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新興国に省エネ目標を(NHK)

2008-10-15 02:53:24 | ちょっと 『気になる』 はなし
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014701391000.html

『日本は、先進国はこれまでどおり温室効果ガスの総量目標を掲げて削減義務を負う一方、発展途上国のうち経済成長を遂げて排出量が大幅に増えている新興国には新たに国全体や主要な産業分野ごとに省エネ目標を義務づけるべきだと提案しました。』

日本の主張は、きわめて当然の発言だ。今や地球環境問題について全体が協力することは必要なことで、先進諸国と発展途上国にその差はあっても仕方がないが、発展途上国がそれを免除されることはあり得ない。

いつも国民一人あたりの二酸化炭素発生量の話が出て、中国やインドはまだまだ発展が必要だと言われる。確かにインドの山奥ではいまだに電気もない状況があるらしい。しかし全体としては増加しており、中国に至っては今や世界の排出量増加量の55%を排出しているとされている。2005年度の日本の二酸化酸素排出量は12.1億トンに対して中国は51億トンと4倍以上である。(資料:IEA(2007)「CO2 EMISSIONS FROM FUEL COMBUSTION」)

日本に比較すると中国やインドの設備は一般的に古く省エネ設備や大気汚染対策が付いていないと言われる。結果的にはエネルギーが無駄に使用されることになるし、環境汚染の問題も深刻だ。中国の大気汚染の被害は日本でも表れている。中国やインドの対策を棚上げして二酸化炭素の問題を論じることが意味のない議論だとわかる。もちろんアメリカの問題は残るが、こちらも大統領が変われば大きく政策転換されるだろう。

地球温暖化問題は地球規模の問題であり、一部の国が対策を実行しない場合それはすべての国に影響する。すべての国といっても影響の大きさは一緒ではない。高緯度地域はその影響を大きく受ける。また海抜の低い地域は水没する危険性が指摘されている。このような地球規模の環境問題については、世界の各国が協力する必要があり、それは国連の場でもある。本来は国連でその議論をすること、将来のあるべき姿や協力の仕方を考えてほしい。

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