コヨーテ一人旅

早く人間になりたい

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ともに歩いた緑の道

2012年09月14日 | 映画
マイケル・クラーク・ダンカンの訃報をさっき知った。
彼といえばやはり『グリーンマイル』だ。


初めて観たのは高校生の頃にTVでやった時だったか。それまで「映画で泣く」ってのはなかった。当時の俺は感動を余り抱かず、どことなく冷めたヤツだった。
何気なく観ていたつもりだった。しかし次第にこの作品の世界にのめり込んで行った。特にジョン・コーフィ役のダンカンの魅力に取り付かれたのだ。もちろん彼だけでなく、他のキャストも素晴らしい。ストーリーも素晴らしく、作品の途中から自然と涙が溢れた。心から。
「映画とはなんて素晴らしいんだろう」と気づかせてくれた作品なのだ。


この作品が、彼がいなければ、俺の好きな映画-『ヒックとドラゴン』にも、『おおかみこどもの雨と雪』など-とは出会っていなかっただろう。
上市の素晴らしい人達とも。



訃報を知り、久しぶりに『グリーンマイル』を鑑賞した。

泣いた。
泣いた。
ただ、泣いた。



そして…劇中の彼と同じように、現実の彼も、自身のグリーンマイルを通って行った。



今はただ、安らかに眠ってほしい。
「俺はもう疲れた」なんて言うことのないように。

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