燈(あかり)健康塾 正しいダイエット法

管理栄養士が健康的のための正しいダイエットに必要な栄養、や運動の仕方についてよもやま話をします。

糖質制限食の落とし穴 継続できるダイエット法とは?  

2011-12-17 18:24:19 | 燈(あかり)健康塾 正しいダイエット
スープダイエットなど炭水化物断ちダイエットをしているという人も多いようです。

『糖質制限食』という糖尿病の人の為の治療食があります。
今から10年ほど前から、ある医師が自分も糖尿病に罹患し、
試みて効果を得て広めたようです。

これは、糖質を含む食物を除いた食事内容にするもので、
要は主食のご飯やパン、芋類、かぼちゃなどを除きます。

砂糖の入ったお菓子は勿論の事、果糖があるので果物も食べる事ができません。
カロリーも無制限ではなく、その人に応じた摂取カロリーがあります。

欠食や食事が不規則だと、どうしても甘い缶コーヒーや飲み物だけでなく間食が増えます。
糖質を摂取すると、食後に急激に血糖値が上昇するので、インスリンがたくさん分泌されます。

糖尿病を発症するメカニズムは、インスリンを分泌し続けて膵臓が疲れ、
インスリンを分泌できなくなったり、
血糖をコントロールできなくなったからです。
その原因となる糖質をカットし、インスリン分泌を抑え、膵臓を休ませるというものです。

三食すべてでなく、夕食だけ糖質をカットするやり方は実行できるかもしれません。
この食事治療に関しては、私も理論的に納得する部分がたくさんあり
学びたいと思っています。


以前、カロリーに関し、他のブログで「日本酒は駄目だが、焼酎なら大丈夫」という文章に関して
アルコールにもカロリーがあり、脂肪を蓄積する作用がある事を、
このブログで記した事があります。

お酒を飲む人は、おかずと酒を飲むが、ご飯を食べない事が多いので
この治療食をすると成功しやすいということらしいですが、
アルコールは両刃の剣でもあります。

適量なら良いのですが、飲みすぎると肝臓を悪くしたり肥満を促進する事になります。
お酒の好きな人が、少しのお酒で我慢できるのでしょうか。
「飲める」と言う事で限度を越さないでしょうか。

そして、食費が通常の1.5倍かかる事や、ご飯やパン、芋類などの炭水化物が好きな人には
継続しがたいようです。

その上、すでに経口血糖降下剤やインスリン注射をする人には低血糖の危険性があり、
腎機能の低下している人には適していません。
途中でやめると、当然リバウンドします。

自己流や、ネットなどで流布するやり方では、ヨーヨーダイエット状態になる人も多いようです。
個人が、ダイエットの為に、一時的に自己流にするのは、止めた方が良いと思います。

ダイエットは、無理なく出来るものでないと継続できません。
継続する事が、なにより大切です。







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