朝から曇り空、遅くには雨との天気予報、裏手の広瀬川を見てたら夏みかんが色づいていました。そうだ、明日は冬至、メイ太んちに柚子もらいに行こう…
ミツマタの猫、<メイ太んち行くなら、関根昆布店にもよりなよ、刻み昆布が終わってるんだろう>、なんでそんなことをこの猫は知っているのでしょう…
まずは亀泉霊園、墓地のお掃除に立ち寄りました。年明け直ぐに父の命日が来ますから、落ち葉ぐらい片付けようと。こないだ、おゆきさんのコメントにあった通り、霊園の中央通路の両脇の桜の木はみんな伐採されてしまっていました。
「ねえ、落ち葉が邪魔だからって桜を切ったの?」、<違うみたい、年寄りになって、倒れてお墓を壊してしまうのを心配したみたいだよ…>墓地猫の解説です。
切り株を見ると、こんな具合でした。幹に洞ができてしまっていて、そこは腐っていました。若い墓地猫の解説には一理ありました。でも、切りっぱなしはいただけないやね。
左の写真よく見てください、洞の左脇に少し太くなり始めた蘖(ひこばえ)も切られています。ソメイヨシノをはじめ観賞用につくられた桜の寿命は割と短いですが、切り株や根元から生えてくる若芽(ひこばえ)もよく出ます。
長野県の高遠城址の小彼岸桜は、こういうひこばえを育てることで、同じ桜を更新させて、桜の木の数を一定にしているのだそうです。
そうなんです、高遠城址の桜は、明治維新で廃藩された時の高遠藩の藩士の数だけ植えられたので、数を維持することがとても大切なことだったのです。
それで、ひこばえを生かして、老いた親木の後継とする独特の更新技術が生まれたと聞いています。
老いた樹や大きくなりすぎた樹の伐採は仕方のないことです。でも、どんな樹も誰かの思いを伝えています。だから、きちんと後継の樹を育て、上手に更新することで、人の心を傷を小さくしてくださいな…
ヒゲクマンちの墓に降り溜まった落ち葉を隣の墓との間に捨てていたら、変な音がしました。覗きこんだら、墓地の隙間に若い墓地猫がいました。心配なく、挟まって出られないのではありません、秘密の通路のようです。
関根昆布店で刻み昆布と徳用酢昆布を買って、メイ太の家に向かいました。ほんと、こじゅ鶏が暮らしていて不思議のないところです。
こんなにたくさんの柚子をもがせてもらいました。ありがとうございます。
柚子の木の隣のカラタチに、カマキリの卵があちこちに産み付けられていました。そうだよね、ココは安全だものね…
これは、メイ太ではありません。畑をはさんで南の家で暮らしている猫のようです。畑のネズミをハンティングに行くところかもしれません。
帰り道、道路の真ん中で耳を掻いている黒猫に会いました。自転車のベルを鳴らしたら、<うっせえな…>と睨まれちゃいました。
桃ノ木橋にかかる橋をわたっていたら、下にダイサギがいました。お昼ご飯に来てるのでしょうか。
<急いでどうしたの?>、片貝の茶猫に声をかけられました。「腹減ったから、急いでるの…」、もうすぐ正午になります。
でもね、こういうの見ると自転車止めちゃうんだよね。白猫が、サンバのカラスに対峙しているんです。猫とはいえ、カラス相手は、それも3羽相手にするのは大変、やられないといいけど…
でもね、すごいんです。3羽のカラスを追い払った白猫、威風堂々の凱旋行進をしてました。さすが、良い体格してらいね…
そんなこんなで家に戻ったら、このブログへのアクセスが12時過ぎに急に増えてました。
どうしたんだろうと調べたら、「小寺弘之」というキーワードで訪ねてくるお客さんでした。
さらに調べると、共同通信が12時04分に「小寺弘之元群馬県知事死去」というニュースを配信していました。
キキが、臨時の記事を書いてくれました。ヒゲクマは今は何も言いません、言いたいことは山ほど、溢れるほどありますが…
午後、馬場川沿いの路地で見たクサギ(臭木)の実のがくです。もう葉はみんな散りました。青い実もあらかた落ちて、紅色の星形のがくが残っていました。
コチラはヘクソカズラ(屁糞蔓)のオレンジ色の実です。クリスマスのリースにとっても似合う美しい実です。
葉を茂らせているときは、「臭」とか、「屁糞」とか、ひどい名で呼ばれ、嫌われて刈り取られ、それでも残ったのが、こんなに美しい最後を飾るんですね。
人の目を避け、身を隠し、無言で消えて行くものは、どんな実を結んだのだろうかな…
夕ご飯のおかずはハムカツ、でもちょっとよく見て、いろいろサンドしてみました。向こう側は、ピンクのリンゴジャム、左はちょっぴりマヨネーズを入れたマッシュポテト、手前は塩・コショウしたマッシュかぼちゃをサンドしてみました。
面白かったです。
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次回の「ヒゲおじさん厨房に入る」(朝日新聞群馬県版)は、新年の1月8日の朝刊に掲載予定です。来年もよろしくお願いします