歯医者に死す。。

前にも書いたと思うけど最近訪れた方のために解説しよう。
私を知る人の間ではすっかり有名な話だが
実は私蝉も嫌いだが匹敵するくらい歯医者も苦手なのだ。
蝉もそうだが、嫌いというより怖いのである。

そんなわけで怖くて怖くて歯医者にいけなくて
かなりの重症にしてしまい
結局長く通うことになってしまうのだ。
自分に甘いあまり結局首を絞めている典型である。

とまぁこういうわけで今回もずいぶん長いこと通っているのだが
とりあえず大物が一段落し
さて次はどうしましょ。。という段階になったのだ。
実は気になる歯はあった。

で、さんざん通いいちよこの歯医者さんは痛いことはしないという
勝手な信頼関係を築いていたので
「他に気になるところはありますか？」という問いかけに
それでも一大決心をして告白したのだ。

それはすでに治療済みの歯なのだが
噛みしめると鈍い痛みがあるのだ。
しかし治療済みの歯をいじるということは
かぶせてあるものを外さなくちゃいけないんだよな。

出来ればそんな痛いことはしたくはなかった。
でも放置しとけば更なる痛みが待っている。。
さすがの私もそんなまともな判断をする余裕が出てきたのだ。
えらいじゃん私。（って、おいおいっ）

で、やっぱりそいつは虫歯だったのだ。
ほとんどが削られわずかに残った土台の部分に
銀歯が乗っかっている状態なのだが
その土台がいっちゃってるらしいのだ。

さっそく銀歯の取り外しが始まった。
正直自分の口の中の出来事なのに勝手がわからず
めちゃくちゃ不安だった。
だが絶対痛いことはしないはずだと私は信じていたのだ。

しかしそれは唐突に裏切られることになったのである。
「！」衝撃が全身に走ったのだ。
「あ、すみません」
ちょっとぉっ謝ってすめば警察はいらないのよっ

それでもたった一度の過ちにいちいちいきり立っていては
大人気がないというものなのだ。
だがまたさらに「！！」
「あ、すみません」って、顔が笑ってるじゃんっ

もう恥ずかしい話だがうっすら涙まで出てきたじゃないか。
だいたいここを触ったら痛いだろうなぁ。。ってのは
見ればわかるはずなのだ。
なのにそこだけはダメってところを突いてくるのだっ

しかし悪夢はそれだけでは終わらなかったのだ。
「！！！」三度目の正直である。
い、いや２度あることは３度あるだったかな。。
もう気持ちでは医者の胸倉を掴んでいた。

このやろーー！！！
そしてその時はじめてこいつわざとじゃないだろうかという
あってはならない疑惑まで浮かんできてしまったのだ。
だって相変わらず医者の目は笑っているのだ。

こうしてせっかく薄らいできたはずの
歯医者への恐怖心が復活してしまったのである。
そして性懲りもなくまた別の歯医者に乗り換えようと企んでいるのだ。
ターゲットはもう決まっているのである。