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アラシャン通信(オイスカ阿拉善砂漠生態研究研修センター便り)

阿拉善からウズベキスタンのシルクロードの砂漠化防止活動配信。肉体疲労、更年期、男女不妊には日本最濃の薬味酒、遼伝来福酒!

バブル・バブル・バブル

2015-08-06 21:47:00 | つぶやき
今日は阿拉善の友人が、「新疆から友人が会議で来たのだけど、明日、帰るんだ。ちょうど車を修理しているので、夜に銀川まで車で一緒に行ってくれないか?」と頼まれた。じゃあ、ついでに頼んでいたポンプも届いたので取りに行こうということで、1時間半の道のりを運転して銀川へ向かった。そして案の定、酒が入って帰れなくなった。「じゃあ、このホテルに泊まろう」会議をしている田舎の某ホテルに3人で泊まることになった。「部屋はいくらですか?」「満室です、ただスウィートルームが空いています、エキストラベットを入れますよ。」「いくらですか?」と友人が聞くと「2400元!」240元じゃなくて?思わず聞き返す。最近はすぐに計算してしまう癖が抜けない。2400×20円とすれば、48000円?このホテルが?よく、888元など、単なる語呂合わせの値段があるが、さすがに2400元はないだろう?冗談かと思えば、冗談ではなく、この値段だという。それでも他の部屋は満室。あいにく周囲に何もないところなので車で帰ることもできない。友人が仕方なく震える手でカードを切った。「人生で1000元以上のホテルを泊まるのは初めてだ、楽しもう」この切り替えの速さと潔さはすごい。このバブリーさは何なのか?ロビーは確かに馬鹿でかく広いのだが、部屋もがらんとしていて、サービスも何もなく何だか落ち着きなく、結局、1つのベットに2人、エキストラベッドに1人が申し訳なさそうに寝ることになった。何だか後味の悪い思いをしながら、シャワーをあびると、石けんが日本製だった。やはり、今の中国はバブルだな。朝、用事があったので寝たのも数時間。つかの間のバブルを味わったが、何だか疲れてしまった。
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月をズームで撮影

2015-07-03 00:01:29 | つぶやき
同じく月をズームで撮影してみました。まるで天体望遠鏡の画像のようにクレーターまできれいに撮れました。自分も欲しくなって来てしまった(宣伝マンではありませんがあしからず)。
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HS50EXRの威力

2015-07-02 23:44:29 | つぶやき
スタッフのウハスがカメラマンになりたいと言い出した。阿拉善は自然の写真が綺麗に撮れるのでアマチュアカメラマンがとても多い。ただ、カメラや交換レンズは高いのでどうしたものか?と思っていると、以前に広角24倍からズームで1000倍まで撮れるカメラがあったことを思い出した。この機種は手動ズームなので撮影も楽しい。しかし残念ながら生産中止ということで、半ばあきらめていた。ところがヤフオクで新品を競り落とす事ができ、ようやく本人に渡すことができた。生活に花が咲いたように「おーこれは楽しい!」と何かがあればカメラを取り出すくらいになり、撮影の腕も上がって来ている。今は全てがオートでマニュアルズームの楽しさ、サブカメラとしては最強のカメラだと思っている。また製造してほしいカメラだ。
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支付宝の黒船がやってくる

2015-05-14 05:55:32 | つぶやき
支付宝という名前を聞いたことはあるだろうか。中国の人はほとんど知らない人はいない。アリババの馬雲氏が作った年商1兆円の世界一のオンラインのエスクローサービスで、タオバオなどの買い物はこの安全な決済システムでできるため毎年2倍の成長をしている。世界のアマゾンでさえこの1/3くらいの売上高といえば分かるだろうか。この特に携帯の決済システムによって売り上げが伸びたと言っても過言ではない。ちょうど銀行でシステムトラブルがあり、待っていると知り合いの銀行員が話しかけて来た。「天下の中国銀行でさえこの遅さであれば支付宝に潰されるよ」というと「馬雲だけ1人儲かるシステムは不公平だ」と文句を言って来た。「いや、中国の銀行システムを変える方を考えた方がいい」というと「サービス遅いからね」と呟いた。この支付宝システムは、銀行間の決済は無料、そして瞬時にお金を移動でき、飛行機チケットも電話も電気代も決済できるとても便利なサービスだ。このシステムを使って寄付を集める仕組みもできていて、1元支払うのに手数料が掛からないため、たくさんの寄付を小額で集めることができる。こうしたシステムは日本ではまだ聞いたことはない。この支付宝システムは近い将来、アマゾンのようにやってくるだろう。日本の中小企業や個人にとってはかなり大きなチャンスになる。今は円安のバックアップもありmade in Japan の良品を欲しがっている海外市場に販売を向けることができる。日本から中小企業や個人で販売を一から構築するのは大変なので、こちらで委託販売のシステムを作り上げて、例えば売り上げの一部を寄付金に募る仕組みなどがこちらでできないだろうか。恐るべし支付宝の時代が来た(微信でも同様のシステムがありました)。
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環境と倫理

