燈(あかり)健康塾 正しいダイエット法

管理栄養士が健康的のための正しいダイエットに必要な栄養、や運動の仕方についてよもやま話をします。

理想は老衰死

2011-07-18 14:20:01 | 健康ダイエットを広める理由
今春、私の理想だったおばあさんが、96歳で急に亡くなりました。

働き者で、5人の子どもの母であり、沢山の孫やひ孫の中心でした。
90過ぎても、病気一つせず、反対に病気がちの70代の娘さんの世話をしました。
まさに老老介護です。
お正月と盆には、おばあさんの所に一族が集まり、おばあさんが手料理をふるまいました。

ある朝、起きて、いつも元気な人が、珍しく胸が痛いと言うので、娘さんが急いで病院に連れて行きましたが、
病院に着いて、すぐに逝きました。心筋梗塞だったのでしょうか。
連絡を受けて、あとから行った家族が間に合わないほど、逝くのが早かったそうです。

前夜の自分の食事の残り物を、きちんとラップして、冷蔵庫に入れてあったそうなので、まさか、翌日に亡くなるなんて、本人も思っていなかったのでしょう。

私は、それほど親しくはなかったのですが、口数は少ないけど、会うと元気をくれる、とても素敵なおばあさんでした。
本当は、枯れ落ちるように、痛みもなく逝く老衰死が理想ですが、仕方ありません。
自宅で急死すると警察の検視等あるそうなので、誰の世話にもならず生きてきた、おばあさんの最後らしい死に方だと思いました。と、同時に病気で苦しむ時間が少なくて良かったと思いました。

家族全員が、その死を惜しみました。
他人の私でさえ、今も惜しいと思うくらいです。

素敵だったのは、遺族が、おばあさんの残したお金を子どもではなく、将来のある孫とひ孫に均等に分けた事です。
5人の子ども達のもつ孫やひ孫の数はまちまちですが、誰も文句を言わず、スムーズに分けられました。
おばあさんは、本当に子育ても上手だったのですね。

介護はされる当人も、する家族も辛いです。

長引くと、疲れから、「早く死んでくれ」と思われたり、介護疲れで心中や親殺しが発生して不幸です。

以前、「欽ちゃん」の番組に出ていた可愛い女性タレントさんが母親の介護に疲れ、父親の墓前で自殺した事がありました。
そんな家族が少しでも減ってほしいと思います。

老衰死した経験がないので、本当に痛みが少ないのか分かりませんが、聞くところによると静かに眠るように亡くなるらしいです。

私も、前述のおばあさんのように惜しまれて死にたいけれど、それほど人柄も良くない私なので、せめて健康で誰にも迷惑をかけないで、ある日老衰で逝きたいです。


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