『オリックスとNECなどは25日、一戸建て住宅に蓄電池をレンタルする事業を始めると発表した。家庭は電気料金が割安な夜間に蓄えた電力を日中に使うことで電気代を削減できる。初期費用はかからず、東京都なら月額3045円で利用が可能。割安感を打ち出し、2015年度までに全国で10万台の設置を目指す。日経新聞』
家庭で電力をまかなう場合、蓄電池の利用を考えると面白い。今、太陽電池パネルを設置して余剰電力を販売するのが一般的だが、そうすると電力会社が一気に引き受けることになり、いろいろな問題が起きる。
そこで、家庭用蓄電池を利用することにより、それに蓄えて自家消費する。また、時間別の料金体系を採用している場合は、電力料金の安い時間帯に蓄電して、高い時間帯は蓄電した電力を使用する。
電力を水に例えると、各家庭で水槽に水を貯めておいてそれを使う方法だ。問題は蓄電池の価格であり、安価で高性能のものが開発されれば、電力の平準化が出来る。省エネ時術と同時に社会的に必要な技術となる。