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自然回帰は夢じゃない(08/07/04)(日経エコロミー)

2008-07-06 06:17:13 | ちょっと 『気になる』 はなし
http://eco.nikkei.co.jp/column/katohtokiko/article.aspx?id=MMECz2000003072008

自然回帰は本来の姿に戻ることを意味している。インドでは、都市部の電化率が87%程度、地方では43%程度といわれている。日本はどうだろうか?たぶん日本では100%だろう。先日NHKの報道で、インドの状況を放送していたが、いまだにろうそくで生活している人がいる。インドにとってはエアコンが必需品で購入のブームが起きているという。平均月収の3倍程度の価格というが、大きな出費だ。以前は外国に行かないと手に入らなかったが、今では普通に購入できるようになったという。

日本はどうだろうか?電化率は100%で家にはテレビ、冷蔵庫、洗濯機はある。だからもう十分でしょと言いたいのではなく、人間の欲求は限りがなく、さらに上を目指す。都会のコンクリートジャングルで、文化的な生活も良いが、田舎でくクーラーのない生活も良い。自分の家の庭で採れた野菜を食卓に並べる。とりたてのキュウリはまだ、土のにおいが残っているという。家の屋根には太陽光発電が載っている。家庭で出た生ゴミは、畑の肥料とする。地域で出たゴミは燃料にする。またはメタン発酵して利用する。水洗トイレはやめておがこなどを利用したバイオトイレにする。(生ゴミ処理機の原理で匂いもない)、それは当然肥料となる。

私たちの今の技術を使えば、最低限のエネルギーを使用して、文化的な生活を送ることもできる。それが社会の仕組みに組み込まれれば、私たちが理想とする「低炭素社会の実現が可能となる」低炭素社会の姿は、田舎暮らしと、都会暮らしがある。

都会暮らしは、区画整理を行い、ある程度の規模の都市空間をつくる。そこでは資源は100%リサイクルを行う仕組みができている。同時に生活に必要なエネルギーは太陽光発電や、風力、地熱、メタン発酵設備、ゴミ発電などでまかなう。今のエネルギー使用量の20%程度をめざす。都市は今のコンクリートジャングルをやめる。敷地面積の70%程度を緑の林とする。ビルも屋上緑化や、壁面緑化は当たり前。都会でもクーラーを使用しなくてもよい環境をつくる。

私たちが目指す低炭素社会の姿はこのようなものだ。自然のエネルギーを100%使う理想の姿となる。本当に実現しようとすれば反対も多いだろう。経済活動が阻害されると考える人もいるだろう。化石燃料は有限な資源であり、それは地球の財産である。それをこの数10年でほとんど使い切ってしまう事がどうか?あとの世代に残すべきではないのか?私は温暖化問題というよりは、資源保護の面から問題があると考える。

低炭素社会を実現しようとすれば、今からその施策を実施していく必要がある。日本がこの様な社会を望めば、今の技術でも十分実現可能だ。問題はその意思があるかどうかにかかっている。

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