くまたんのつぶやき

いすみに生息するくまさんのまったりとした日常。。

寄る年波の恐怖

2005-01-21 20:20:24 | Weblog
70代80代の人に比べりゃまだまだ若造の年代だが
世間的にはもう充分おばさんの年代に入ってしまった。
しかし毎年一つずつしか年をとらないのに
なぜか代が変わると急激に老けたような気がするのは
気のせいばかりじゃないのではないだろうか。

年を感じる出来事は一つや二つではない。
しかし私が一番身にしみることは
老人性デジャヴともいえるある現象なのである。

それは日常頻繁に起こる。
もともと私たち家族は中学生の男の子がいる家庭にはめずらしく
話好きのメンツがそろっているためとても会話が多い。
特にとびっきりのネタなどはまるで英雄気取りで報告しあったりする。
また母としての立場上学校に出す提出物や試験など
学校行事は常にチェックを怠らない。
しかしそんな会話の影に私の老いによる記憶障害が
顕著に現れるようになってしまった。

相手は中学生である。
奴らは聞いたことや話したことを忘れたりすることがないのだが
私ときたらどれもみな曖昧になってしまうのだ。
これこそが老人性デジャヴである。
完全に話したことを忘れるのではなく
あーこんな会話前にもあったような気がするなー
でも誰としたんだっけ?とか
あーこの質問前にもしたような気がするなー
でもなんて答えられたんだっけ?
とまあこんな調子なのである。

その昔母親に「その話前にも聞いたよ」と
つらく言っていた自分がよもや言われる立場になろうとは。
この先どんどん下降線をたどる現実に前向きに立ち向かわなければと
改めて自分に言い聞かせる今日この頃なのであった。




コメント
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