2015-04-16 10:01:21 | つぶやき
環境倫理という学問がある。倫理学とは道徳哲学(moral philosophy)環境哲学と言っても良いかもしれない。これまでの緑化は、技術的な部分をもとに倫理で動いて来た部分もあったが、現地ではボランティアという感覚よりは環境と経済を中心にして環境回復を考えて来た。それは内モンゴルという場所、また経済的収入が必要だからであり、当初は経済を導入することによりそれなりの成功を納めて来た。ただ、経済的収入が入ってくるようになり、その一定以上の環境を維持する場合にどうしても考えて行かなければならないのが、この倫理という部分であり、これからの中国にとっては特に避けては通れない。この環境保護には倫理やモラルが大切であることは誰でも分かっていることであるが、それを行動まで持って行くことはなかなか難しい。昨日はECBのドラギ総裁の会見があり女性乱入の騒ぎがあったが、その問題の元になっているギリシャという国はソクラテスやプラトンの国だ。ソクラテスも元々は自然科学に傾倒していたが、晩年に倫理学を開祖させた。そのECBの本部であるドイツはマックス・ヴェーバーという社会経済学者の排出した国だ。このマックス・ヴェーバーを有名にしたプロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神という本があるが、宗教から比較している。ギリシャ・カトリックの国はシエスタもあって、どちらかと言えばのんびりだが、プロテスタントの厳格な国での環境への配慮は、元にこうした宗教があることを倫理として書いている。キリスト教は、人生は一度きりで最後の審判で救済される人間として選ばれなかった際には完全に消滅し復活が与えられない。仏教のように輪廻という観念がないため、禁欲的労働によって金儲けに走り過ぎても、寄付をしたりして平衡を保つ仕組みができている。先日、オーストラリア人夫妻に会った。この時にまず言われたのは「どんな宗教ですか?」海外では宗教がないと人格を否定されると言われるが、この宗教観によっても人格を見られるところがある。先日の乱入騒ぎの国同士のバックグラウンドもそうだが、環境保護にもソクラテスのように倫理という部分が大きく影響してくるだろう。
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AIIB議論

2015-04-09 01:52:32 | つぶやき
ついに中国もAIIB(アジアインフラ投資銀行)を作った。この話で昔のスタッフと会ってビールと串焼きで盛り上がった。早速、「中国もついに日本やアメリカのようにインフラ投資銀行を作ったよ」相変わらずの上から目線だ「すごいなあ」といえば「なんで中国がAIIBを作ったか知っているかい?」相変わらず口も悪いが頭もきれる。北京大学で環境学を教えていたりしている。こうした議論には争っても勝てそうになく、白旗を振って「分からない」と答えると、「何だい」つまらなそうに答えた。「国内の景気が悪いからね~、海外で稼がないと」そういったことか。余っている人民元の投資先がないので、アジアなど発展途上国にインフラに投資しなければ大変なことになる。。らしい。「回収できなかったらどうするの?」と聞けば「その時はその時さ」とても楽天的だ。やはり楽天的な所が伸びるのだろうか?ただドンドンとお金をバラまいて不良債権が増えないか心配だが、所詮、お金は紙だし印刷すればいいのかもしれない。世の中、ますます複雑になってきた。
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停電にて

