あっという間に年の瀬になりました。今年も何とかたどり着いて終わったなあという感じです。今年はまずはスタッフの田中さんに男の子が誕生しました。一気に何だか家庭的になりました。名前もほるわ君という植林の名前にしてくれました。ちなみに田中さんの名前はすなをさんなので、すなをほるわです。元気にすくすくと育ってくれています。プロジェクトは日本航空、NPOアースブレイクスルーによる支援にて飛行機播種を実施しました(将来はこの緑化方法が主流になるでしょう)また大阪トヨタ自動車による黄河沿いでの砂漠化防止植林も背丈を越える程に生長しました。ソフト面では、こちらの子供達と環境教育植林を住友化学支援により実施し、ユニオン印刷には公私ともに一番大変なセンター支援を応援していただきました。また、NPOグリーングラスロッツの方からは植林だけでなく、学校交流を実施しました。そして豊田市での環境教育講座も実施しました。他にはオイスカ静岡支部による黄砂防止植林は春先の寒くて大変な中行ないました。オイスカ・モンゴルからも視察に来ました。実験ではラン藻を使った土壌修復や新しい緑化方法の開発、乾燥地にてトマトの新品種栽培(種子がたくさん出来ました)、エミューの放牧飼育試験、カヤツリグサによる防砂等、たくさんの実験プロジェクトも実施しました。これらの実地データーは将来の砂漠化防止にきっと役立つ時がくると思います。また、三井物産環境基金支援により植林と漢方薬(オニク)栽培も村の人達と実施しています。来春は25万本の植え付けが待っています。まだまだやることはたくさんあり、すべてをこなしきれていませんが、夢を持って頑張っていれば、きっと虎の年にはいいことがあるような気がします。来年は、この砂漠センターでの経験が実地に結果を出して行くようにスピードアップが目標です。という希望を持って今年は終わりとさせていただきます。たくさんの応援をありがとうございました。(エミューよりありがとう)
今日はJICA大寧プロジェクト(オガワ精機-オイスカ共同体)時の現場メンバーだった阿部君が北京で結婚式をする電話を受けて、昨夜の最終便で北京へ入る。毎日、2年間の3月から11月までの間、土日もなく朝7時から現場に入り植林をしました。夜は6時に身体がヘトヘトになって山から戻って来て、現場の食事をとった後も夜中2時まで次の日の準備や報告書作成に追われていました。彼なくてはできないプロジェクトでした。ここでは苦しい事が多かったですが、弱音も見せずに頑張っていた仲間です。プロジェクトが終わってからご無沙汰していました。どうしているかなあと思っていた矢先、結婚式の連絡が届きました。幸せになって良かったです。2人の笑顔を見ているだけで、幸せを分けて頂いたような気がしました。とてもいい式でした。どうか、お幸せになってください。ありがとうございました。ボケボケでした。
昨日はオルドスで緑化活動をしている坂本さん(写真一番左の方)がいらっしゃいました。遠い所から来て下さり感謝です。やはり同業だけあって、いろいろな共通する話題がありましたね。苦豆子を使った漢方農薬や岩塩を販売しながら、緑化活動を個人で頑張っています。せひ製品を買って上げて下さい。元、JICA協力隊員でオルドスに入ったのがきっかけだそう。個人で、これだけの活動を行なうのは口では言えない大変さがあると思います。しかし、それを感じさせない目に見えない”すごさ”を持っていると感じました。近くの(と言っても一時間半)の吉蘭泰村へ別の話し合いの件もあり、田中さんのお父さん、スタッフの王さんと漢方薬栽培の現場を見てもらいました。何らかの活動のヒントに繋がればいいです。この村の最長老は阿拉善最長老の104歳、この老人が食べているのが、肉従容(オニク)です。これを食べると健康で長生きしますよ!という合作社(農協のような組織)の郭さんお話はまさにタイムリーだったかな?そしてオルドスの風のように来て去って行きました。坂本さんブログhttp://www5f.biglobe.ne.jp/~ordos-banben/
先月、9月21日(月)から10月2日(金)まで、国連砂漠化対処条約(UNCCD)第9回締約国会議(COP9)が、約190の締約国、国連諸機関、NGO等からの参加を得て、ブエノスアイレス(アルゼンチン)において開催されました。日本からは、環境省、外務省及び有識者が出席した報道発表の詳細が環境省より出ています。参考までです。http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11684 今回、 ニャカジャ事務局長が「世界各国が砂漠化防止対策を採らなければ2025年までに地球上の約70%の土地が干上がる」と警告し、「干ばつ被害によって穀物が確保できなければ世界の安全は確保できない。発展途上国では干ばつ被害に対する対抗策が不可欠である」と強調したそうですが、こちらでも、今年は旱魃害がひどく、一番必要なのは水対策だと思っています。近くにある観光レストランも8kmもの井戸水のパイプを引く工事を始めました。灌漑をすればお金がかかる。コストの問題もあります。こうした中、植林技術、節水技術や保水技術が日本にはたくさんあるので、これらの技術を世界に広げて行ければ、軍事的な貢献よりも、よっぽど平和の為になると思います。こちらでも貢献できる技術開発に今後とも力を注いで行きたいです。しかし、現在、資金的な問題や行なう課題、解決できない問題が日々山積みで、なかなか厳しいですが、こうした方向性を今後とも維持して行きたいと思っています。
今日はおめでたい日でした。昨夜のオリオン座流星群が新しい命を届けてくれました。今日はセンターのスタッフも皆ワクワクしていました。仕事になっていません。それもそのはず、スタッフの赤ちゃんが誕生するからです。今か今かと心待ちにしていました。そして午後3時、銀川の病院で無事に元気に産まれました。本当におめでとう!良かった、良かった!
今日はオリオン座流星群が最大に見えるという。ちょうど町の方角にオリオン座が出ていたので、町の明かりが落ち着く夜中から計測にチャレンジしてみたが、数個通っただけで、あまり見えなかったので打ち切りました。ただ、ちょうど月がない時期なので、光害も少なく、別の方向であれば今は満点の星空と天の川を見ることができます。でもさぶい、さぶい~。
一日中外でぼんやりと人通りを眺めているばあちゃんがいた。毎日、何を考えているのだろう?こうしてひなたぼっこをしているじいちゃんやばあちゃんを中国では良く見かける。「別に何も考えていないって!」と言われているような気がした。
暑くなると共に元気になるもの-それはハエである。今はハエがブンブンと元気だ。元気すぎる。そして活発に飛び回っている.それは叩いても叩いてもきりがない。集中しようものなら、横でブーンとうなって飛んでくる。時間を邪魔する。そして頭に止まってきたり顔に引っ付いてきたりする。夜になると、安眠の邪魔をする。「ハエ、どうにかならないかなあ」と言うと、皆が笑う。誰も当たり前すぎて真剣には考えない。食べ物も少ないのになぜこんなにハエが多いのだろうか。どうもハエは乾燥地が好きなようだ。日本の方が食べ物が多いはずなのに、なぜだろう?以前、ハエ取りを一時研究していたが、全く引っかからないのでやめた。日本からハエ取り紙を持っていったが、それにも引っかからない。ただハエ叩きは日本製のものが叩くときにちょうど良いしなり具合と強く叩いても壊れないので助かっている。それでもやはり予防、防衛が大切だと気がついた。そこで、センターの建物の入り口に網のシートを作って多少の防備状態にしたのだが。。。それでもどこからともなく風でシートが舞い上がるのと隙間より数匹がブーンと入ってくるのは変わらず。早くハエの居なくなる時期にならないかなあ。日中は35℃を越える暑さの中で今日もハエと格闘している。