今回のテーマは、「実現していない感覚を払う」についてです。
実現は、すでにそこに在る。「私は、実現していないという想念を払い去る。」のみです。
イハレアカラ・ヒューレン博士の言葉です。
博士 クリーニングは、誰かのためにするのではありません。「自分のためだけ」なんです。なぜなら、他の人はすでにもう「完璧」だからです。私たち全員、神聖なる存在に創造された、空 (くう) から始まった存在ですから、「完璧」なのです。
しかしあなたの目に、もし誰かが完璧でないように映るのなら、そう見せているもの、「完璧以外のこと (記憶) 」は、自分の中にあるんです。「なぜ目の前の人が、神聖なる存在として見えないのだろう?」その原因となっているのは、あなたの中の「記憶」です。それを、クリーニングするんです。
問題は私たちそのものではなく、私たちはもともと完璧な存在で、「記憶」があるだけなんです。あなたがクリーニングして、自分の「記憶」を消去していくことによって、あなたの周りも同時に自由になれるんです。
1. イハレアカラ・ヒューレン博士の話です
イハレアカラ・ヒューレン博士の話です。
博士 私はカルテを見ながら、「この現実をつくっている私の記憶は何なのだろう」と問いかけ、「ごめんなさい」「愛しています」「ありがとう」と繰り返しただけです。
患者に対しては一切のアプローチをしていません。自分の外にある「現象」をコントロールするのではなく、自分の「記憶 (潜在意識) 」のクリーニングで解決するのが「ホ・オポノポノ」です。
「ホ・オポノポノ」では、「すべての現象は自分の記憶 (メモリー) がつくり出している」と考えます。患者が病気の状態で目の前にいれば、それは私の記憶がつくり出した現象です。だから、私の「記憶」をクリーニングする。すると、目の前の現象は正常化するのです。
博士 私は「アイラブユー」が4つのフレーズすべてを含みますので、それだけを使います。ハワイの言葉では、「Aloha no wau ia oe(アロハ・ノ・ワウ・イア・オエ)」。
「アロハ」は、「私は神の前にいます」という言葉です。ですから、私があなたに怒ったり恨んだりしたら、私は「神聖なる存在を」恨んでいるということになります。ということは、私はそんなことをしたら病気になってしまいます。だからクリーニングして、私はゼロになったほうがいいのです。
いつも私は、自分の中のどんな記憶が原因で、目の前の人が「神聖なる存在」に見えないのだろうかと、その記憶をクリーニングしています。それを続けると、相手がどんどん「神聖なる存在」として現れてくるわけです。
神はすべてにいらっしゃるので、クリーニングさえすれば、相手が神として見えるのです。たとえばこの喫茶店にいる従業員の方たちも、みんな“神の子”ですよね。それなりの関わりをしなければなりません。
- ジニャーニ (真我を実現した存在)
10 - ジニャーニ (真我を実現した存在) の考察 2018-09-23 04:57:44 | To gain it (得る、もたらす)
2. 心の静寂・平和が実現です
想念は、払っても払っても湧いてきます。一つの想念に集中すると、湧いていた他の想念は消えます。ジャパ (マントラ、真言を唱えること) を続けると、心を静めることができます。
心は、静寂になり、平和になります。「心の静寂、あるいは、平和が実現です。」
必要なのは、「私は、実現していません」という想念 (thought:考え) を払い去る (取り除く) ことだけです。
Talks with Sri Ramana Maharshi
8th September, 1936 1936年9月8日
Talk 245. より抜粋
“I understand that the Self is beyond the ego. My knowledge is theoretical and not practical. How shall I gain practical realisation of the Self?”
「真我 (Self:自己) が、自我を超えていることを理解しています。私の知識は、理論的で体験 (実用的) ではありません。真我 (Self:自己) の、実践的な実現を得るには、どうすればよいでしょうか。」
M.: Realisation is nothing to be got afresh. It is already there. All that is necessary is to be rid of the thought: “I have not realised.”
M:実現は、新たに手に入れるものではありません。それは、すでにそこにあります。必要なのは、想念 (thought:考え) を払い去る (取り除く) ことだけです:「私は、実現していません」という。
D.: Then one need not attempt it.
D:それでは、それを (実現しようと) 試みる必要はありませんか。
M.: No. Stillness of mind or peace is realisation. There is no moment when the Self is not.
