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トヨタ、拡大一辺倒主義を反省 世界基本計画破棄(朝日新聞)

2009-01-23 04:09:33 | ちょっと 『気になる』 はなし
http://www.asahi.com/business/update/0121/NGY200901210006.html

『海外展開を積極的に進めるにあたり、社員や部品メーカーに大まかな拡大計画を示した方がよいとの判断で作成した。だが、そこで示された数値を必達目標と受け止める社員が増加。全社的に「プランを重視するあまり、仕事の進め方が計画達成のために向かい、販売や生産の現場の声を聞く姿勢が薄れる」(トヨタ幹部)状況が生まれた。

 工場建設や人材配置の方針も、同計画の数値を出発点に決められるようになり、拡大偏重主義に走った。米国の信用バブルに崩壊の兆しが見え始めた07年4月に、米・ミシシッピ工場を着工してしまったのはその典型例だ。同工場は現在、販売回復が見込めなくなり操業のめどが立たない状況に追い込まれている。 』

世界のトヨタでも顧客のニーズよりも自社のグローバル化を目指していた。トヨタは生産台数世界一という目標があったと想像される。それは企業として当然の目標だと思うが、そのために顧客のニーズ、社会のニースを聞く姿勢に欠ける面があるのも事実だろう。

自動車に限らないが製品のモデルチェンジがこれほどまでに必要かと思う時がある。携帯電話も次から次へと新しい製品が出てくる。確かに機能は年々高くなっているが、その製品開発に費やされるコストは大きなものがある。

企業活動は年々拡大するのが良いとされてきた。それは当然の考え方ではあるが、私たちはその結果有り余るものにあふれた生活をしていることになる。それが本当に必要なのか?そんな疑問がわいてくる。

自動車産業に限らず、この世界的な金融危機が勃発してから、モノが売れなくなった。たとえば自動車の買い替えを計画していた人は、まだ十分乗れるので買い替えを先延ばししている。携帯電話にしても今十分使えるので、買い替えはまだ先でも良いかと思ってしまう。リストラの危機があるのに余分なお金は使えないというのが現状だろう。

もちろん景気が拡大すれば気分も変わる。バブル期は今のような考え方はそもそも考えない。我々はやはりその場の雰囲気に左右されることになる。

自動車に限ると、自動車は生活を便利にするがそのために石油などの化石燃料を太陽に消費する。排気ガスは空気を汚す。地球環境のためにはできるだけ少ない方が良い。自動車は移動手段として必要だ。しかし移動手段は何も自動車だけではない。A地点からB地点まで移動する手段としては、徒歩、自転車、電動自転車、モーターバイク、軽自動、電車、バス、モノレール、など、などある。

今までは簡単に自動車を使ってしまった。500m先に移動するにも自動車を使う人もいる。もちろんいろいろの事情で車を使う場合もあると思うが、私たちは今のライフスタイルをもう一度見直す必要がありそうだ。車で移動すれば見ることのできない景色を歩けば見ることもできる。物の豊かさと心の豊かさがあるとすれば、心の豊かさを求めたい。


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