この日は、録音もやっていて、いずれCDが出るでしょうが、この間発売になった
〈金聖響ブラームス1番 OEK〉のCD,最近いつもきいています。聖響&OEKの
音、大好きです!この日の録音もどうなるのか楽しみ
’ブラームスのお墓’は2006年10月31日にUPしてありますよ。そちらも
ご覧下さい。
さて次回は!お待ちかねの(笑)國松竜次さんの神戸のコンサートです
よ!12月25日(火)のUPです
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