2015-04-09 01:01:39 | つぶやき
センターではよく停電が起こる。今日も突然に停電が起きた。「また電気を切ったな?」前もって知らせてくれる訳でもない。センターでは孵化器を設置しているため、停電になり気がつかなければ、それは即、「孵化失敗」に繋がる。無論、こうした電源が落ちることなどは誰でも想定できるのだが、なかなか失敗するまでに動こうとしない。昨年は一度、この失敗を犯してしまった。そのため今年は非常電源を用意していた。おかげで幸いに助かったのだが、こうした危機管理不足というのは、どこにでも、どんな場合にでも起こりえる。日常生活でも多々ある。こうした小さい危機は普段気がつかない。ましてや長期間にわたり被害の出ることについては、さらに危機意識が低くなる。たまにこうしたことに敏感で情報があり教えてくれる人や機会がある。それを聞いて失敗を未然に防ぐことができる人もいる。こうした時、コストをまず先に考えてしまう人もいる。危ないと分かっていてもどうしても素直になれない人もいる。責任のある人や忙しい人、知識がある人、頑固な人が陥りやすいワナでもある。「それを聞いていれば」こうしたことは誰でも良くある。でも人間は不吉なことやいやなこと、悪いことを避けたい、忘れたいと考える動物だ。助言を無視して被害が拡大することもある。環境問題を追求していくのも同じく、危機意識や問題意識を持ち、こうした「もしや」ということをシュミレーションし、それを繰り返して将来の先を予測する。例えば、この地域の電気を起こす発電所は石炭発電が多い。一般の家庭エネルギーも石炭を燃やす。当然、大気が汚れ青空がなくなる。それがPM2.5の原因になる。分かっていても、代替エネルギーに換えるコストを考えるとなかなか実施できない。原発も同じ構造だろう。「分かっていてもやめられない」停電ひとつでも、事前に町にお知らせを流す意識、こうしたことを問題と意識するようになれば、この社会ももっと良くなっていくだろう。
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自然が人間を育てる

2015-03-10 04:56:48 | つぶやき
人口90人余りの蓋井島。別名エミュー島ともよばれる島が山口県の沖合にある。一日1本か2本しか定期便がなく、釣り人くらいしか来ないのどかな小さな島だ。小学校もあるが、2人の生徒に3人の先生しかいないという。のびのびと温かく見守られて育っているのだろう。島に入ると温かい雰囲気が溢れていた。ここには別名ジュラシックパークと呼ばれる照葉樹林の中にエミュー牧場が点在している。島おこしでお坊さんが持って来たそうだ。その神の鳥と呼ばれているエミューを島の人たちが皆で温かく見守りながら育てている。今回、スタッフの研修で行って来たのだが、限界集落というNHKのドラマのように九州で精力的に六次産業化の村おこしを行っている日本エコシステムの皆様や藤澤さんが連絡をしてくれて中村氏とともに港からわざわざ軽トラで案内して頂いた。島の頂上からはるか遠くに広がる海を眺めていると、まるでこの海を砂漠にしたら同じような環境だ。確か太古にはモンゴル海があったので、存在していたのであればきっと、ここから眺める海のようだったであろうか。この島で考えたのは自然環境が人間や動物たちを育てるのではないかということだ。エミューはメスが卵を産んでオスが抱いて暖める。内モンゴルではオスは暖めても気まぐれに卵を放ってしまったりするが、ここでは4個、5個もの卵を大事に抱いている。ナデナデをすると気持ちよさそうに目を閉じた。飲まず食わずにじーっと50日、60日の間もそこに座っているという。タヌキや狐などの天敵がいないので、エミュー達ものびのびとしている。ここでのエミューは産業としては成り立たない。ただ、そこに存在しているだけで、ほのぼのとしてくるエネルギーが、ここにはあった。おとなしく森の中で座っているエミュー達がまるでとなりのトトロのような存在に見えてきた。ここの照葉樹林に入って、このエミューたちを産業としてしかみていなかった自分に気がついた。そういえば、町からセンターにエミューを見に来る子供達も大人も、皆、ニコニコとして帰って行く。それだけのパワーがあることに気がついた。なぜこれまで気がつかなかったのだろう。そして、砂漠の厳しい環境に居ると、生きるために考え方も俄然と厳しくなってしまうが、森の中にいると、何でも吸収してしまうようなほのぼのとした考えになる。内モンゴルの厳しい環境の中でも、木を植えている人たちは同じようにとても優しく迎えてくれる。やはり環境を良くしたいと願う人々に悪い人はいない。そういった所でも外部からのゴロツキの盗伐者や鉱掘者に会うと、険しい目つきですぐに分かる。教育は何点とったなどという学校内での理解させる教育が多いが、こうした自然環境に入る教育も、心がすさんできた人には必要なのかもしれない。人間に対し、木々や動物が無言で教えてくれることがある。また人間が自然を育てていると自然が応えてくれるからかもしれないのだが、この冬の時期に卵をじっと抱いているエミューを見に来て、また島のあちこちで温かく挨拶をしてくれる人々、猫の陶器をたくさん抱えてわざわざ眺めのいい場所に持って来てひなたぼっこをさせている陶芸家などに会って、いろいろと教えられることがあった。
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夜行バス

