人間ドック アムス丸の内パレスビルクリニック

　　　　
「あぁ、美味しいもの思いっきり食べたぁーっい！」

と思いながらもじっと我慢のコだった、ここひと月。



前回の人間ドックで「前より少し体重が増えましたね。」と言われ、
軽くショックを受けたという経験をふまえ、
今回はせめて元に戻さないとと検査の１か月前だけ頑張って節制。。



その甲斐あってか、今回の測定ではしっかり元のやせ型？
ではないけど以前の体重に戻っていました。



人間ドックを受ける場所は健保組合の利用施設一覧から好きな場所を選べるのですが、やっぱりここが一番のお気に入りです。



家から電車で一本。通勤途中の駅直結だし、なんといっても綺麗で快適。



待合のソファーからは皇居の真ん前の開放的な展望。







何カ所か間ドック施設を利用してみたけれど、
そこに居るだけで癒されるような施設はなかなかない。





やはり人気が高いようで、希望の日時を予約したいなら
最低でも１、２か月以上前にしないとならない。



ということで、予約したあとに頑張って解毒に努めました。。



私の場合、体重の増減とかは実はそんなに問題ではなくて、
数値的に気になるのはγGTPという肝臓の数値だったりします。



GOTとかGPTの値は２０とかで正常なのに、いつもこのγGTPだけがちょっと高い。

女性は３０以下なら正常のところ、７０とか９０とか。



「お酒は少し控え目にしてみてください。」と言われても、
下戸でほぼ飲めないのにねぇ。。

でもこういう人は最近増えているようです。

過度な疲労、ストレス、運動不足、糖質過多、鎮痛剤の服用。
γGTPの数値だけが高くなる原因の要素としては激しく思い当たるものばかり。



結局日々仕事に追われる忙しい会社員なら仕方ないのか。
しかも片頭痛もちなので鎮痛剤は手放せないんですよね。



まぁとりあえず会社員の規定任務である、
年に一回の健康診断人間ドックは無事に検査終了。



大好きなアイスもプリンも我慢して約一か月。。



「あーやっとこれで好きなだけ美味しいものを食べられる！」



とパレスビルの隣にあるパレスホテル東京へ直行したのでした。



人間ドックのお食事券はあとで地下の『スイーツ＆デリ』という、
ペストリーショップでおみやげにでも使えばいいや。

テラス席のあるレストランに「女性一名です。」と
午後２時半までのランチタイムにぎりぎりセーフで飛び込みました。

「テラス席は空いていますか？」

「はい。空いてはおりますが今のお時間、かなり日差しが強くて、
　皆さん店内に避難されています。。(^^;)」とのこと。



うーん、確かに天気が良すぎて外はまぶしすぎる。。

とりあえず平日限定の一番安いエクスプレスランチを注文。





クロワッサンなどのパンのセットにサーモンのサラダ。





メインのお肉料理にデザートとコーヒー。

東京の一等地のホテルのレストランとしてかなりお得な内容です。



注文後レストラン側の手違いでのミスがあり、私は全然大丈夫でしたが、
マネージャーの方がお詫びにクラムチャウダーをどうぞと
サービスでいただく事になりました。



「じゃあ、お言葉に甘えて。なんか返ってすみません。」

ここのクラムチャウダーは大好きで何度も頂いたことがあります。



「ありがとうございます。本当にどれもすごく美味しかったです！」
メインのお肉料理を頂いたあとは、デザートもサービスでお好きなものをどうぞとの事。

「本当にいいんですかぁ？じゃあお言葉に甘えて。。」

ということでパレスホテルの期間限定の名物である、
『シャインマスカットのパフェ』まで頂いてしまいました。



大粒のブドウひと房分がこれ一つのさらに全部乗っているかと思うほどの大作。

このパフェ、以前は２５００円でしたが値上がりして今年は３５００円！

普通に頼むとパフェとコーヒーのセットで４８００円もします。
いくら何でもお言葉に甘えすぎでしょう。



注文した平日ランチだって３９００円なのに。
マネージャーの人、私にこんなにサービスしちゃって大丈夫なのかしら。

このパフェは毎年の人気商品で運ばれてくると食べるのがもったいないと
３０分くらい写真を撮っているお客様もいるとか。



うん。わかります。お濠の白鳥も乗って、銀箔や花も飾られて。
ここまでくると芸術作品でしかないと思える美しさだもの。

でもこのパフェは、きっとこれだけで食べにくるもの。
もしくはカップルでシェア。

けっして女性ひとり、食後のデザートって量ではありません！

お腹が空きすぎて忘れていたけど、検査のあとの待ち時間の間に、
コーンポタージュやココアなどフリードリンクで５杯も飲んでいたんだった！



間違いなく人生で一番高級で豪勢なパフェを頂いているのに、
それを食べきれなかったというのがとてもショックでした。。

「せっかくサービスして頂いたのにすみません、残しちゃって。
　今日は隣の人間ドックの帰りでお腹空いてるから大丈夫と思ったんですが。。」



マネージャーの方に謝り、お支払いをしようとすると、
「今日はお代は頂かなくて大丈夫ですよ。」と言われしばしポカーン。

いやいやこんなにサービスしてもらっちゃって、
せめてもとの料金３９００円だけでもとお伝えしましたが、受け取ってもらえず。

じゃあ今度必ずまた主人と来ますのでとお礼を言ってお店をあとにしました。



なんでこんなにサービスをして頂けたのだろう。
よっぽどの上客と勘違いされたのだろうか。。

まぁここは良く来るし、近いうちにまた来てその時には
いつもより奮発して注文して、今日の分の借りを返せばいいかな。

というそんな気持ちと、

「ああ、もうパフェはひとりで食べきれない年齢になっちゃったのかしら。。」

というちょっとさみしい気持ちで帰途についたのでした。。