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「未来環境セミナー」「気候変動+2℃」環境危機をチャンスに変えよう。

2007-05-04 21:06:08 | 地球環境問題
「未来環境セミナー」「気候変動+2℃」環境危機をチャンスに変えよう。
 講師:上田壮一氏 (Think the Earth)講演を聞いて(今回初めて、講演を聞く機会がありました。正直な話、一つ一つの話は理解できるのですが、内容が多岐にわたりその関連性まで考えると膨大な量になります。自分としては少し消化不良の部分もありました。内容は高度で、少しアカデミックな感じがあります。講演の内容を整理して自分なりにまとめるのには少し時間がかかると感じました。今回の報告はほんの前半の部分です。興味のある方はこちらのサイトにアクセスしてください。また内容は「気候変動+2℃」を参考にしてください。)
http://www.thinktheearth.net/jp/
【パート 1】
「地球温暖化」とは地球の温度が上昇すること。気候変動とは気温の上昇により大規模な揺らぎ「気候大変動」を誘発する引き金を引いてしまうこと。
上田氏によると、気候変動は「人間が風邪をひき、高温が出て意識もうろうとなり、コントロールできない状態となることを想定している」日本がハワイの気候になればそれはそれでいいのではと考えている人もいるかも知れないが、実はもっと深刻な事態となる。
地球全体のバランスが崩れ、洪水や、熱波、台風(ハリケーン)、海面上昇の状況が起こりその結果、作物の生育にも影響が出たり、害虫の異常発生といった問題も発生する。
最新のコンピューターシュミレーションでは、2028年に2℃、2052年に3℃の上昇が予測される。(国立環境研究所)気候変動のインパクトは1℃で生態系への影響、2℃で人間社会への影響、3℃で破局的な影響が出ると考えられている。
EUの長期目標では、2℃を上限として考えている。現在までに0.76度上昇しており、あと1.24度しかない。
貧困の60%は気候変動が原因とされる。また、現在でもオーストラリアの干ばつにより、食料の出来ない状態となったり、大洪水や、南極ラーセンBの崩壊、欧州熱波、カトリーナによる被害などの発生は、将来の姿を示しているのかも知れない。
「温暖化による経済損失」について、国連環境計画(UNEP)は2005年2000億ドル(約23兆円)に達している。このままでは、2050年には異常気象や、海面上昇、漁業、農業への悪影響、水不足などで年間3000億ドル(約35兆円)以上の損害画でると予測している。

この状況の中、我々は何もしていないのかといえば、そのような事はない。未来への取組としては、ケニアの女性環境活動家のワンガリ・マータイさんの呼びかけで始まった「グリーンベルト運動」がある。この運動の中心は貧困に苦しむ農村部の女性たち。植林を通じ、ケニアの女性たちの自立心を促し、ケニアの民主化に大きく貢献したとされる。
植林された苗木は3000万本に及び、今ではタンザニアやウガンダなどアフリカ各地に広がりを見せている。マータイさんは先日も来日し、日本でも植林していた。

日本でも「富良野自然塾」の取組はかつてのゴルフ場を森に返そうという。50年かけて15万本の苗木を植える。「富良野自然塾」は「環境教育は机上の知識、情報伝達ではとても無理です。五感を使った体験からの吸収、そこにこそ唯一の道があると考えます」脚本家倉本聡が書いた「富良野自然塾」立案書の中の言葉だ。ここには地球46億年の歴史を体感できる「地球の道」があり460mの散策路は1000万年で1mになっている。人類が農耕を始めてからの1万年はわずか1mmにしかならない。さらに1000年は0.1mmであり、100年は0.01mm人間の寿命が仮に100年とすると0.01mmつまり10ミクロン(10μm)の大きさだ。10年は1ミクロン(1μm)となる。
これ以上計算してもあまり意味は無いと思うので、これくらいにしておく。
地球の歴史に比較すると、人類の歴史はほんの少しで、さらに人間個人の歴史はさらに少ない。
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