M:その必要は、ありません。心の静寂 (静けさ) や平和が、実現です。真我 (Self:自己) が、そうでない (存在しない) 瞬間はありません。
So long as there is doubt or the feeling of non-realisation, attempt must be made to rid oneself of these thoughts.
しかし、疑わしい、または、実現していない (非実現の) 感覚がある限り、これらの想念 (thought:考え) を取り除くために試みる必要があります。
The thoughts are due to identification of the Self with the non-self.
想念 (thought:考え) は、真我でないもの (non-self:非真我、非自己) と真我 (Self:自己) を、同一視すること (識別すること) によるものです。
When the non-self disappears the Self alone remains. To make room anywhere it is enough that things are removed from there. Room is not brought in afresh. Nay, more - room is there even in cramping.
真我でないもの (non-self:非真我、非自己) が消えたとき、真我 (Self:自己) だけが残っています。空間 (room:部屋) を創りだすためには、そこから物事を取り除くだけで十分です。新たに空間 (部屋) は、持ち込まれていません。いや、それ以上に - 物が一杯だった所でさえ (there even in cramping)、空間 (room:部屋) は存在します。
注記:cramping (痙攣:けいれん)。
painful involuntary contraction of a muscle or muscles, typically caused by fatigue or strain. (筋肉や筋肉の痛みを伴う不随意収縮は、一般的に疲労や歪みによって引き起こされます。)
cramp:restrict or inhibit the development of. (の開発を制限したり、阻害します。)
cramped:cramped (狭苦しい、手狭)
例文:
in cramped surroundings (ぎゅうぎゅう詰めの環境で)、窮屈な環境の中で
in a cramped space (窮屈な「狭い」空間「スペース」(の中) で)
live in cramped quarters (窮屈な住居「部屋」に住む)
Absence of thoughts does not mean a blank. There must be one to know the blank. Knowledge and ignorance are of the mind. They are born of duality. But the Self is beyond knowledge and ignorance.
想念 (thought:考え) がないことは、空白の状態を意味しません。空白の状態を知るものがあるはずです。知識と無知は、心のものです。それらは、二元性から生まれています。しかし、真我 (Self:自己) は、知識と無知を超えています。
It is light itself. There is no necessity to see the Self with another Self. There are no two selves. What is not Self is non-self. The non-self cannot see the Self. The Self has no sight or hearing. It lies beyond these - all alone, as pure consciousness.
これは、光そのものです。真我 (Self:自己)を、別の真我 (Self:自己)で見る必要はありません。2つの真我 (Self:自己)はそこにありません。真我 (Self:自己)ではないものは、真我でないもの (non-self:非真我、非自己) です。真我でないもの (non-self:非真我、非自己) が、真我 (Self:自己) を見ることはできません。真我 (Self:自己) には視力や聴覚がありません。それは、これらを超えてあります - 純粋意識として、唯一 (すべて一人で) 存在します。
3. 参考サイト:幸せが成功をもたらすのです
- マーシー・シャイモフ
幸せが成功をもたらすのです 2015-08-13 07:13:11 | 心を掘り下げる(内観)
「多くの人は、成功が幸せをもたらすと思っています。
反対です。本当は、幸せが成功をもたらすのです。」
マーシー・シャイモフ
そしてシャイモフ氏は、幸せを掴むには7つの習慣があると続けて述べます。その7つの習慣とは、以下の通りです。
1.ネガティブ思考の大掃除をする
2.プラス思考で脳にポジティブな回路を作る
3.何事にも愛情表現を忘れない
4.全身の細胞から健康になる
5.瞑想などで脳を「人智を超えた大いなる力」につなげる
6.目標を持ち脳に眠る才能を開拓する
7.付き合う人を選んで脳にいい刺激を与える
マーシー・シャイモフ氏は、人気を得て、名声を得て、富を得ました。そして全てを手にしましたが、本人の心は、幸福になりませんでした。そのことで、彼女は幸福を探求しました。
そして、潜在的な幸福度を上げる方法として、誰もが手軽にできる、EFT のセッションを紹介しています。
注記:EFT とは、EFT(エモーショナル・フリーダム・テクニック)・感情開放テクニック。
EFTは、Emotional Freedom Technique(エモーショナル・フリーダム・テクニック)の略です。
2021-07-31 10:57:51〜2021-08-13 00:06:21 記述しました。
2021-08-17 10:26:07 2. 心の静寂・平和が実現です を追加しました。
2021-08-17 10:49:10 3. 参考サイト:幸せが成功をもたらすのです を追加しました。