昨日留守にしている間に克子さんがキキにプレゼントを届けてくれました。大好きな「丸型爪とぎ」です。
今朝出してあげたら、すぐに飛んできて頬ずりして、しっかり座り込んでしまいました。爪とぐだけでなく、座布団としても気に入っているようです。ありがとうございました。
昨日はもう一つ留守中の届け物が来ていました。こちらは誰からかわからなかったのですが、間もなくメールが来て、ヒゲクマのお姉ちゃんからでした。有機栽培の大根だそうです。大きいので、キキが見物していました。
葉っぱをさっそくきんぴら風の炒め物に加工しました。細かく切って、唐辛子入れたごま油少々でしっかり炒って、しょうゆと砂糖で味付け、白ごまを混ぜて出来上がりです。おいしいです、晩酌の肴です。
買い物に行くので表に出たら、強い風で玄関前に落ち葉の小山ができていました。これ掃き寄せたんでなくて、風が吹き寄せたんですよ。
強い風が吹いていたんです。それで、日吉町の歩道橋の上から赤城山がこんなにきれいに見えていました。
昨日弁天ワッセで買った柚子、27個ありました。これを全部ママレードに加工します。柚子ママレードの作り方、最新版です。
柚子は皮をブラシできれいにこすり洗って、横半分に切ります。そして果汁を絞ります。ボールにカゴを重ねて種を分けられるようにして絞ります。種も使いますから捨てません。
果汁を絞ったら、表皮から薄皮を分けます。薄皮には種が混ざっていますから、種は種で別に選り分けます。果汁、表皮、種、薄皮に分別しました。
表皮は熱湯でさっとゆでます。1~2分です。それから水で冷やして、細切りします。細切りしてから茹でて、水にさらしてもよいです。どっちが切りやすいかの問題だけです。やりやすいほうでやってください。
薄皮も熱湯でさっとゆで、水に放してからざるにあげて水を絞ります。それをミキサーに入れ、ほぼ同量の水を加え、しっかりミキシングします。
種は4倍ほどの水を加えて弱火で20分から30分ゆでます。ゆでたらザルでこして種を除きゆで汁だけにします。このゆで汁はとても強いゼラチン質を含んでいます。薬効もあるらしいですよ。
材料の下ごしらえができました。右から細切りにした表皮(1.3キロ強)、種の煮汁(450ml)、ミキシングした薄皮(薄皮580g・水400ml)、果汁450ml)、レモン果汁(5個分)です。
細切りした表皮以外の材料を鍋に入れ、水800mlを加えて煮ます。白い泡がたくさん浮いてきますので、あく取網でていねいに取り除きながら煮てゆくと、白濁していた液が透明になってきます。透明になったところで、グラニュー糖3㎏を加えて煮溶かします。
煮てゆくと白い泡がまた浮いてきますから、ていねいに取り除きます。取り除かないと吹きこぼれます。20分ほど煮て味見、約200gのグラニュー糖を足しました。
煮つめ具合は、小さなガラスの容器に少し入れて、氷水で冷やして確かめます。程よい加減になったら火からおろして冷まします。
今回は表皮を加えたところからん鍋を二つにしました。これが煮あげた状態です。このまま粗熱がとれるまで冷ますのですが、ほっておくと、表面に皮膜状にゼラチン質が固まってしまいます。そうならないように時々混ぜながら冷まします。
320~330gずつ保冷用のポリ袋に詰めました。16袋できました。5.2㎏強の柚子のママレードができました。これを冷水で冷やして、冷蔵ないしは冷凍します。
たくさん作ったのは、日ごろお世話になっている皆さんにお届けするためです。水野さまもお届けいたしますよ。
鍋こびりついて残ったものは、お湯で溶かして温かい柚子の飲み物を作りました。労働の後のとてもおいしい飲み物です。
柚子5個に換算した材料を参考までに書いておきますよ。
柚子 5個、レモン果汁 1個分、グラニュー糖650g、煮るとき加える水150~200ml
こういう作り方が面倒な方に簡単な作り方も紹介しちゃいます。
① 柚子1個を横半分に切って種を除き果汁を絞ります。
② 果汁を絞った皮をさらに半分に切り、薄皮ごと薄切りにします。
③ ①の果汁と②の皮を耐熱容器に入れ、柚子の目方の50%から70%のグラニュー糖を加えてラップでカバーし、電子レンジで約2分加熱します。
④ レンジから出して、容器の中の煮かけた柚子を箸かホークでよく撹拌します。混ぜたら、もう一度2分ほどレンジで加熱して出来上がりです。
ママレードとは少し違った感じになりますが、おいしくいただけます。お試しを…
ただし、1個か2個、たくさん作るのには向いていませんよ。
次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、12月11日の朝刊に掲載予定です。内容は未定です。