2015-02-24 07:00:05 | つぶやき
夜行バスで大阪から東京に移動した。日本の夜行バスはとても快適であった。一時、高速バスは事故が多発したために業者も淘汰され、その分、値段も上がっていたため敬遠していた。中国でも同じ頃に事故が多発し、夜間の走行が長距離バスで禁止になったりと同じように厳しくなった。そして相対的にLCCなどの飛行機が安くなったため、バスでの移動も少なくなったとはいえ、両国ともまだまだ健在だ。中国の方は二段ベットになっているので完全に横になることができ、空間利用としては、中国のバスに軍配が上がるが、サービスでは日本の圧倒だ。外国人の利用も時節柄多く見かける。今回、乗ったのはVIPライナー(片道4000円)VIPというだけあって、待合室もコーヒーセルフのVIPラウンジから出発する。以前は駅前などが待合室になっていたが、法律が変わり、バス停などの設置も義務付けられたため、待合室から案内されて道路を歩いて移動するなどの対策で乗り切ったのだろう。貧乏ツーリストにはありがたい。このバスは毛布も着いていて、リクライニングもでき、完全に倒して下さいという一言のおかげで完全に皆倒すために4列シートでも快適だ。また乗る前に風呂が入れる等のオプションなどもついているようだ。寝台列車が次々と廃止になる中で、時間を有効利用できる夜行バスにはまだまだ健在でいてほしい。交通も多様性が必要だ。日本はこの多様性があるので便利さも享受でき、おかげで楽しい旅も享受できる。
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リトープス

2015-02-23 06:21:42 | つぶやき
今回、ぜひ見てみたかった植物があった。砂漠の宝石ともいわれる脱皮する南西アフリカに自生するツルナ科の多肉植物。この植物は擬態までする。午後に開花して夕方に閉花する。ちょうど国立科学博物館で開催しているヒカリ展にあるというので、光のエネルギーはちょうど植物のエサだしと、ついでに見に行って来た。このヒカリ展ではリトープスを見るだけではもったいないほど、リトープスは隅っこにあって、展示はオーロラ、そして光などの美しさを感じることができました。やはりヒカリは素晴らしい。やはりインプットを常に入れることが視野を広げるためにも必要だと実感。まずヒカリとは粒子なのか、それとも波なのかという疑問に始まり、アインシュタインも生涯、光を考え続け、粒であることを発見しました。この光も普通はまっすくに進んでいると思われがちですが、実は波のように進みます。光はとても奥が深く、ガンマ線からX線、紫外線、私たちが通常見ている可視光線は760nmから380nmの範囲にあり、その中でも発光ダイオードの作るのが難しかった波長の短い青色光(380nmの白から500nmあたりの青)その下は赤外線、レーダー波、FMやAMなどのラジオ波、TV波などと続きます。このくらいになるともはや見えませんが、電磁波とwifiが同じ領域にあることが分かりました。だからレンジを付けるとwifiが遮断されるのか~、などという疑問が分かったりしました。植物は光、水、CO2が必要で、そのうちの普段何気なく恩恵を受けている光によって、植物は光合成して水を分解し酸素を発生させ、二酸化炭素を固定し、デンプン等の有機物を固定する。いろいろな繋がりを考えさせられた次第でした。
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